ラベルライター“Lateco”テープが「エコマークアワード2021 ベストプロダクト」を受賞

2021年11月18日

“Lateco”テープ
(左)“Lateco”EC-K10、(右)“Lateco”EC-P10

カシオ計算機のラベルライター“Lateco(ラテコ)”のテープが、公益財団法人日本環境協会が主催する「エコマークアワード2021」において、「ベストプロダクト」を受賞しましたのでご案内します。

「ベストプロダクト」は、2020・2021年度に認定されたエコマーク認定商品の中から特に環境性能や先進性、エコフレンドリーデザインなどに優れた商品を選考委員会が選出するものです。

ラベルライター“Lateco”は、カートリッジ自体は繰り返し使用でき内部のテープ部分だけを交換する詰め替え方式を採用しています。テープの交換時に廃棄するのは紙製の芯のみのため、従来機種に比べプラスチックごみを約97%削減 ※1 ・CO2排出量では60%以上 ※2 削減を実現しています。また、テープ巻き戻し機構を採用し印刷の始めに必ず出ていた先頭余白を最小3mmに抑え、テープのごみ削減も可能にしました。
“Lateco”本体のラインナップとしては、PC・スマホで専用ソフトを使ってラベルが作成できる「EC-P10」、キーボード一体型の「EC-K10」の2モデルを展開しています。

  • ※1 テープ単体の梱包状態にて、ネームランドテープ18mm幅、ラテコテープ18mm幅で比較
  • ※2 従来のネームランドテープと比較して原材料ごとの排出原単位を乗じて合算。(LCIデータベースIDEA version2.1)

選考理由

本商品は、ラベルライター“Lateco”用の詰め替えテープとして2020年8月に認定を受けている。従来のラベルライターは、テープ部分の交換はカートリッジ全体を取り換えることによって行われるが、本商品ではテープ部のみの交換が可能となっている。カートリッジ自体を無くしたことで、最終的に廃棄されるカートリッジ部分のプラスチックが、同社の類似製品と比較して97% ※1 削減されている。そのため、使用者にも省資源が実感できる商品である。
カートリッジ自体を無くしてしまったアイデア・発想の転換も素晴らしいが、プラスチックの使用削減、ごみを減らすことに着目した製品開発と、それを柱としたマーケティングができるカシオ計算機の経営哲学にも敬意を表したい。こうしたグッドプラクティスが、他の製造業も含めて、新しい視点での製品開発の手本となることが期待される。

今回の受賞を励みに、持続可能な社会の実現に向けた製品開発や環境活動に取り組んでいきます。

テープ詰め替え方式でカートリッジのゴミを削減
廃棄時のネームランドのごみ(左)と“Lateco”のごみ