カシオ計算機は、商店街・地域の活性化を目的として、高円寺パル商店街振興組合と共同で来街者データの可視化に向けた実証実験を実施します。今月から2021年9月までの期間、高円寺キャッシュレスプロジェクト参加商店街 ※1 を対象に、当社の端末やサービスを順次提供。来街者の購買・顧客層・行動といった情報を収集・分析することで、商店街の課題解決や店舗運営の向上につなげます。
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※1
「高円寺キャッシュレスプロジェクト」参加商店街は、以下の通りです。
大場通り商店街・庚申通り商店街・あづま通り商店街・中通り商店街・北中通り商店街・高円寺駅西商店街・高円寺南商店会・エトアール通り商店街・パル商店街・ルック商店街・馬橋商店街
今回の実証実験では、商店街と生活者をつなぐための包括的なプラットフォームの提供を目指し、統合・蓄積・分析を行った各店舗の顧客動態や売上データを、イベントやサービスへ活用できる体制を構築します。また、実験を通じて店舗の顧客づくり・経営改善におけるIT活用の効果検証を行い、まちづくりや地域活性化を支援します。
実証実験の概要
- 実施期間:2020年11月~2021年9月30日
- 実施内容:以下を順次導入・運営
- 高円寺パル商店街の一部店舗に電子レジスター「SR-S4000」「V-R200」を設置
- ビーコン端末を設置し、顧客の動態データ取得をサポート ※2
- クラウドサービス「ECR+Premium」を提供、レジと接続して売上分析が可能な体制を構築
- 店舗の希望に応じて電子決済端末「V200c」とQRコードリーダーを設置、キャッシュレス決済への対応を支援
- 高円寺パル商店街アプリやSNSの運営を支援
- 集客支援サービスを提供
- 高円寺エリアの計11商店街に「V200c」の導入を支援
- ※2 個人を特定するデータ取得は行いません。
当社は、今回の実証実験やニーズ検証、効果測定の結果を、今後のサービス拡充や品質向上に生かすと共に、従来のプロダクトアウト型のビジネスから、店舗や商店街の課題解決をサポートするソリューションビジネス型への事業転換を目指してまいります。
高円寺パル商店街振興組合 理事長 河原 一 氏のコメント
当組合では、皆様に選ばれるより良い商店街になるべく、高円寺阿波踊りや各種イベントを開催し、組合員が一体となって運営に取り組んでいます。今回のIT導入実証実験が、商店街の更なる活性化につながることを期待します。
ご参考:関連製品・サービス情報
SR-S4000:スマホと連動して設定や売上確認が可能な電子レジスター
Bluetooth ® Low Energyに対応し、スマートフォンのアプリからレジの設定や売上確認 ※3 、店舗経営に不可欠な収入と支出に関するレポート表示などができる ※4 電子レジスターです。
商品名、価格変更などの設定、週次・月次・年次単位での店舗売上のグラフ表示、さらには日誌の作成もスマートフォンで可能。業務の効率化を図れるほか、売上情報をスムーズに可視化できるので、店舗運営に役立てることができます。また、有料のクラウドサービス「ECR+Premium」を活用すると、仕入と粗利の管理もスマートフォンで可能。加えて、顧客情報や予約の管理もでき、レジは普段使いのまま、時間や場所を選ばず店舗の状況を把握できます。
- ※3 無料の専用アプリ「CASIO ECR+」のダウンロードが必要です。
- ※4 有料サービス「CASIO ECR+Premium」への加入が必要です。
電子決済:広がるキャッシュレス決済へスマートに対応 ※5
電子決済端末「V200c」とQRコードリーダーを組み合わせることで、主要なクレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応。お客様の多様な支払いニーズにお応えします。
SR-S4000との連動により二度打ちの必要がないため、金額の打ち間違いを防止できるほか、スピーディーな会計を実現しお客様をお待たせしません。
- ※5 電子決済サービスのご利用は株式会社CXDネクストの「電子決済サービスIC」にお申し込みが必要です。
集客:スマートフォンを活用した店舗向け集客支援サービス
スマートフォンからホームページやPOP作成ができる有料サービスです。宣伝告知ができるホームページ作成機能、来店誘導に便利な予約管理、販売促進に役立つPOP作成機能、効果把握に必要な顧客管理など、集客に不可欠な機能を備えています。
- Bluetooth ® ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、カシオ計算機(株)はこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
- その他の会社名・商品名は各社の登録商標または商標です。