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<3月1日~3月8日は女性の健康週間>子宮頸部観察・撮影用デジタルカメラで女性の健康を支えたい

2024年3月6日


毎年3月1日〜3月8日は「女性の健康週間」です。これは厚生労働省で定められ、ライフスタイルが多様化する中で、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を過ごすための総合的な支援を目的としたものです。国および地方公共団体、関係団体等、社会全体が一体となって、様々な取り組みやイベントなどの普及啓発活動を行っています。

女性の健康課題の一つとして、子宮頸がん、乳がんなどの病気があります。
製品として電卓や時計、電子楽器のイメージが強い当社ですが、実は子宮頸がんの早期発見をサポートする子宮頸部観察・撮影用デジタルカメラを販売しています。

子宮頸部観察・撮影用デジタルカメラ

イメージング事業から医療分野へ

2011年に展開した「イメージング・スクエア」という、現在では一般的となった「画像加工アプリ」に先駆けた、画像認識技術と色彩を強調したアート加工技術で写真と絵を楽しんでもらうコンセプトのオンラインサービスがありました。

このサービスで使用していたイメージング技術が「皮膚病の診断の参考になるのでは」と皮膚科医の方の目に留まり、2015年、皮膚科向けサービスを皮切りに、医療分野への進出を見越した専用カメラやイメージング技術の開発が開始されました。また、このカメラによって撮影された画像を使用して、医師の診断を補助する画像診断サポートの開発もスタートいたしました。

産婦人科向けカメラを開発

こうして2019年には、皮膚観察・撮影用デジタルカメラと、撮影した画像を管理できるPC用ソフトを発売開始。

その後、産婦人科医の方が当社の製品に興味を持ってくださり、医師の方々と意見交換を進めるうちに、皮膚科向けに展開していたカメラと画像診断サポートが、コルポスコピーと呼ばれる診断行為でもニーズがあることが分かり、子宮頸部観察・撮影用デジタルカメラが誕生しました。
※コルポスコピー:子宮頸がん検診で異常が見られた場合に、子宮頸部を拡大観察する検査

子宮頸がんの早期発見をサポート

子宮頸がん検診は、20歳以上の女性に2年に1回受診することを推奨している重要な検査です。
この検診で異常が見られた場合、子宮頸部を拡大鏡(コルポスコープ)で観察するコルポスコピーが行われます。これまで検査に使用される拡大鏡は、光の入らない子宮頸部表面の色や形状、血管などを観察する際に、ピントを合わせにくく、明るく照らす為に大型の照明装置も必要となり、扱いづらいなどといった悩みがありました。

これらを解消するため、「カシオならではのデジタル技術や設計技術を生かした高機能・高品質、そして小型で軽量な製品を提供しよう」と、現場のニーズを汲み上げ、持ちやすい形状、子宮頸部を十分に照らすLEDライト、専用のカメラスタンドなど、産婦人科医の方が思う「こうだったらいいのに」をヒアリングした上で機能や使い心地などを吟味し、最適化しています。
効率よく診察を行うことで、診察時間を短縮し、患者の負担軽減にも役立っています。

コンパクトかつ軽量で取り回しがよく、操作しやすいカメラスタンドも開発

カメラスタンド(カメラ装着時)

産婦人科医の方々や検診を受ける女性の皆さんの負担を軽減したい

子宮頸部観察・撮影用デジタルカメラは、皮膚観察・撮影用デジタルカメラの形状をベースにしています。
両製品とも、製品の色にこだわり、診察室で使われている医療機器を参考に、単純な白ではなく、少しだけ温かみのある白を採用しています。
また、表面は手に馴染む質感とし、凹凸の少ないシームレスな形にすることで、多忙な医師の方々が簡単なお手入れで清潔に保つことができるようにしました。丸みのある形は、診察を受ける方々に安心感を与えています。

皮膚観察・撮影用デジタルカメラ

当社は、一人でも多くの産婦人科医の皆さん、そして患者の皆さんに貢献できるよう、引き続き活動していきます。

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