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インドネシア教育文化省と関数電卓活用に向けた覚書を締結 | CASIO

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インドネシア教育文化省と関数電卓活用に向けた覚書を締結

関数電卓を活用した高校数学授業の定着を目指す

2022年12月21日

覚書締結の模様
(左から)川窪 百合子(在インドネシア日本国大使館 一等書記官) 
木村 卓人(カシオシンガポール ジャカルタ事務所 所長)
Dr. Soesilo(インドネシア教育文化省教師教職員総局 教職員総局協業・広報部コーディネーター)
Rohimat, S.T.(インドネシア教育文化省教師教職員総局 教職員総局管理副部門長)

カシオ計算機は、インドネシアでの教育事業において、当社のグループ会社であるカシオシンガポールと教育文化省教職員総局が、関数電卓を活用した高校数学授業の定着に向けた協業を行うことで合意し、覚書を締結しましたのでご案内します。

当社のインドネシアでの教育事業は、学校現場での関数電卓の普及を図る「GAKUHAN」活動を2008年から開始しています。授業開発の支援を通じて、教育の質の改善を目指すプロジェクトとして海外展開モデルとなり得ることから、昨年には文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクトに採択されました。

今回の覚書の締結により、当社はインドネシアの教育現場において、関数電卓を活用した探究型の数学授業を通じ、考える力や問題解決能力の養成を重視した授業の定着を図ります。インドネシアでは国家戦略として「新しい産業のニーズにこたえられる人材育成」が挙げられており、そのために生徒は分析力、評価スキル、創造力といった高度な思考スキル(HOTS※1)を身に着けることが求められています。そのため、当社と教育文化省教職員総局が一体となり、関数電卓を使った高校数学の教材開発と教師のトレーニングを現地の教育関係者と共に進めてまいります。
※1 Higher Order Thinking Skillsの略。「高度な思考スキル(技術)」あるいは「高次思考力」と直訳される。

【インドネシア教育文化省との主な取り組み】

■新カリキュラムに即した関数電卓を活用した教材を展開

当社は、インドネシアの後期中等教育※2の現場において、新カリキュラムに即した関数電卓を活用した教材(教師向け・生徒向け)の開発・作成を行い、教育文化省(教育基準・評価・カリキュラム局)により公式に承認されました。今後はインドネシア全土の教師が活用できるよう、普及活動を行っていく予定です。
※2 日本の高校教育にあたる。

教師トレーニングの実施

関数電卓を活用した数学授業の定着に向けて、教育文化省教職員総局と協力し、関数電卓を使用した教師研修プログラムの策定と実践を行い、教職員の授業実践力向上を目指します。まずは、ジャカルタ首都特別州内普通校、職業訓練校など1,000校から始め、順次州を拡大しながら展開していきます。今後はトレーニングを受けた教師が授業で実践する活動も支援していきます。

【ご参考:文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」について】

「EDU-Portニッポン」は、官民協働のオールジャパンで取り組む、日本型教育の海外展開を推進する事業です。

世界が日本の教育に大きな関心を持っている中で、日本の教育を海外に展開している取り組みを調査研究事業や応援プロジェクトとして採択しています。2016年の事業開始以降、世界45の国と地域に展開しています。

インドネシア・タイにおける当社の取り組みは、海外展開モデルとなることが期待できる案件として「令和3年度 EDU-Portニッポン 応援プロジェクト」に採択されています。「日本型教育の官民協働プラットフォーム」を通じて、現地機関との調整支援などを受けています。

【関連リンク】

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