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耐衝撃ウオッチ “G-SHOCK”から、高精細で直射日光下でも視認性の高いMIP(メモリインピクセル)液晶を搭載したフルメタルウオッチ「GMW-BZ5000」を11月14日より発売します。
AIとの共創により生まれた外装デザインを持つ本モデルについて、その魅力を商品企画担当者の小島一泰に聞きました。
時計事業部 商品企画部 第一企画室 小島一泰
―今回の新モデル開発で力を入れた点は何でしょうか
MIP液晶のようなフルドット表示を使うことは、長年のデジタル表示で一番やりたかったことでした。90年代にその技術が確立されてから、時計もその流れに乗る必要があると考えていました。
ただ、課題もありました。消費電力を抑えながら時計の中にフルドットを組み込み、それを駆動させるのは技術的に非常に困難でした。さらにソーラー駆動となると、ハードルはより一層高くなります。
そうした中で今回、ついにソーラー駆動できるMIP液晶を開発し、日常で使いやすいモデルに仕上げることができました。
斜めから見たとき(左側:MIP液晶)
―フルドット液晶の採用で何が可能になったのでしょうか
MIPはかなり視野角が広いので、細かい文字まで鮮明に表示できることが強みの一つです。それを生かした一例として、ワールドタイムの三都市表示、例えばニューヨーク、ロンドン、東京といった三都市を同時に表示できる仕様を実現しました。これは通常の液晶では困難だった機能ですね。
また、専用のスマホアプリ※を使うことで、フォントも二種類に切り替えることができます。
※「CASIO WATCHS」のダウンロードが必要です。
切り替え可能な2種類のメインフォントと4種類のフェイスデザイン
―AIを活用した開発プロセスについて教えてください
まず、デザイナーがベースとなるデザイン案を作成し、AIが40年分の“G-SHOCK”の落下試験データを活用して耐衝撃性能を維持する最適な構造案を提案します。その後、設計者が検証・調整し、再びデザイナーに戻すといったサイクルを繰り返し、開発を進めました。今回は、「MTG-B4000」で培った外観上のAI表現を踏まえつつ、AIの知見を内部の緩衝構造に適用しました。内部構造の最適化が実現したことで、新たな構造的特徴が外観デザインにも反映されています。
実際の構造では、内部に緩衝材を入れることで、ベゼルでセンターケースを覆う従来の形から、上下でかみ合わせる新しい構造に変更しました。側面から見たときの2トーン効果や装着性を向上させる形状に変化が生まれるなど、内部構造の最適化が外装と機能性の両方に反映されました。
内部に緩衝材があり、4つのビスで留めています
左がGMW-BZ5000、右が過去モデルのGMW-B5000
―AI活用で印象的だったことはありますか
新しい緩衝効果を、AIの知見を使って導き出す工程自体がこれまでにないアプローチだったので、おもしろかったですね。設計チームとAIが協働する中で、思いがけない構造が次々と生まれ、その斬新さに驚かされました。最初は率直でシンプルな提案もありましたが、G‑SHOCKの40年分の試験データと蓄積された知見があったからこそ、そこから独自性の高い新しいデザインが生まれたと考えています。
―従来の開発手法と比べたときのAIの長所は何でしょうか
これまでですと、1回作って落として、また失敗すれば作り直して……という作業を繰り返しており、さらに壊れたものを作り直す際にはかなりの時間がかかっていました。AIを利用するから素早く簡単に新しいモデルができるわけではないですが、これまで積み重ねてきた耐衝撃データを用いて効率的にシミュレーションができることは、大きな強みだったと思います。
―新構造によってフロントビスができました
表側からビスを入れると、ドライバーで回す時にすべって傷がつくことがあるので、裏面から固定しています。従来のモデルはただのくぼみだったのでお客様からは「飾りビスですよね」って言われたこともありましたが、今回のモデルではしっかりとベゼルを止めるビスになっています。
フロントビスがついた新構造(左側)
―最後に、ユーザーの皆さんへメッセージをお願いします
G-SHOCKの5000シリーズは、デジタルウオッチの基礎を築いてきた伝統あるモデルです。今回MIP液晶を搭載することで視認性が飛躍的に向上し、日常のあらゆるシーンで快適にお使いいただけるようになりました。充電を気にせず、長く寄り添える相棒のようにご愛用いただければ大変嬉しく思います。
<ニュースリリース>
視認性に優れたMIP液晶搭載のフルメタル“G-SHOCK”
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