社会とカシオ

カシオ独自のノウハウや経営資源などを活かし、良き企業市民として、広く社会に対する責任を果たしていきます。

社会貢献活動の考え方

社会貢献活動重点5分野の(次世代教育、学術・研究、環境保全、地域社会活動、文化・芸術)の概念図です。

カシオは、「次世代教育」「学術・研究」「環境保全」「地域社会活動」「文化・芸術」の5分野への活動を通じて、健全で心豊かな社会づくりを目指しています。
活動を通じて、社会とのコミュニケーションを図り、良き企業市民としてカシオに何ができるかを見極めながら、積極的に社会貢献活動を行っていきます。カシオ独自のノウハウや経営資源、並びに従業員個人が保有するさまざまな知識や経験を有効に活かして、カシオらしい活動を展開していきます。

次世代教育

出前授業、受け入れ授業の実施

カシオでは、電卓、電子辞書、楽器、プロジェクターなど、学校をはじめ教育の現場で活躍する製品を多く取り扱っています。それゆえ、国や地域によって異なる教育現場の事情、抱える課題などを把握し、最適な製品を提案・提供するなど、本業を活かして現場の課題解決、そして教育のあり方そのものの向上を図っていくことが、カシオの考える次世代への教育貢献の根幹です。

また、本業だけでなく、よき企業市民としての次世代への教育貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
カシオ計算機では、2007年より、「より広く、より深く、教育活動への貢献」という視点で、主に小中学生を対象としたオリジナルの教育プログラムを開発し、出前授業や事業所での受け入れ授業を実施しています。

出前授業のプログラム(「命の授業」)は大きく分けて、「三つの学び(絆・創造・心の成長)」、「命との触れ合い」、そして、「命と本気で向き合った事例」の3部構成となっています。まずは「絆・創造・心の成長」。子供たちとの対話を通じて、命の重さ、大切さに気付いてもらうプログラムです。次に行うのが命とのふれあい。器材を用いて心音を聞いたりすること等で命と触れ合い、命を感性で感じてもらいます。最後が「命と本気で向き合った事例」。これは、様々な困難を乗り越え、正に命を生き抜いた事例を共有し、対話をする場を設定し、「命とは、平和とは、あるいは貧困とは、環境とは」などについて、気づきと行動を醸成する場としています。2007年よりこれまで、延べ550校、5万7千人を超える生徒が受講しました。(2016年3月31日現在)

カシオグループの中でも最先端の環境配慮型事業所である八王子技術センターでの受け入れ授業は、蓄熱層や屋上緑化施設の見学や環境配慮型製品の分解・組み立て体験等を通じ、より環境面に配慮した形で展開しています。

また、その他の事業所では、エンジニアが講師となって、子供たちにモノづくりの楽しさや大切さを伝える授業なども行っています。

出前授業の写真です。
出前授業の実施
G−SHOCKの生みの親による開発ストーリーの講演の写真です。
G−SHOCKの生みの親による開発ストーリーの講演

※出前授業の詳細については、2013年版レポートの特集 「命の授業」をご参照下さい。

※八王子技術センターでの受け入れ授業については、環境コミュニケーションをご参照下さい。

学びのフェスで「電卓の分解・組立て体験教室」を実施

電卓の分解・組立て体験教室の写真です。
教室の様子

カシオ計算機は、毎日新聞社、毎日メディアカフェ、毎日小学生新聞の主催のキッズイベント「学びのフェス2015」(2015年8月)、および「学びのフェス2016春」(2016年3月)に参加し、「電卓のひみつ」というテーマで、社員による「電卓の分解・組立て体験教室」を実施しました。
本教室では、子供たち自らの手で実際に電卓を分解し、組み立ててもらい、電卓がどういう仕組みで動くのか、そして、どんエコな発想でつくられているのかを学んでもらいました。

「教員の民間企業派遣研修」に協力

カシオ計算機は、財団法人 経済広報センターが主催する「教員の民間企業研修」に2004年より毎年協力しています。同研修は、学校の先生方が企業活動についての理解を深め、その体験を子供たちに伝えてもらうと同時に、今後の学校経営に活かしていただくことを目的としています。

