2006年入社
サステナビリティ推進室 室長 M.K
キャリアへの不安はあったが、先輩の存在が支えに
出産したのは30歳のときでした。ちょうど仕事がとても楽しい時期だったので、産休に入ることには少し名残惜しさもありました。ちょうど時計の広報担当としてG-SHOCKの周年イベントにも携わり、モチベーションが高まっていた時期だったので、このタイミングで産休を取った後、どれくらい働けるかなという不安はありましたね。
ただ、広報にはすでに産休を取得している女性の先輩がいたので、そこまで大きな不安はありませんでした。制度の存在よりも、実際に使っている先輩の姿が見えていたことの方が、心理的な支えになっていたと思います。
上司の配慮で、ゆとりある産休に
出産は12月だったのですが、当時の上司が「期をまたぐから10月から有給を取って休んでいいよ」と言ってくれました。そのため、10月から休みに入ることができました。当時としては、比較的ゆとりをもって産休を取れたと思います。産休と育休を合わせて、最終的には1年半ほど休みを取りました。
1時間の時短勤務で、18時15分のお迎えに走る日々
復帰後は時短勤務を利用しました。就業時間の前後でそれぞれ1時間の時短を取得し、16時半頃には会社を出て保育園のお迎えに向かっていました。ただ、仕事の状況によっては17時頃になってしまうこともあり、18時15分までのお迎えに間に合うように走って駅へ向かうことも多かったです。
さらに子どもが1歳のとき、夫が山口県へ転勤になりました。実家が近くにあったので助けてもらうこともできましたが、送り迎えは基本的に自分で対応していました。
当時と今を比べて変わったと感じるのは、在宅勤務と時差勤務が使えるようになったことですね。妊娠中に通勤が大変な時期もあったので、在宅できるのはいいなと思います。時差勤務ができるとお迎えの時間の融通も利くので、働く選択肢が増えて良かったと思います。
「どう働きたいか」を大切にする
管理職になった今、産休明けの部下との復帰前面談では、必ずどういう働き方をしていきたいかを確認するようにしています。
復帰してやる気を持って戻ってきたのに、仕事を任せてもらえないとストレスになることもあると思います。逆に、子育てを優先したいという人もいます。自分がどう働きたいのかを周囲に伝えることがとても重要だと思っています。
自分の成長から、誰かのためへ
子どもができる前は、仕事を通じて自分が成長したい、成果を出したいという思いが強かったと思います。割と自己実現への願望が強いタイプで、自分がこれを達成したい、成長したいというのが、子どもを産む前は強かったですね。それが、子どもが生まれてからは、年齢的な部分もありますが、社会とのつながりについて考えることが増えました。自分が実績を上げたいというより、社会にとって価値のあることをしたいという思いが強くなった気がします。
管理職になったこともあり、後輩が成果を出せるようにサポートしたり、誰かの役に立つ仕事をしたいという気持ちが強くなりました。
やりたいことをやらせてあげたい
部下への接し方で意識しているのは、「やりたいことに挑戦できる環境をつくること」です。自分も一般職で働いた時に、上司にいろんなことをチャレンジさせてもらいました。失敗もあれば上手くいったこともありますが、何もやらないことには成長ができないと思うんです。何かにチャレンジできるように働きかけたり、自分がやりたいというモチベーションを上げてもらえることを意識して接しています。
また、日常の工夫として心がけているのは「不機嫌を出さないこと」。なるべく自分で自分をご機嫌にするようにして、日々機嫌よく過ごすことを意識しています。上司が機嫌よく過ごすことで、部下が話しかけやすい雰囲気が生まれると考えているからです。
「人に優しい会社」は、制度ではなく文化から
カシオは、優しい社員が多い会社だなと感じます。これは制度というより、文化の部分だと感じています。「これは私の仕事」「これはあなたの仕事」というような線引きよりも、良いものを作るためなら誰かが助けるという雰囲気があります。そういう文化は多くの社員が感じているのではないかと思います。
就職活動中の方には、会社の制度の充実度だけ見るのではなくて、会社の雰囲気やそこで働く人の姿も大切に見てほしいと思います。採用担当や先輩社員と話す機会があると思いますが、そのときに感じる空気感や考え方に共感できるかどうかを見ることが会社選びの大きな判断材料だと思いますね。