社会貢献活動
マネジメント
課題認識
カシオは国内外で幅広く事業を展開しており、各地域で事業を継続するためには、地域社会ごとに異なる課題やニーズを的確に把握し、誠実に応えていくことが重要だと認識しています。近年、企業には経済的価値の創出だけでなく、社会や環境への配慮や貢献も強く求められています。カシオは、社会貢献活動を通じて地域社会との信頼関係を築き、共に発展していくことを重視しています
カシオグループとの関わり
カシオは、地域社会の期待に応え、社会的課題の解決に寄与する活動を通じて、企業としての信頼性を高めるとともに、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。今後も、地域社会との対話を重ねながら、グローバル企業としての責任を果たし、社会全体の持続可能な発展に貢献していきます。
方針
カシオは、「次世代教育」「環境保全」「地域社会活動」「福祉・社会的包摂」「スポーツ・文化」の5分野への活動を通じて、健全で心豊かな社会づくりを目指しています。
活動を通じて、社会とのコミュニケーションを図り、良き企業市民としてカシオに何ができるかを見極めながら、積極的に社会貢献活動を行っていきます。カシオ独自のノウハウや経営資源、並びに従業員個人が保有するさまざまな知識や経験を有効に活かして、カシオらしい活動を展開していきます。
活動を通じて、社会との積極的なコミュニケーションを図り、良き企業市民としてカシオに何ができるかを常に見極めながら、社会貢献活動を行っていきます。また、カシオ独自のノウハウや経営資源、そして従業員一人ひとりが保有するさまざまな知識や経験を最大限に活かし、カシオらしい社会貢献活動を展開していきます。
体制
ブランドコミュニケーション本部サステナビリティ推進室を中心として、関連部門や国内外のグループ会社と連携を図りながら、社会貢献活動の方針を踏まえ、地域に根差した社会貢献活動を推進しています。
活動実績
次世代教育
小学生に、人の役に立つ発明を考えてもらう「発明アイディアワークショップ」を実施
カシオ計算機の開発者が、2017年より、小学生を対象とした、誰かの役に立つための発明を楽しみながら考える「発明アイディアワークショップ」の講師を務めています。
このワークショップは、カシオ計算機の創業者の一人であり、数多くの発明をした樫尾俊雄の業績を後世に伝える一般財団法人樫尾俊雄記念財団が、「発明で社会に貢献する」姿勢を伝えるために、カシオ計算機創立60周年である2017年より始めたものです。
カシオ計算機からはG-SHOCKの開発者が参加して講師を務め、子どもたちに「人の役に立つ発明」のアイディアを考えてもらっています。G-SHOCKの開発ストーリーを紹介し、発想を柔らかくする頭の準備体操をした後、講師とスタッフが子どもたちと話しながらアイディアを出してもらいます。
これまで、日本各地の小学校や学習塾、学童クラブなど34ヶ所で実施され、今までに総勢1,296名の発明家のタマゴが誕生しました。
2024年度は北海道白老郡白老町、東京都品川区、和歌山県和歌山市、東京都羽村市、東京都文京区で開催。東京都品川区では環境をテーマに開催し、子どもたちからは「頭につけて冷却や暖をとるバンド」や「ハンドルやサドルを水で冷やしてくれる自転車」などの猛暑対策のアイディアが多く出されました。和歌山県和歌山市ではオリジナルの時計を考えてもらい「手が動かせない人や目が不自由な人の役に立つ、音声で時刻を教えてくれる時計」「ママがピンチの時に、ミサイルを発射してママをすぐに助けられる時計」「災害が起こった時にパパやママに居場所を教えられる時計」などのアイディアが生まれました。
ワークショップ風景
学びのフェスで「電卓の分解・組立て体験教室」を実施
カシオ計算機は、次世代を担う子どもたちにモノづくりの楽しさを伝えたいという思いから、毎日新聞社、毎日メディアカフェ、毎日小学生新聞が主催するキッズイベント「学びのフェス」に2014年より継続して出展しています。イベントでは、子どもたち自らの手で電卓を分解・組み立てし、電卓の仕組みやエコな発想を学んでもらっています。
2024年度は、2023年8月開催の「学びのフェス2024 夏」と2025年3月開催の「学びのフェス2025春」に出展。あわせて205名の子どもたちが受講しました。
ボランティアとして参加した従業員が講師役を務め、子どもたちに「小型・軽量・薄型・省電力」というエコ設計のカシオ製品の特長や計算機の進化の歴史、電卓の中身や計算の面白さについて、クイズやマジックなどの体験型プログラムを通じて、楽しく分かりやすく伝えました。今後もこのような活動を通じて、次世代を担う子どもたちの教育支援を行っていきます。
教室風景
キーパーソン21との連携によるキャリア教育支援
キーパーソン21は、キャリア教育の認定NPO法人であり、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出し、自分らしい未来を主体的に選択する力を育む活動を行っています。
次世代教育に重点を置くカシオ計算機は、同団体の活動趣旨に賛同し、2016年度より支援を開始しました。
2024年度は、カシオ計算機の本社のある渋谷区内の小中学校3校に対して講演型と体験型の2種類のキャリア教育プログラムを実施。延べ28人の従業員が参加しました。
