環境ビジョン

カシオは、2050年を見据えた長期的な環境経営方針である「カシオ環境ビジョン 2050」を、2012年4月に制定しました。また、中期的な行動指針である「カシオ環境宣言 2020」を同時に制定し、持続可能な社会の実現に向けてグローバルに活動を推進し、環境先進企業を目指します。

環境活動の基本方針

環境問題への認識と企業としての責任

カシオでは2016年度より、CSR担当のCSR推進室と、環境担当の(旧)環境企画室を統合し、CSR推進部を発足しました。
CSRと環境は元々不可分の関係ですので、本来あるべき姿になったといえますし、これによって今後、方針や施策を一本化し、より効果的・効率的な部門運営を実現していく所存です。
特に環境施策については、カシオグループのCSR推進に責任をもつ立場から、ステークホルダーへの説明責任を重視し、環境施策のあるべき姿をゼロベースで見直します。またそれによってカシオの環境パフォーマンスを確実に向上させていくことを基本方針とし、「環境先進企業 カシオ」の実現を目指していきます。

ご承知のとおり、これまでのISO14001(2004年版)では環境マネジメントシステム(EMS)の「仕組みの改善」が要求されてきました。これに対し、2015年9月に発効した2015年版では、新たに「環境パフォーマンスの改善」が要求事項となり、「形式」よりも「実績」を求める規格へと、大きく舵が切られました。
カシオは、自社のEMSによる「環境パフォーマンスの継続的な改善」を期すために、ISO14001(2015年版)を活用して推進します。
そのためにまずはISO14001(2015年版)への移行認証を確実に取得し、それによってカシオの環境活動全般の効率的な運用を図ります。また併せて環境パフォーマンスの確実な向上を図っていきます。

外部環境的には、2015年12月、COP21で「パリ協定」が採択され、日本政府はそれに応じて2016年5月に「地球温暖化対策計画」を閣議決定しました。そこには2013年度比で2030年度までに温室効果ガスを26%、2050年度までに80%削減するという中長期計画が示されています。
カシオは既に2012年4月制定の長期目標「カシオ環境ビジョン2050」において、2050年度までにCO2排出を(2005年度比)80%削減することをうたっており、これは日本政府の長期計画と軌を一にするものです。一方、カシオの中期目標である「カシオ環境宣言2020」は、2020年度までにCO2排出を(2005年比)30%削減することを目標としており、これはほぼ達成の見込みが立っています。
しかし、長期目標の「カシオ環境ビジョン2050」については、その目標達成のための道筋をSBT(Science Based Targets)に準拠して示すべく鋭意推進中です。グローバル企業として、この「カシオ環境ビジョン2050」のコミットメントの達成を確実にすることがカシオの社会的責任と認識しています。

また、カシオは環境に関するマテリアリティ(CSRの重要課題)として、1.低炭素社会の実現、2.資源循環型社会の実現、3.自然との共生、を設定しています。
いずれも、上記のCOP21やSDGsへの貢献を念頭に置いたものです。
特に、自然との共生/生物多様性の保全については、カシオの主力製品である時計のユーザーの期待を念頭に、今後、海洋や山岳地域における生物多様性保全活動に力を入れていきたいと考えています。

カシオは、このようにさまざまな環境施策を追求すると同時に、コア・コンピタンスである小型、軽量、薄型、省電力の製品を通じて社会の環境負荷低減に努め、本業によって持続可能な社会の実現に貢献していきます。

執行役員 CSR推進部 部長 小林誠

カシオ環境ビジョン 2050 と カシオ環境宣言 2020

「カシオ環境ビジョン 2050」と「カシオ環境宣言 2020」は、カシオを取り巻く社会状況の変化に対応し、環境経営をさらに進化させていくために、それぞれ「カシオ環境ビジョン」と「カシオ環境宣言」を2012年4月に改訂したものです。

カシオ環境ビジョン 2050

2050年に向けて、カシオグループは、地球の財産である「エネルギー」「資源」「生物」の持続可能な利用と共生について、独自の取り組みを考え、実行します。

新しい価値観やライフスタイルを、今までにない市場や文化として創造し、人々の心の豊かさと健全な地球環境の持続に貢献できる 環境先進企業 を目指します。

環境先進企業・・・「0→1」を生み出すカシオ、その斬新な発想と先進の技術力に基づいた製品やサービスの創造および環境活動を通じて

  • 低炭素社会の実現
  • 資源循環型社会の実現
  • 自然との共生

に貢献していきます。

カシオ環境宣言 2020

2020年に向けた行動指針

  1.  低炭素社会の実現

    カシオグループは、CO2の削減や吸収に、より一層貢献する製品やサービスを提供していきます。
    また、太陽光・風力・水力などの人と地球にやさしいエネルギーを利用する製品やサービスを拡大していくとともに、これらの再生可能エネルギーを事業活動に取り入れていきます。

  2.  資源循環型社会の実現

    カシオグループは、地球の貴重な財産である物質・材料、水の効率的な利用、代替および再利用を図り、資源生産性をさらに高めていきます。

  3.  自然との共生

    カシオグループは、生物多様性の保全活動を通じて、地球を大切にする心を育み、自然循環と事業活動の調和に取り組んでいきます。