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環境マネジメント

環境ビジョンと環境基本方針

カシオは、2050年を見据えた長期的な環境経営方針である「カシオ環境ビジョン2050」を2012年に制定し、さまざまな取り組みをスタートさせました。環境を取り巻く大きく、そして急激な変化に後れを取らぬよう、2021年に全面的な見直しを行い、以下の構成からなるカシオグループ環境理念を再構築しました。

  • カシオグループ環境ビジョン
  • カシオグループ環境基本方針
  • カシオグループ環境行動指針
  • カシオグリーンターゲット2024

これにより、最上位の「カシオグループ環境ビジョン」から、各組織の個別の環境の取組みである「カシオグリーンターゲット2024」までを同じ理念のもとに統合し、長期の方針から短期的な取組みまで相互に関連付けることが可能となりました。
また、「カシオグループ環境基本方針」の中で、環境の重要課題である「脱炭素社会の実現」「資源循環型社会の実現」「自然との共生」の3つの課題について、長期的に目指す姿を設定するとともに、「カシオグループ環境行動指針」では、ライフサイクルの視点から、バリューチェーンごとに活動指針を設定しました。さらに、「カシオグリーンターゲット2024」は、環境の重要課題の長期的に目指す姿に基づき、各組織の機能に応じて設定する3年後の到達目標とKPIであり、明確な位置付けの中で推進されます。

カシオグループ環境理念

カシオグループ環境ビジョン カシオは、健全な地球環境が、あらゆる環境的営みの基盤であることを認識し、カシオの事業活動全般を通じて環境負荷の低減に努め、将来にわたって健全で持続可能な地球社会の実現を目指します。
カシオグループ環境基本方針 カシオは「カシオグループ環境ビジョン」の実現に向けて、以下の3点を最も「重要な課題」位置づけ、長期的に目指すべき姿を描き、その実現に向けて積極的に取り組みます。
【重要課題】
①脱炭素社会の実現   :温室効果ガス2050年排出ゼロ
②資源循環型社会の実現 :事業所廃棄物の最小化、新たな採掘資源使用の最小化、使用済製品・包装材の回収の最大化
③自然との共生     :生物多様性の保全と持続的な利用
カシオグループ環境行動指針 カシオは、「カシオグループ環境方針」の実現に向けて。ライフサイクルアセスメントの視点に基づき、事業活動を7つのステージに分け、それぞれに具体的な活動指針を設定し、その達成に向けて取り組みます。
【事業活動のステージと活動指針】
①企画・開発:環境負荷低減に配慮した設計、環境配慮技術や材料を活かした製品・サービスの開発(環境価値の提供)
②調達:お取引先との協働による原材料や部品調達における環境負荷の低減
③製造:グループ事業所及びサプライチェーンにおける環境負荷の最小化
④物流:製品配送に関する温室効果ガスの削減等、環境負荷の低減
⑤マーケティング・販売:環境価値を訴求するマーケティング、ECマーケティングを通じた環境負荷低減
⑥製品使用・サービス:製品使用段階での環境負荷低減、アフターサービスにおける環境負荷低減
⑦回収・再資源化:使用済み製品や梱包材の回収・再資源化の最大化
カシオグリーンターゲット2024 カシオは、「事業活動のステージ」ごとに取り組むべきテーマを抽出するとともに、「環境基本方針」の「重要な課題」の長期的に目指すべき姿からバックキャストした2024年度までの3年間の目標とKPIを設定し、その達成に取り組みます。(3年ごとに更新)

推進体制

カシオでは2016年より環境マネジメントシステムの全社一本化を進めています。カシオ計算機の本社、羽村技術センター、八王子技術センターの3つの主要事業所の個別のISO 14001認証を統合し、2017年にISO14001:2015年版の認証を取得しました。そして3つの環境マテリアリティに対応する委員会を設置し、必要に応じてその傘下にワーキンググループを置き、それぞれ関係する部門の委員が参画して活動しています。この推進体制は従来の部門単位によるボトムアップ型ではなく、マテリアリティを基軸としたトップダウン型の体制に移行したものであり、これをISO14001で管理することにより、カシオ全社として実効性をもって環境活動をマネジメントしています。

今後はこの委員会の活動に、「カシオグリーンターゲット2024」の単年度の活動が統合され、「ISO 14001の委員会の活動」と「各組織の本来業務」の統合が図れるものと考えています。

ISO 14001 認証取得拠点一覧

認証登録拠点 取得日 備考
カシオ計算機 本社 2000年12月 2017年4月より3事業所を本社に統合して運用中
羽村技術センター 2000年10月
八王子技術センター 2000年10月
山形カシオ 本社 1997年11月  
カシオビジネスサービス 本社 2000年1月  
カシオテクノ 本社 2020年5月  
カシオヒューマンシステムズ 2001年12月  
香港カシオ 2020年11月  
カシオタイ 2012年7月  
台湾カシオ 2007年10月  
カシオ電子(深圳) 2002年2月  
カシオ電子科技(中山) 2006年10月  
カシオ韶関 2018年1月  
カシオ鐘表(東莞) 2019年9月  

※グループ全体の従業員数に対するISO認証取得拠点の人数比率は76.0%となっています。

環境教育

カシオでは環境活動を円滑に推進するため、従業員への環境教育を実施しています。環境に対する意識向上や理解促進のための一般教育のほか、各委員会やワーキンググループでは、期初に各活動ごとに必要な力量を特定し、各委員の力量を評価したうえで力量向上が必要な対象者に対して年間計画に基づいた特定教育を実施しています。

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