さまざまな職業や働き方を知り、自分の将来を考えるきっかけにすることを目的とした講演型プログラム「おもしろい仕事人がやってくる!」では、自身の子ども時代の経験や仕事への想いをわかりやすく伝え、生徒たちの共感を得ました。。質問コーナーでは仕事や日常生活に関する多彩な質問が寄せられ、生徒たちが積極的に参加しました。従業員は一つ一つの質問に丁寧に答え、子どもたちも真剣に耳を傾けていました。また、子どもの主体性を引き出すことを目的とした体験型プログラム「すきなものビンゴ&お仕事マップ」も実施しました。まず、従業員の自己紹介を通じて、子どもたちに会社のさまざまな部署や役割を紹介しました。その後、グループワークに移り、子どもたちと従業員が互いの好きなものや場所について共有し、コミュニケーションを深めます。最後に、従業員やキーパーソン21のスタッフのサポートを受けながら、子どもたちは自分の好きなことが世の中のどんな仕事や可能性に繋がっているかを考え、将来の展望を広げていきました。
2024年度までに累計で2,000人を超える生徒にプログラムを提供しました。
キーパーソン21との協働の結果
プログラム実施回数 |
従業員参加人数 |
実施生徒数 |
|
|---|---|---|---|
2016年度 |
3 |
12 |
186 |
2017年度 |
3 |
34 |
227 |
2018年度 |
3 |
31 |
229 |
2019年度 |
4 |
53 |
248 |
2020年度 |
3 |
7 |
245 |
| 2021年度 | 3 | 30 | 229 |
| 2022年度 | 3 | 22 | 204 |
| 2023年度 | 3 | 26 | 197 |
| 2024年度 | 3 | 28 | 266 |
| 計 | 28 | 243 | 2031 |
※詳細についてはこちらをご参照ください。
武蔵野美術大学との産学協同プロジェクト
2017年度より武蔵野美術大学との産学協同プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、留学生の日本語学習への支援を出発点とし、武蔵野美術大学の学生たちが日本の多文化共生を支えるさまざま々な取り組みを取材。その過程で得た気づきを社会に発信・共有することを目的としています。カシオは教育事業やプロモーションの見識を活かし、学生の活動をサポートしています。
2024年度は「共生」をテーマに掲げ、食と戦争、LGBTQ、児童擁護施設の3つの視点から取材を重ねました。異なるテーマを通じて、共に食卓を囲むことの大切さと難しさを学生たちは実感しました。年度末には「ひとつのテーブルの上で-みんなで話す共生のかたち」と題したイベントを開催し、約50名の参加者と共に取材成果を共有し、多様な背景を持つ人々が共に生きるための考えを深めました。半年間の活動を通じて得られた気づきは、学生たちの貴重な学びとなり、今後の多文化共生の推進に繋がっています。 詳細については下記ページをご参照ください。
教育関連コンテストへの協賛
カシオ中国では、次世代を担う人材の育成に向けて、教育関連のコンテストの協賛を通じ支援を行っています。
第16回上海外国語大学「カシオカップ」中国日本語専攻学部生・大学院生スピーチ・ディベート大会
第16回中国日本研究「カシオカップ」優秀修士論文賞授賞式
経済的困難を抱える子どもたちの「学び」を支援
カシオでは、CASIOオンラインストアで販売した電卓「S100X/S100NB」の売上の一部を、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンに寄付しています。経済的な困難を抱える子どもたちに対して、学習塾や習い事、体験活動等で利用できるスタディクーポンを提供する活動に役立てられます。
※詳細についてはこちらをご参照ください。
環境保全
世界海洋デーに合わせたビーチクリーンイベントを開催 - G-SHOCK × サーフライダーファウンデーション
2024年6月8日、「世界海洋デー(World Oceans Day)」に合わせ、神奈川県・辻堂海浜公園にて、G-SHOCKとサーフライダーファウンデーションによるビーチクリーンイベントを開催しました。当日は、G-SHOCKと同団体のコラボレーションモデル「G-5600SRF」の発売を記念し、カシオ従業員40名を含む延べ264名が参加。地域の皆さまとともに、海岸の環境保全活動に取り組みました。
回収されたゴミの多くは、ストローやキャップなどのプラスチック類、針金などの金属類、流木や木片、たばこの吸い殻などでした。特に、街でポイ捨てされたゴミが風や川を通じて海に流れ着き、砂浜に打ち上げられるという現状や、環境への影響が深刻な「海洋マイクロプラスチック」問題についても理解を深める機会となりました。
参加者からは、「自分がきれいにしたエリアからゴミがなくなるのは嬉しい」、「想像以上に小さなゴミがたくさん落ちていた」といった感想が寄せられました。
本イベントを通じて、日頃からの適切なゴミ処理の大切さや、見えにくい環境課題への気づきを共有することができました。最終的には、会場周辺が見違えるほどきれいな状態になり、多くの方が達成感を感じていました。
カシオは今後も、持続可能な社会の実現に向けて、さまざまな社会貢献活動を推進していきます。
参加者受付には長蛇の列が!!
