皮膚疾患の自動判別に関する国際コンテストにて1位を獲得

「ISBIチャレンジ2017」
Skin Lesion Analysis Towards Melanoma Detection / Lesion Classification

2017年3月21日

このたびカシオ計算機は、信州大学と共同開発している皮膚疾患のコンピュータ診断支援システムが、ISIC主催のコンテスト「ISBIチャレンジ2017 / Skin Lesion Analysis Towards Melanoma Detection / Part 3: Lesion Classification (皮膚疾患の自動判別部門)」にて1位を獲得しましたのでご案内します。

当社は、2015年6月より病変の構造や血管の分布状況を顕在化させる画像解析機能を用いて効率的にダーモスコピー検査※を学べる、無料のダーモスコピー学習用クラウドサービス「CeMDS」を開始しました。以後、所見付き画像の収録や収録画像と所見に基づく設問を日替わりで出題する「診断トレーニング」機能、初学者向けの学習コンテンツの追加など、サービス内容を広げています。

  • 皮膚の腫瘍やホクロなどの色素病変を、ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡で観察する検査。

また、「CeMDS」の将来的なサービスの拡充を視野に入れ、2016年4月より信州大学と共同で皮膚疾患のコンピュータ診断支援システムの技術開発を開始。既存の深層学習(ディープラーニング)アルゴリズムをベースに、多数の症例画像を読み込み、機械学習を行うことで高い精度を実現する皮膚疾患の診断サポートのための技術開発を行っております。
当社と信州大学は今回のコンテストに参加するにあたり、画像変換技術を活かし、機械学習の際に症例画像の色や明るさを調整するなど学習性能向上のための画像処理や、識別対象の異なる識別器を組み合わせるアンサンブル学習をするなど、効果的な機械学習のための工夫を行った結果、スコア0.911(満点は1.000)を獲得し、1位となりました。

今後、この診断サポート技術の精度を更に高め、将来的には「CeMDS」において、皮膚科医がダーモスコピー診療で皮膚疾患の診断をおこなう際に、機械学習を用いた画像解析技術により病名の可能性を提示させることで医師の診断を補助するサービスの構築を目指してまいります。

ISIC:The International Skin Imaging Collaboration

ダーモスコピー検査の分野の標準化を進め、産業を活性化しようという狙いのもと、産学のトップレベルの関係者によって運営されているプロジェクト。

ISBI:International Symposium on Biomedical Imaging

IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc:アメリカ合衆国に本部を持つ電気工学・電子工学技術の学会)の信号処理分科会と生体医工学分科会が共催する年次大会。

ISBIチャレンジ2017

ISBIにおいて実施されるプログラムの一つ。4つのコンテストが行われており、その中の一つに「Skin Lesion Analysis Towards Melanoma Detection(メラノーマ検出のための皮膚病変解析)」に関するコンテストがあり、当社はそのうちのPart3:Lesion Classification (皮膚疾患の自動判別部門)に参加しました。

  • IEEEは、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の商標です。
  • その他のサービス名、製品名などは各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先
CeMDSサポートページ