カシオの歴史

2000年代

2000(平成12)年

2月

耐水・耐衝撃性を備えたcdmaOne対応携帯電話「C303CA」発売

2000(平成12)年2月 耐水・耐衝撃性を備えたcdmaOne対応携帯電話“C303CA”発売

「C303CA」は、雨の中でも使用できる耐水性能や、日常でのハードなシーンでも安心して使える耐衝撃性能という、今までの携帯電話では考えられなかった、“タフネス”を徹底的に追求した、新しいスタイルの携帯電話です。液晶表示部をカバーする丸いウレタン製ベゼルや受話口・マイク部の耐水フィルタなど、耐水・耐衝撃を実現する装備を随所に採用しました。デザインも携帯電話のGショックバージョンとも言える、タフなイメージで全体をまとめてあります。また、伝送速度最大64kbpsの高速パケットデータ通信や、 “EZaccess(イージーアクセス) / EZweb(イージーウェブ)”への対応など、cdmaOne端末としても最新の機能を装備していました。 これにより、カシオは携帯電話市場に参入しました。携帯電話では後発でしたが、タフネスというカシオらしい特長が出た「C303CA」は好評で、工事現場などタフネスさが必要なシーンでの使用はもとより、若者からもおしゃれな携帯電話として受け入れられました。

C303CA
  • cdmaOneは、IDO / DDI-セルラーグループ(現au)が共同で全国ネットワークを完成させ、1999年4月より全国サービスを開始しました。
3月

腕時計型MP3プレーヤー「リストオーディオプレーヤー」(WMP-1V)発売

5月

指紋認証アルゴリズム「VeriPat TM」を開発

6月

時計販売会社「カシオ時計フランス(株)」を設立

腕時計型デジタルカメラ「リストカメラ」(WQV-1)発売

2000(平成12)年6月 腕時計型デジタルカメラ“リストカメラ WQV-1”発売

「リストカメラ」は世界初の腕時計型デジタルカメラです。縦52mm、横40mm、奥行き16mm、本体重量約32gと、自然に腕に付けられる超小型・軽量サイズを実現しました。シャッターチャンスを逃がさず撮影し、撮った画像を表示モニターで確認。パソコンやリストカメラ同士でデータ通信を行なうこともできます。時計の概念を超えた「腕につける情報機器」を掲げ、開発を進めるカシオの技術が結集した製品です。

リストカメラ
8月

リース事業でダイヤモンドリース(株)と提携

9月

ポケットPC日本語版「カシオペア」(E-700)発売

モバイル用指紋認証デバイスを開発

2001(平成13)年

4月

カシオシンガポール設立

2001(平成13)年4月 カシオシンガポール設立

ASEAN地域における生産、物流、販売の効率化を図るべく、2001(平成13)年4月、「カシオシンガポール」が設立されました。同社はASEAN域内にあるカシオグループ生産会社の一元管理、および、シンガポール国内やマレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア等の近隣諸国への営業展開も目的としています。

11月

ソーラー駆動の電波ウオッチ「WVA-300」発売

2001(平成13)年11月 ソーラー駆動の電波ウオッチ「WVA-300」発売

標準電波を受信し正確な時刻を表示する電波時計を太陽電池で駆動する時計が、2001(平成13)年に発売された「WVA-300」です。太陽電池では電力不足のため、時計に高度な機能を持たせることは不可能という業界の常識を覆しました。SOI(Silicon On Insulator)方式による省電力CPUや超小型検波ICなどの開発によって低消費電力、小型化を実現しました。

WVA-300

2002(平成14)年

1月

高知カシオTFT液晶工場第2ライン稼動開始

2002(平成14)年1月 高知カシオTFT液晶工場第2ライン稼動開始

携帯情報機器やデジタルカメラなどの需要拡大に伴い、表示用の中・小型液晶ディスプレイの需要も急速に拡大してきました。特に当社独自のHAST(ハイパー・アモルファス・シリコン TFT)液晶は、高精細、高輝度による画面の美しさ、低消費電力という優れた特長から、高知カシオではフル生産状態が続いていました。このため、 2000(平成12)年6月、既存工場の隣接地に新工場を建設し、増産体制を構築することを決定。同年10月に着工した新工場は、翌年5月完竣工。設備の搬入や試験稼動期間を経て、2002(平成14)年1月、TFT液晶第2ラインが稼動を開始しました。新ラインの稼動でTFT液晶ディスプレイの生産能力は、従来の約2倍になりました。 高知で生産されたTFT液晶ディスプレイは、デジタルカメラ、携帯電話、PDA、ビデオムービー、そして、航空機に搭載する計器表示用などの用途で、全世界で使用されました。

ヨーロッパ統括拠点「カシオヨーロッパ」をドイツに設置

2002(平成14)年1月 ヨーロッパ統括拠点“カシオヨーロッパ”をドイツに設置

欧州では統一通貨「ユーロ」の登場により人、物、金の移動がボーダーレス化し、この地域での政策や事業戦略の見直しが求められるようになりました。そこで2002(平成14)年1月、欧州経済圏のほぼ中央にあるドイツに「カシオヨーロッパ」を設置。欧州統括拠点をこれまでの英国からこちらへ移転させ、域内の現地販売会社(カシオUK、カシオドイツ、カシオ時計フランス)を統括する体制に改め、欧州全体を見据えた事業展開をおこなうことになりました。

