NEWS RELEASE
2023年10月31日
三井住友銀行および三菱UFJ銀行と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」契約を締結
カシオ計算機株式会社は、株式会社三井住友銀行(以下、三井住友銀行)および株式会社三菱UFJ銀行(以下、三菱UFJ銀行)の各行と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の契約を締結しましたので、ご案内します。
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」は、企業の事業活動が環境・社会・経済にもたらすインパクトを包括的に分析・評価し、サステナビリティ経営の実現に向けた活動を継続的に支援することを目的とした融資です。今回の評価に際しては、各行で第三者意見※1を取得し、国連環境計画金融イニシアチブにより定められた「ポジティブ・インパクト金融原則」に対する適合性が確認されています。
※1 三井住友銀行:株式会社格付投資情報センター、三菱UFJ銀行:株式会社日本格付研究所
本契約の締結にあたり、当社のサステナビリティにおける重点課題を踏まえて、主に以下のテーマが定性的、定量的に評価されました。今後も年に1度、各行によってテーマごとの目標およびKPIの達成状況がモニタリングされます。
<三井住友銀行>
- 脱炭素社会実現への貢献
- 環境負荷の低減
- 働きやすい職場環境の提供とダイバーシティの推進
- 人権の尊重とサプライチェーンマネジメントの強化
<三菱UFJ銀行>
- 多様な人材の雇用拡大・活躍推進
- 脱炭素社会・資源循環型社会の実現
- 製品ライフサイクルの環境負荷の低減
- 従業員の健康問題の発生抑制
- サプライチェーンにおける人権侵害・CSRリスク低減
当社はこれからも、事業活動を通して、持続可能な形で世界の人々の心と暮らしを豊かにできるよう、サステナビリティ経営を強化してまいります。
当社のサステナビリティ活動について
https://www.casio.co.jp/csr/
三井住友銀行「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について
https://www.smbc.co.jp/hojin/financing/sustainable/pif/
今後の目標とKPI
<三井住友銀行>
テーマ
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目標と指標(KPI)
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SDGs |
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脱炭素社会実現への貢献
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目標
①Scope1,2の削減 ・2030年度までに2018年度比38%削減 ・2050年度までに実質ゼロ達成 ②Scope3の削減 ・2030年度までにカテゴリー1,11を2018年度比30%削減 ③再生可能エネルギー導入比率の引き上げ ・2024年度までに40%以上 ・2027年度までに55%以上 KPI
①② 温室効果ガス排出量 (連結ベース、Scope1,2及びScope3カテゴリー1,11) ③再生可能エネルギー導入比率(連結ベース) |
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環境負荷低減への貢献
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目標
①2025年度までに「カシオグリーンスター製品(カシオスーパーグリーンスター製品を含む)」の売上比率90%以上を目指す ②2030年度までに事業拠点廃棄物のゼロエミッション化(埋立廃棄率1%以下)の達成を目指す ③グループ全体の廃棄物発生量を2019年度を基準とし、2023年度は4%以上削減*2 KPI
①「カシオグリーンスター製品」及び「カシオスーパーグリーンスター製品」の売上比率(連結ベース) ②事業拠点における埋立廃棄率(最終埋立処分量÷廃棄物発生量)(連結ベース) ③廃棄物発生量の削減率(連結ベース) |
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教育事業を通じた社会貢献
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目標
①「GAKUHAN」活動及び 関数電卓の開発・販売を推進 ②総合学習プラットフォーム「ClassPad.net」を主とするハード・ソフト両面における、教育のICT化を推進 ③「カシオ科学振興財団」への支援活動を通じた科学技術発展への貢献 KPI
①「GAKUHAN」活動の推進状況 ②ハード/ソフト両面における教育のICT化対応への取り組み状況 ③「カシオ科学振興財団」への支援活動取組状況 |
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働きやすい職場環境の提供とダイバーシティの推進
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目標
①女性従業員の育児休業取得率100%維持 ②男性従業員の出産/育児に係る休暇取得率50%以上 ③女性採用比率25%以上及び女性幹部比率の向上 KPI
①女性従業員の育児休業取得率 ②男性従業員の出産/育児に係る休暇取得率 ③女性従業員の採用及び登用 |
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人権の尊重とサプライチェーンマネジメントの強化
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目標
①人権課題チェックの実施率及びフィードバック実施率100%(毎年) ②CSRアンケート実施率・回収率100%(毎年) KPI
