３日目の強風でスコアを落とした岩田寛選手は、トップと２打差の６位タイで最終日を迎える。初優勝を狙う清水大成選手が後半３連続バーディで突き放しにかかるも、岩田選手も負けじとバーディを量産。最終ホールは惜しくもバーディとならなかったものの、後半だけで５バーディを奪い、14アンダーの単独トップで、最終組１つ前の清水選手と最終組のM・ヘンドリー選手の結果を待つことに。PAR５の最終18番ホールで清水選手は２オンに成功。イーグルなら初優勝、バーディならプレーオフという展開に。勢いよく打ったファーストパットはカップを大きくオーバーし、返しのセカンドパットは無情にもカップをすり抜けた。その結果、岩田選手は昨季2勝でツアー通算７勝目、嬉しい自身初の年間複数回となる優勝を飾った。