カシオヨーロッパ
4月

au初のカメラ付きGPS携帯電話「A3012CA」をKDDIに納入開始

2002(平成14)年4月 au初のカメラ付き携帯電話 A3012CAをKDDIに納入開始

単なる通話機能だけでなく、メールを中心としたコミュニケーションツールへと進化を遂げ、なおも変わり続ける携帯電話。「A3012CA」はau初のカメラ付きGPS携帯電話として、発売と同時に大きな人気を得ました。総画素数35万画素のカメラを内蔵し、最大800枚の画像を撮影・保存。さらにau独自のGPS機能と、これに連動し画像を撮影した場所の地図や住所を表示する機能を備え、当時auの最新・第三世代インフラCDMA2000 1xに対応しました。

A3012CA
6月

世界最薄のカードサイズ液晶デジタルカメラ「EXILIM」発売

2002(平成14)年6月 世界最薄のカードサイズ液晶デジタルカメラ“EXILIM”発売

「EXILIM」は、常に携帯できる「ウェアラブル・カードカメラ」という新しいコンセプトに基づいて開発されたデジタルカメラです。胸ポケットに収まる名刺サイズの小ささ、わずか1センチ強の薄さ、そして携帯電話並みの軽さを持ちながらも液晶画面を搭載。また起動時間はわずか1秒ほど、シャッターを押してから画像を読み込むまでの時間が約0.01秒、連続撮影も0.6秒間隔で可能というクイック・レスポンスを実現。日本では2002(平成14)年6月に発売され、2ヵ月で2倍の増産が決定されるほどの人気を呼びました。海外でも地域を問わず大きな人気を集めました。

「EXILIM」 EX-S1
9月

フレクストロニクス社とエレクトロニクス機器の製造委託に関して提携

11月

Gショックの最高峰シリーズ「The G」発売

2002(平成14)年11月 Gショックの最高峰シリーズ「The G」発売

「時計は壊れやすいもの」という常識への挑戦から誕生したGショック。その優れた耐衝撃性能と、タフネス感溢れるデザインを継承し、さらに光で駆動するソーラー充電システム「タフソーラー」と、標準電波を受信し正確な時刻を表示する電波受信機能を搭載することで、正確な時を刻み続けることを可能にしたのが、Gショックの最高峰シリーズ「The G」です。

The G

2003(平成15)年

2月

中空ロールヘッドスキャナ方式のモバイル機器向け指紋認証デバイスを開発

2003(平成15)年2月 中空ロールヘッドスキャナ方式のモバイル機器向け指紋認証デバイスを開発

情報化社会の進展に伴い「指紋」などの生体データを用いた「個人認証」は、その応用領域を拡大してきました。カシオ計算機では指紋認証分野に積極的な取り組みを進め、2000年5月に指紋認証アルゴリズム「VeriPat®」を発表。同年9月にはTFTフォトセンサーと薄型光源を組み合わせた光学式指紋センサーを開発、さらに2003年2月には、アルプス電気株式会社と、携帯電話などのモバイル機器に実装し、高精度で指紋を読み取ることができる中空ロールヘッドスキャナの開発・製造・販売に関する業務提携に合意しました。 この中空ロールヘッドスキャナは、従来のラインスキャナの「指をなぞる際に像が歪む」、面スキャナの「小型化が困難」という欠点を克服した新しい指紋認証デバイスです。指先など読み取り対象物との接触面に回転式のローラーを装着することで、かかる圧力を一定に保つことができ、歪みのない正確な読み取りを可能にしています。また読み取りセンサーや光源をローラー内部に収納することで、デバイスの小型化に成功しました。

携帯電話機への搭載例
3月

薄型・ズームデジタルカメラ「EXILIM ZOOM (EX-Z3)」発売

2003(平成15)年3月 薄型・ズームデジタルカメラ「EXILIM ZOOM (EX-Z3)」発売

いつも持ち歩けて瞬時に撮影可能な「ウェアラブル・カードカメラ」というコンセプトに基づいて開発した「EXILIM」(2002年6月発売)は、全く新しいタイプのデジタルカメラとして支持を集め、高画素化やカラーバリエーションの充実など、後続のシリーズが続々と誕生するヒット商品になりました。EX-Z3は「EXILIM」シリーズで初めて320万画素・光学3倍ズームレンズを搭載した高性能モデルです。レンズ部に新開発の3段沈胴式ズーム機構、また、LSIの高密度実装をさらに進化させた「Stack MCM(Multi-Chip Module)」を基板に採用することにより、光学3倍ズームを装備しながら幅87×高さ57×厚さ22.9mm(最薄部19.7mm)の小型・薄型化を実現しました。デザイン性の高さと高性能が融合したこのEX-Z3は、2003年に国内で販売されたデジタルカメラの中でナンバーワンモデルになりました。

