カシオ計算機は、三井住友銀行の「ポジティブ・インパクト金融原則適合型ESG/SDGs評価シンジケーション ※1 」と三菱UFJ銀行の「ESG経営 支援ローン」の審査において、最高評価 ※2 を獲得し、融資契約を締結しました。
- ※1 ポジティブ・インパクト金融原則とはSDGsの達成に向け、金融機関が積極的な投融資を行うための原則として、2017年1月に国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)により策定されたもので、この融資商品はDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社より同原則に適合した融資として第三者評価を取得しています。今回の契約締結に際し、当社においても当該商品の評価基準に適合している書簡を受領しました。
- ※2 三井住友銀行:評価ランクAAA(全7段階)、三菱UFJ銀行:Sランク(全5段階)
当社のESGの取り組みや情報開示、SDGs達成への貢献などの審査において、下記の点が主に評価されました。
<三井住友銀行 ポジティブ・インパクト金融原則適合型ESG/SDGs評価シンジケーション>
- 自社の事業活動に伴う環境負荷を削減するため、2050年に向けた長期環境ビジョンと2030年に向けた定量的な環境目標を設定し、国内外の関係会社におけるCO2排出量や廃棄物排出量等の実績値を把握していること。
- 教育関数事業による各国の教育レベル向上など、事業を通じて国内外の社会的課題解決に貢献していること。
- 経営理念「創造 貢献」を原点とし、社会に新たな価値を提供し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献することを掲げ、本業を通じてSDGs達成に取り組む方針を策定し、全社横断的な組織として「サステナビリティ委員会」「サステナビリティ推進部会」を設置。経営上の重要課題としてグループ全体でサステナビリティの取り組みを推進していること。
<三菱UFJ銀行 ESG経営 支援ローン>
- サステナビリティの取り組みについて、トップマネジメントが自ら関与し、ESG経営を推進するための体制を構築していること。
- マテリアリティ特定プロセスに従って、ESGに関連するリスクと機会、マテリアリティについて特定・定期的な見直し体制が整備されていること。
- 「カシオ環境ビジョン2050」及び「カシオグループ環境方針」を定め、脱炭素社会の実現に向けて、取り組みを推進していること。
今後も当社は、「創造 貢献」の経営理念のもと、人々の役に立つ新たな価値を提供し続け、社会の持続的な発展に貢献してまいります。