12年目となる2015年は、17名の先生を迎え、8月19日・20日・21日の3日間、研修を実施。本社施設や樫尾俊雄発明記念館の見学の他、各部門の担当社員によるカシオの商品開発・デザイン・商品展示・環境・CSR活動などについての講義を行いました。

先生方からは、「樫尾俊雄発明記念館では、生の14-Aを見ることができ感動しました。」「モノづくりを通して社会を豊かにしていく、社会に貢献していくという「創造貢献」の理念に大変感銘を受けました。このことは私たちの仕事にも言える事だと感じました。そして自分も、子どもたちにとっても、保護者や地域、同僚・・・にとっても「これは必要だ」と思ってもらえるような仕事をしたいと思うようになりました。」「新たなものを創造する、カシオファンを大切にするといった考え方は、職種は違っても教育に通ずる考え方であると感じました。今回の研修で得たことは、教育の場で活かしていきたいです。」などの感想が寄せられました。

次世代を担う子供たちの教育に貢献すべく、今後も、民間企業研修の受け入れを継続していきます。

樫尾俊雄発明記念館にて、「14-A」の計算のデモ(動いている様子)を見学している写真です。
樫尾俊雄発明記念館にて、「14-A」の計算のデモ(動いている様子)を見学
カシオ製デジタルカメラにてハイスピード撮影を体験している写真です。
カシオ製デジタルカメラにてハイスピード撮影を体験

「私の夢のリュックサック」チャリティ活動

カシオ中国では、貧困に苦しむ地域の子どもたちの教育を支援するため、「私の夢のリュックサック」と題するチャリティ活動を2014年9月よりスタートしました。

児童一人ひとりに通学カバンとして使えるリュックサックと文房具・学習教材などをプレゼントするとともに、授業に役立ててもらうため、各学校のニーズに応じ、カシオのデジタルピアノ、電卓、電子辞書、プリンタ、短焦点データプロジェクター、デジタルカメラやその他の教育商品を学校に寄贈しています。
<2015年度実績>
・安徽省金寨県燕子河鎮 涼亭小学校(2015年5月)
・四川省宜宾市珙県玉和苗族乡杨家村小学校(2015年9月)
・湖南省常徳市漢寿県周文庙郷先峰小学校(2015年12月)

これからもカシオ中国は「創造貢献」の理念を貫き、「私の夢のリュックサック」活動を通して子どもたちの成長と教育をサポートしていく予定です。

電子辞書の使用体験している写真です。
電子辞書の使用体験
みんなで記念撮影している写真です。
みんなで記念撮影

中国教育省の教材研究所と教育実験プログラムについて提携

カシオ中国は、2013年1月、中国教育省の教材研究所と教育実験プログラムについて提携しました。提携期間は3年間で、これまでに中国の有名外国語学校30校に電子辞書、グラフ関数電卓、デジタルピアノ、プロジェクターを提供し、教育実験プログラムを実施しています。これら教育ツールの活用により、教育と学習の幅が広がり、各学校の教育効果が向上することを期待しています。

中国教育省の教材研究所と教育実験プログラムについて提携したときの写真です。

カシオ教育奨励基金

カシオ中国は、北京大学、上海外国語大学、复旦大学、華東政法大学、北京外国語大学、天津外国語大学、華東師範大学に「カシオ教育奨励基金」を設立し、優秀な学生および優れた研究成果を上げた教員などに、奨励金を授与しています。
同奨励基金設立は、人材育成の場として重要な役割をもつこれら大学の発展を、長期的視野で支援することを目的としています。
今後も、語学、国際金融貿易、国際工商管理、マスコミ、法学、国際教育など多岐に渡る学問を支援し、学術研究の発展と振興に寄与していきます。

