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スピーカー内蔵 小型液晶モジュールを開発

省スペース・省電力・高音質・高画質 でモバイル機器に最適 2005年9月29日
スピーカー内蔵 小型液晶モジュールを開発
このたびカシオ計算機は、TFT液晶ディスプレイと積層型圧電セラミックスピーカーをわずか3.2mmの厚さで一体化した『スピーカー内蔵 小型液晶モジュール』を開発しました。

映像表示と音声再生機能をあわせ持つモバイル機器は、現在、市場に多く出回っていますが、液晶モニターとスピーカーは、それぞれが別々の部品として筐体内に実装されています。その場合、スピーカーを固定する部品とスピーカーの前後に音響空間を考慮した設計が必要でした。
当社では、モバイル機器に必須である薄型化・小型化をより促進するため、液晶ディスプレイと積層型圧電セラミックスピーカーをカシオ独自の薄型高密度実装技術を駆使して一体化し、約3.2mmの超薄型(液晶モジュール部:約2.4mm、スピーカー部:約0.8mm)のスピーカー内蔵小型液晶モジュールを実現しました。一体化することで、スピーカーを実装する際に必要な手間を一切省き、通常の液晶ディスプレイを実装する要領での、スピーカーを意識しない実装設計が可能となりました。


スピーカーに採用した積層型圧電セラミックスピーカーは薄型のうえ、磁石を使用しない構造であるため他の部品に磁気の影響を及ぼしません。消費電力は、ダイナミックスピーカーに比べ1/2〜1/5の低消費電力、しかも音質は音圧特性が92dB以上(ステレオタイプ)とダイナミックスピーカーと同等レベルを実現しています。

また、液晶ディスプレイ部は、カシオが独自に開発したHAST液晶を採用していますので、低消費電力で、かつ小型薄型であり、色再現性に優れた高精細な画面を実現しています。

今回開発したモジュールは、スピーカーを1個内蔵するモノラルタイプと、2個のスピーカーを内蔵したステレオタイプの両方が同じ厚さで実現でき、用途に応じて使い分けが可能です。例えば、ステレオタイプは、音質を重視する液晶ディスプレイ搭載の音響機器(PMP=ポータブル・マルチメディア・プレイヤー など)に最適です。
画面はハメコミです。
想定しているアプリケーション
デジタルカメラ、PMP、携帯電話、ゲーム機、小型テレビ等のモバイル機器
試作品の主な仕様
画面サイズ 対角2.5インチ
ドット構成 960(H) x 240(V)
厚さ 約3.2mm
タイプ モノラルタイプ/ステレオタイプ
音圧特性 86dB以上(モノラル)/92dB以上(ステレオ)
信号入力 液晶ディスプレイ部 デジタル8ビット
スピーカ部 アナログ音声入力
構成図 (ステレオタイプ)
積層型圧電セラミックスピーカー
圧電セラミックスを挟んだ電極に電圧を印加させ、圧電セラミックスの伸縮を利用して音を出す。一般的なダイナミックスピーカーのように音を増幅させるための空間がほとんど必要なく、狭い筐体内でも安定した音響特性を有している。 
  今回開発したスピーカー内蔵小型液晶ディスプレイの試作品は、10月4日から8日まで、幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2005」のカシオ電子デバイスブースにて参考出品する予定です。