①人権課題チェックの実施率及びフィードバック実施率(国内外の全営業系グループ会社) ②一次取引先におけるCSRアンケート実施率・回収率(連結ベース) |
2023年度以降、目標指標及び評価項目が変更された場合には、変更後の目標・項目を本件PIFモニタリング項目の対象とします。
※2 2024年度以降、前年度目標+1%の削減目標を設定します。
<三菱UFJ銀行>
テーマ
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目標と指標(KPI)
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SDGs | |||
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・ASEAN諸国に注力した「GAKUHAN」活動の推進
・「ClassPad.net」を用いたICT活用実践/ICT活用実践を踏まえた効果検証により学校現場との共創を強化し、様々な学習支援を推進 |
目標
①「GAKUHAN」活動及び 関数電卓の開発・販売を推進 ②総合学習プラットフォーム「ClassPad.net」を主とするハード・ソフト両面における、教育のICT化を推進 KPI
①「GAKUHAN」活動の取組み状況 -ASEAN諸国をはじめとする新興国での活動エリア拡大等 ②ハード・ソフト両面における、教育のICT化対応への取組み状況 -中学校や高校とのデジタル学習支援に関する協定や、各種ICT活用の実践等 |
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多様な人材の雇用拡大・活躍推進
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目標
①女性マネージャー比率:10%(2030年度、単体ベース) ②新卒女性採用比率:25%以上(2030年度、国内カシオグループ) ③女性育児休業取得率:100%(2030年度、単体ベース) ④男性育児休業取得率:100%(2030年度、単体ベース) ⑤障がい者雇用率:2.7%以上(2030年度、国内カシオグループベース) KPI
①女性マネージャー比率(単体ベース) ②新卒女性採用比率(国内カシオグループベース) ③女性育児休業取得率(単体ベース) ④男性育児休業取得率(単体ベース) ⑤障がい者雇用率(国内カシオグループベース) |
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温室効果ガス排出量排出量削減
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目標
①Scope1,2の削減 ・2030年度までに2018年度比38%削減 ・2050年度までに実質ゼロ達成 ②Scope3の削減 ・2030年度までにカテゴリー1,11を2018年度比30%削減 ③再生可能エネルギー導入比率の引き上げ ・2024年度までに40%以上 ・2027年度までに55%以上 KPI
①②Scope1,2,3排出量(連結ベース) ③再生可能エネルギー導入比率(連結ベース) |
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廃棄物削減
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目標
2030年度までに事業拠点廃棄物のゼロエミッション化達成を目指す。 ゼロエミッションの定義:埋立廃棄率=(最終埋立処分量÷廃棄物(有価物含む)発生量)×100が1%以下であること KPI
埋立廃棄率(連結ベース) |
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製品ライフサイクルの環境負荷の低減
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目標
「カシオグリーンスター製品」及び「カシオスーパーグリーンスター製品」の売上比率を、2025年度までに90%以上に引き上げ KPI
「カシオグリーンスター製品」及び「カシオスーパーグリーンスター製品」の売上比率(連結ベース) |
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「持続可能な紙」の利用向上
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目標
「持続可能な紙」の利用比率を2030年度までに100% KPI
「持続可能な紙」の利用比率(連結ベース) |
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従業員の健康問題の発生抑制
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目標
①定期健康診断受診率100%(2030年度) ②適正体重維持者率70%以上(2030年度) ③喫煙率10%(2030年度) KPI
①定期健康診断再検査受診率(単体ベース) ②適正体重維持者率(単体ベース) ③喫煙率(連結ベース) |
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直接操業/サプライチェーンにおける人権侵害の発生低減
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目標
毎年の人権課題チェックの実施率及びフィードバック実施率100% KPI
人権課題チェックの実施率及びフィードバック実施率(連結ベース) |
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サプライチェーンにおけるCSRリスク低減
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目標
毎年の一次取引先におけるCSRアンケート実施率・回収率100% KPI
一次取引先におけるCSRアンケート実施率・回収率(連結ベース) |