復旦大学の写真です。
復旦大学
天津外国語大学の写真です。
天津外国語大学

学術研究

「カシオ科学振興財団」への支援

カシオは「カシオ科学振興財団」への支援活動を通じて、科学技術の発展に貢献しています。

財団について

カシオ科学振興財団は1982年に、故・樫尾茂前会長と樫尾4兄弟によって設立されました。
我が国が技術先進国として世界に貢献するという使命を果たすには、高度な研究開発がさまざまな分野で進められるべきであるとの理念のもと、特に限られた研究費で困難な研究を続けている若手研究者による萌芽的な段階にある、先駆的かつ独創的研究の助成を主眼として、研究助成活動を展開しています。助成対象分野も電子工学・機械工学から健康関連・省エネ関連の自然科学、また人材育成・人間行動の人文科学まで幅広い分野に対応しています。
33年間の研究助成の累計は15億9,110万円(1,245件)に達しました。

第33回(2015年度)贈呈式の写真です。
第33回(2015年度)贈呈式

2015年度の助成内容

2015年度は、5分野21分類の基本テーマに加え、昨年同様、近年の社会情勢から見て重要と思われる特別テーマ(「産業の活性化を促す新技術研究」)を設定しました。
211大学に研究テーマの推薦を依頼した結果、94大学から302件という応募が寄せられ、厳正な選考審査の結果、合計40件 6,000万円の助成を実施しました。
助成研究者は30~40代が大半であり、12月4日に行われた贈呈式には次世代を担う若き研究者が多数参列しました。

特別テーマ

5件

2,500万円

A系(電子工学・機械工学)

23件

2,300万円

B系(医学・生理学)

8件

800万円

C系(人文科学)

4件

400万円

カシオ科学振興財団 研究助成金の推移

カシオ科学振興財団 研究助成金の推移をグラフで表しています。

助成研究者の声

この度はカシオ科学振興財団の平成27年度研究助成(産業の活性化を促す新技術研究(特別テーマ))に採択していただきましたこと、心から感謝申し上げます。多くの応募課題の中から私どもの研究課題を高く評価していただきましたことは、大変大きな励みとなりました。現在、採択していただきました課題である「新規蛍光偏光測定原理に基づくハイスループットタンパク質間相互作用解析システムの開発」に取り組んでいます。これは創薬や臨床診断のツールとなるような小型分析システムの開発を目的としたもので、研究成果が産業の活性化につながる技術となるようより一層努力して参ります。

北海道大学大学院工学研究院 応用化学部門
教授 渡慶次 学 様

北海道大学大学院工学研究院 応用化学部門 教授 渡慶次 学 様の写真です。

環境保全

カシオでは、G-SHOCK/BABY-Gのコラボレーションモデルの販売による環境団体への支援、中国での植樹活動、およびチューリップ・大賀ハスの里親としての協力などの環境保全分野での社会貢献活動を継続的、積極的に行っています。

※詳細については、環境コミュニケーションをご参照下さい。

果樹王国ひがしね さくらんぼマラソンに協賛

山形カシオは、「企業活動だけでなく、地元・東根市への地域貢献を通じて地域により愛される企業になろう!」と考え、「果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会」に、2004年より協賛しています。 14回目となる2015年の大会では、従業員約40名が、ランナー、給水所でのボランティアとして参加しました。 地域の方々との協力関係や信頼関係をより深く形成していくため、今後もこうした地域貢献活動を積極的に行っていきます。

