事業拠点での取り組み
カシオタイでの取り組み
断熱材使用によるエネルギー使用量の削減
場内リフロー装置及び乾燥機の排気口部分に断熱を施して熱伝導を遮断することにより、エアコンの冷房負荷を軽減しました。それによりエネルギー消費量を年間4,651Kwh削減できました。


CO2排出削減のために通勤バスを導入
カシオタイでは合計52台のバスを保有し、毎日の通勤手段として従業員に提供しています。約2,300名の従業員が通勤バスを利用し、この施策により年間1,664トンのCO2排出量を削減できました。
項目 | 消費率 (km/L) ※1 |
距離 (km) ※2 |
排出係数 (kg-CO2/L) ※3 |
数量 ※4 |
日/年 | GHG排出量 (kg-CO2/年) |
特記事項 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
導入前 | オートバイ (ガソリン) |
50 | 60 | 2.32166 | 1,840人 | 264 | 1,353,323 | |
自動車 (ガソリン) |
14.763 | 60 | 2.32166 | 460人 | 264 | 1,145,874 | ||
合計 | - | - | - | - | - | 2,499,198 | ||
導入後 | バス (ディーゼル) |
2.6 | 60 | 2.58496 | 53台 | 264 | 834,664 | |
導入前後の差 | - | - | - | - | - | 1,664,534 | ▲削減 |
- ※1 タイ王国の科学技術環境省公表値
- ※2 従業員の平均通勤距離(往復)
- ※3 カシオグループ算定基準より(日本の地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく排出係数)
- ※4 導入前のオートバイ/自動車の人数は全従業員のうち、バイク通勤80%、車通勤20%として算出

独自の太陽光システムを導入
カシオタイでは、現地の強い日差しを利用した、独自の太陽光システムが導入されています。ソーラーパネルによる電力を使用して、排熱用電動ルーフファン、倉庫内の日中照明、貯水池の空気取り込み用撹拌機を駆動しています。






山形カシオでの取り組み
最新省エネ空調設備の導入
2018年5月に稼動を開始した時計専用の新工場では、「FFU ※1と天井カセット式エアコン複数設置の空調方式」「ゾーニング」「クリーンルームの空調機能の分離」等、最新の省エネルギー空調システムを採用し、生産状況に応じた効率的な運用を可能としました。
- ※1 FFU:ファンフィルタユニット。ファンで吸い込んだ空気をフィルタを通して清浄化し、クリーンエアとして送り出す装置。


カシオアメリカでの取り組み
カシオアメリカでは、長年にわたって省エネルギー対策を進めています。2018年は前年に続き、米国環境保護庁(EPA)のENERGY STAR Awardを受賞しました。これはデータセンターにおける使用電力のデータを把握し、効率的に管理する取り組みや、ビルディングマネジメントシステムを活用して冷暖房を効率的に使用する取り組みが認められ、評価されたものです。このENERGY STAR Awardはこれまで2012年、2013年、2016年、2017年にも受賞しており、2018年で5度目の受賞となります。
またカシオアメリカでは小売電気事業者とグリーン電力100%メニューを契約しています。
カシオアメリカは引き続き、持続可能な社会の実現に向けて、環境に配慮した取り組みを進めていきます。


八王子技術センターでの取り組み
八王子技術センターではCO2排出削減のために施設に自動日射制御ブラインドや緑のカーテンを取り入れています。自動日射制御ブラインドは太陽の位置を算出し、同時にセンサーで日差しの強さを検出し、自動的に開閉することで、冷暖房負荷を軽減します。2012年からは、夏季の節電対策としてグリーンカーテンも併用して、更に冷房負荷軽減の取り組みも行っています。水やりや肥料、 日照とのバランスに試行錯誤し、今では、2種類のアサガオによりカーテンは幅8m50cm、高さ10mほどに成長するようになり、地域の方も撮影に訪れたりしています。
また、このグリーンカーテンの取り組みは、2017年より八王子市「みどりのカーテンコンテスト」団体部門に応募しており、2017年の最優秀賞をはじめとし、2年続けて入賞しています。


LED照明の導入
カシオは消費電力削減のため事業拠点へのLED導入を推進しています。 これまでに初台本社、羽村技術センター、八王子技術センター、 山形カシオ、カシオ電子科技(中山)、カシオタイ、カシオアメリカ、カシオメキシコマーケティング、カシオ韶関 など多くの拠点で導入を実施し、LED照明によるCO2の排出を大幅に削減しました。


