信州大学医学部附属病院の所見付き症例データを初収録

医師向けダーモスコピー学習用サービスのコンテンツを拡充

画像解釈のスキル向上に役立つ期間限定イベントも開催

2016年6月1日

写真:出題画面(チャレンジ期間)
出題画面(チャレンジ期間)
写真:平均点との比較画面(結果発表期間)
平均点との比較画面(結果発表期間)

CeMDSのダーモチャレンジ画面例

カシオ計算機は、医師がダーモスコピー検査を効率的に学べるクラウドサービスCeMDS(CASIO e-Medical Data Support)のコンテンツを本日より拡充します。信州大学医学部附属病院の所見付き症例データを初収録するとともに、期間限定で出題される30問への解答結果を分析することで重点的に学ぶべき症例などを確認できる『ダーモチャレンジ』の第1回出題を、本日より6月30日まで行います。

  • 皮膚の腫瘍やホクロなどの色素病変を、ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡で観察する検査。

従来、ダーモスコピー検査で撮影した画像を解釈するためのスキル習得には、長期間に及ぶ経験が必要とされてきました。当社は昨年6月、病変の構造や血管の分布状況を顕在化させる画像解析機能を用いて効率的に学べる、無料のダーモスコピー学習用サービスを開始。昨年12月からは、所見付きの画像を収録することで学習効率の向上を実現し、全国の皮膚科医より好評を得ております。

今回、信州大学医学部 皮膚科学教室の古賀 弘志 助教・皆川 茜 医員の協力の下、信州大学医学部附属病院で蓄積してきたダーモスコピー検査の撮影画像を、所見付きで収録しました。全ての収録画像は無料(要会員登録)で参照でき、画像解析機能を使ってより学びやすい画像に変換可能です。また、収録画像を日替わりで出題する「診断トレーニング」機能でも学習できます。

CeMDSのWebページ内で開催する『ダーモチャレンジ』は、期間限定で30問を会員に出題し、翌月に結果発表を行うイベントです。第1回の問題は、信州大学付属病院の症例データに基づいて、本日から6月30日まで掲載。正解と詳細な解説は、7月1日より7月31日まで掲載します。
当社では今後もダーモチャレンジを継続的に開催し、皮膚科診療に携わる医師の学習を支援してまいります。

『CeMDS』協力者一覧
田中勝 教授(東京女子医科大学 東医療センター)、佐藤俊次 院長(さとう皮膚科)、外川八英 助教(千葉大学大学院医学研究院)、山本洋輔 助教(千葉大学医学部附属病院)、古賀 弘志 助教・皆川 茜 医員(信州大学医学部 皮膚科学教室)

第1回ダーモチャレンジの概要

チャレンジ期間(6月1日~6月30日)

CeMDSの会員を対象に、信州大学医学部附属病院で蓄積してきた画像に基づく30問を出題します。期間中いつでも挑戦でき、自分のペースで取り組めます。正解は結果発表期間まで参照できませんが、解答に迷った場合のサポートツールとして、ヒントの参照や画像解析機能を活用できます。

写真:チャレンジ期間の画面例
チャレンジ期間の画面例

結果発表期間(7月1日~7月31日)

各設問の正解と詳しい解説を参照でき、成績の分析機能も充実。サポートツールを参考にして解答した場合は、得点が減算されるシステムを採用しました。自分の得点はもちろん、解答者全員の平均点や属性(病院・診療所・学校など)ごとの平均点も判ります。また、全問を通した正答率や病名別の正答率なども確認可能なので、不得意分野も把握できます

写真:結果発表期間の画面例
結果発表期間の画面例

CeMDSの主な内容

所見付き症例データ

信州大学医学部 皮膚科学教室の古賀 弘志 助教・皆川 茜 医員、千葉大学大学院医学研究院の外川八英 助教、千葉大学医学部附属病院の山本洋輔 助教の協力により、所見付きの症例画像220枚(6月1日現在)を収録しており、今後も順次拡充の予定です。悪性黒色腫・基底細胞癌・脂漏性角化症などの代表的な症例を参照でき、所見に該当する画像の重要部をマーキング表示することも可能です。病変を顕在化させた画像を所見付きで表示することも可能で、より効果的な学習が行えます。

写真:所見付き症例データの画面例
所見付き症例データの画面例

診断トレーニング機能

日替わりの設問に答えてトレーニングを重ねることで、診断のための知見を深めることができる機能です。所見付きの症例画像を、毎日1問ずつ出題。画像の所見該当部をマーキング表示したり、病変を顕在化させた画像を参照して学ぶことも可能です。また、2段階診断法に基づくチェックシートを使った学習にも対応。症例画像と2段階診断チェックシートを同一画面上に表示し、画像を確認しながらチェックできます。

写真:チェックシートを使った学習
チェックシートを使った学習

画像解析機能

東京女子医科大学 東医療センターの田中勝 教授・さとう皮膚科の佐藤俊次 院長と当社で共同開発した、画像変換技術を用いた機能です。ダーモスコピー検査で撮影した画像をアップロードすれば、病変を顕在化させた画像に変換し、病変の特徴を解りやすく学ぶことができます。画像変換は、病変の微小変化を際立たせる「構造明瞭化画像」、肉眼では認識が困難な血管部を強調する「血管強調画像」、病理組織標本で用いられる蛍光抗体法にならった「血管蛍光色画像」の3種類から選択可能です。

写真:血管蛍光色画像への変換例
血管蛍光色画像への変換例

本件に関するお問い合わせ先
CeMDSサポートページ