給水ボランティアに参加した山形カシオ社員の写真です。
給水ボランティアに参加した山形カシオ社員

文化・芸術

カシオでは、交響楽団や文化施設への協賛等により、人々へ喜びと感動を提供するとともに、文化・芸術の継承を図っていきます。

  • NHK交響楽団への協賛
  • 東京フィルハーモニー交響楽団への協賛
  • パリ日本文化会館への協賛、など

その他

福祉作業所への商品分解・分別業務委託

カシオビジネスサービスは、「人と環境にやさしい企業」を目指し、製品廃棄におけるリサイクル活動を推進していく中で、2000年より社会福祉法人が運営する福祉作業所に、カシオ製品の分解や分別作業を委託しており、最近では主にカシオエコステーションへ送られた使用済みのテープカートリッジとインクリボンカセットの分解・分別作業を行っていただいています。
障害のある方が通う福祉作業所では、袋や化粧箱づくり、チラシ折等の軽作業が多く、分解・分別のような作業は集中力や持続力を高めることが出来、合せて作業者の方が仕事をすることによる充実感も高く『自立支援(社会教育や道徳、規則の習得)に役立っている』と評価をいただいています。今後もCSR活動の一環として作業される方々の自立支援のお役に立てるよう本活動を継続していきたいと考えています。

テープカートリッジとインクリボンカセットの分解・分別の写真です。
テープカートリッジとインクリボンカセットの分解・分別の写真です。
テープカートリッジとインクリボンカセットの分解・分別

「ホープ就労センター 渋谷まる福」によるパン・お菓子の販売

カシオ計算機本社では、障がいを持つ人たちの自立支援を目的に、2014年10月より毎月1-2回、「ホープ就労センター 渋谷まる福」(東京都渋谷区)によるパン・お菓子の出張販売会を開催しています。
「ホープ就労センター 渋谷まる福」は、障がいを持つ人たちに職業訓練や就労の機会を提供するNPO法人ホープワールドワイドジャパンの運営する就労継続支援事業所で、「働く人が幸せ、お客様が幸せ」という理念の下、おいしくて心温まる今川焼き、手作りパン、クッキーなどを製造・販売しており、同事業所を利用される方は、それぞれの目標を持って働いています。
販売会は、従業員にも大変好評で、今後も継続的に開催・支援していく予定です。

販売会の写真です。
販売会の写真です。
販売会の様子

災害被災者への支援

カシオでは自然災害などにより甚大な被災が発生した場合、被災者の方々の救済と被災地の1日も早い復興に支援を行っています。

●東日本大震災被害に対する支援活動

出前授業の実施

2015年10月、宮城県気仙沼市立馬籠小学校にて、「命の授業」を行いました。当小学校での授業は、2012年2月の開始から5回目になります。

授業風景の写真です。
授業風景
「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」および「こどもの村東北」への寄付

カシオでは、東日本大震災によって両親を亡くした震災孤児を支援するため、2011年度より「あしなが育英会」の「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」に寄付しており、2015年度は、前年同様、200万円を寄付いたしました。また、同様の目的から、NPO法人「こどもの村東北」への支援を2014年度より開始し、2015年度は、前年同様、50万円を寄付いたしました。
今後も継続して寄付を行っていきます。

一般社団法人Changeへの支援

カシオは、東日本大震災をはじめとする支援活動を継続的に行い人々の心の健康に寄与することを目指す、一般社団法人change(代表理事 妃乃あんじ氏)の活動に賛同し、プロジェクターを2015年9月に寄贈しました。本プロジェクターは、同団体の「changeなりきりプログラム」(震災の影響による運動不足解消と心のケア・予防に有効なプログラム)等に活用されています。

●ネパール地震被災に対する支援活動

2015年4月にネパールで発生した地震災害による被災者の方々の救済と被災地の復興に役立てていただくため、支援金として金200万円を特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームに寄付しました。

●台風18号による豪雨被害に対する支援活動

2015年台風18号による豪雨被害による被災者の方々の救済と被災地の復興に役立てていただくため、災害ボランティア活動の支援金として金200万円を社会福祉法人 中央共同募金会に寄付しました。

●熊本地震による被災に対する支援活動

2016年4月に発生した熊本地震による被災者の方々の救済と被災地の復興に役立てていただくため、支援金として金200万円を特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームに寄付しました。

また、カシオグループの従業員から寄付を募り、集まった金額と同額を会社としても一緒になって拠出するマッチングギフトを実施。従業員より寄せられた募金は総額2,837,427円となり、カシオグループでは、3,000,000円をマッチングのうえ義援金として日本赤十字社へ送りました。