EX-Z3

英語以外の言語(独・仏・中)を収録した業界初の電子辞書発売

4月

カシオ(上海)貿易有限公司 営業開始

6月

カシオ創造憲章制定

2003(平成15)年6月 カシオ創造憲章制定

カシオは経営理念である「創造貢献」、正しい経営体制を維持・運営する企業統治(コーポレート・ガバナンス)、社会規範や法律などのルールの遵守(コーポレート・コンプライアンス)を、社員一人ひとりが正しく理解した上で実践に移すため、これらを明文化する作業に着手しました。2003年の創立記念日である6月1日に、3つの章からなる「カシオ創造憲章」を制定。社内への浸透活動を開始し、同年12月には、社会に向けて実践を誓う意味をこめて、これを社外公開いたしました。

カシオ創造憲章

7月

韓国LGテレコムと提携、韓国市場で携帯電話を発売

10月

高品位な表現力を普及価格で実現した電子ピアノ「Privia」発売

11月

八王子技術センター竣工

12月

データプロジェクター市場に参入

2004(平成16)年

3月

長電池寿命のデジタルカメラ「EX-Z40 / EX-Z30」発売

4月

日立製作所と合弁で携帯電話の開発会社「カシオ日立モバイルコミュニケーションズ」を設立

2004(平成16)年4月 日立製作所と合弁で携帯電話の開発会社「カシオ日立モバイルコミュニケーションズ」を設立

カシオと株式会社日立製作所は、2004(平成16)年4月1日、携帯電話の開発合弁会社「株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ」を設立しました。カシオが有する高密度実装技術、画像技術、アプリケーション技術と、日立製作所が有する高速データ通信技術、デバイスの活用技術、システム設計技術という両社の強みを融合し、携帯電話端末のプラットフォーム共有化や開発リソースの効率化による開発費用の削減、開発スピードの加速といった開発効率の向上、資材調達の一体化による製造コストの削減などを目指し、両社が合意に至ったものです。

6月

JCBと非接触ICチップを搭載した決済機能付き腕時計を共同開発

10月

デジタルコンテンツ制作会社「カシオエンターテイメント」設立

11月

フルメタルケースのソーラー電波ウオッチ「OCEANUS」「LILANA」発売

2005(平成17)年

1月

ルネサス テクノロジにWLP技術をライセンス供与

6月

中国・広東省に「カシオ電子科技(中山)有限公司」を設立(量産開始:2006年1月)

7月

耐水・耐衝撃性能を備えた折りたたみ形状の携帯電話「G'zOne TYPE-R」発売

11月

5モーター搭載のクロノグラフ「OCEANUS」発売

高知県・黒潮カントリークラブでカシオワールドオープンゴルフトーナメント開催

2006(平成18)年

2月

薄型形状にワイドQVGA液晶を搭載した携帯電話「W41CA」発売

4月

オランダで現地法人「Casio Benelux B.V.」営業開始

5月

スタイリッシュな1000万画素デジタルカメラ「EX-Z1000」発売

7月

ノルウェーで現地法人「Casio Scandinavia AS」営業開始

9月

スペインで現地法人「Casio Espana S.L.」営業開始

10月

防水・耐衝撃性に優れた携帯電話「G'zOne TYPE-V」を米国ベライゾンワイヤレスに供給

11月

米国で現地法人「Casio Latin America, Inc」営業開始

2007(平成19)年

6月

スリムなフルメタルソーラー電波ウオッチ「OCEANUS Manta」発売

7月

NTTドコモと合弁会社「株式会社CXDネクスト」を設立

8月

ネイティブ発音の英単語を10万語内蔵した電子辞書「XD-SW6500」発売

2008(平成20)年

3月

世界最速の連写性能を実現したデジタルカメラ「EX-F1」発売

4月

メキシコにて現地法人「Casio Mexico Marketing, S. de R. L. de C.V.」営業開始

6月

世界初の6局電波受信機能を備えたG-SHOCK「“RISEMAN” GW-9200」発売

7月

屋内外で高い視認性と低消費電力を両立した「Blanview液晶」のサンプル出荷開始

高性能・薄型の新世代電波ソーラームーブメント「タフムーブメント」を開発

10月

ロシアで現地法人「Limited Liability Company CASIO」営業開始

2009(平成21)年

1月

ブラジルで現地法人「Casio Brasil Comercio De Produtos Eletronicos Ltda.」営業開始

世界初の動画を合成できるデジタルカメラ「EX-Z400」発売

2月

世界初の小型ハイスピードデジタルカメラ「EX-FC100」発売

4月

イタリアで現地法人「Casio Italia S.r.l.」営業開始

8月

「カシオヒューマンシステムズ㈱」を設立

12月

耐衝撃性を備えた世界最薄のデジタルカメラ「“EXILIM G”EX-G1」を発売

耐衝撃腕時計「G-SHOCK」が世界累計出荷5000万個を達成