イベントで集まったゴミ
三陸ボランティアダイバーズの支援
山形カシオは、2016年より同社が開発・製造するダイブトランシーバーLogoseaseを無償で貸し出し、三陸ボランティアダイバーズの活動を支援しています。
三陸ボランティアダイバーズは、東日本大震災からの復興を目指して設立された特定非営利活動法人で、漁業再興や海洋環境の回復に取り組んできました。「復興」が節目を迎えつつある現在は、海の環境再生と漁業支援を主な活動とし、地域の子供たちへの環境教育にも力を入れています。
近年、生え始めた海藻を大量発生したウニが食べ尽くし、岩肌が真っ白になる「磯焼け」が深刻化しており、三陸ボランティアダイバーズは、海中環境のモニタリング調査、ウニの駆除・移植、海藻の増殖などの藻場再生活動を行っています。かつては、水産業者にとってダイバーは「密猟者」と見られがちで、藻場再生活動にも懐疑的でした。しかし、ダイバーの地道な活動により藻場が再生したエリアでは、ウニの身入りが良くなり、アワビも増加し、資源が回復しています。この成果により、地域の目や意識が変わり、今では地元水産業者とダイバーが積極的に交流しています。養殖場を観察するダイビングツアーも開催され、水産業に新たな観光資源としての可能性を見出しています。
養殖業を含む水産業の持続可能性を高めるためには、海洋環境の維持・改善が不可欠です。特に藻場の再生は二酸化炭素の吸収源として地球温暖化対策にも重要です。しかし、磯焼けなどの問題はまだ広く知られておらず、公的な取り組みも進んでいません。その中で、三陸ボランティアダイバーズの活動は全国のロールモデルとして重要な役割を果たしています。
三陸ボランティアダイバーズの活動に参加する多くは一般のレジャーダイバーやスノーケラーであり、彼らが海の環境再生活動の最先端を担っています。山形カシオは、レジャーダイバーが気軽に使える水中通話装置Logoseaseの貸与を通じてこの活動を支援し、海の豊かさを守る取り組みや気候変動対策を推進していきます。
三陸ボランティアダイバーズの水中作業をロゴシーズが支援(写真は藻場再生)
地域社会活動
チューリップ・大賀ハスの里親
東京都羽村市では「根がらみ前水田」の保全と、稲作後の水田の有効活用を目的としてチューリップなどの栽培を推進しており、羽村市に技術センターを構えるカシオは2004年よりチューリップ・大賀ハスの里親になっています。
約23,000m2の水田に約40万球が植えられた関東最大級のチューリップ畑にはさまざまな品種を咲かせ、4月に行われるチューリップまつりには毎年多くの観光客が訪れています。
大賀ハスは水田300坪のうち、150坪のオーナーとなり育成に協力しています。羽村市の農業後継者の方々が根がらみ前水田で育てており7月中旬~8月中旬にかけて花を咲かせます。大賀ハスは1951年に故大賀一郎博士の指導のもとに千葉県の検見川遺跡から発見された弥生時代(約2000年前)の古代ハスです。
果樹王国ひがしね さくらんぼマラソンに協賛
山形カシオは「企業活動だけでなく、地元・東根市への地域貢献を通じて地域により愛される企業になろう」と考え、「果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会」に、2004年より協賛し、大会への参加はもちろん、大会当日の給水所の協力などで間接的にも協力しています。
福祉・社会的包摂
「一反パートナー」を通じた社会課題解決支援
「一反パートナー」とは一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会が主催する法人向け事業で、企業が1シーズンを通じて福祉事業所の米作りを支援するものです。支援先の福祉事業所では、そこで働く障がい者の方々が借り受けた耕作放棄地を田んぼに変え、無農薬、無肥料の自然栽培でお米を作ります。企業は一反当たりの収穫米を出来高にかかわらず一定金額で買い取ることで、「障がい者の方々の働きがいと収入アップの両立(自立支援)」、「耕作放棄地の復活」、「安全な食材の提供」を目指します。
カシオは、この活動の趣旨に賛同し、2017年より毎年2反分を支援しています。また、教育の一環として社内ボランティアを募り、春の田植え、秋の稲刈りを福祉事業所の利用者とともに実施しています。参加する従業員にとっても、障がいのある方と実際にコミュニケーションをとることで感じることや気づくことが非常に多く、それは日ごろの生活や業務からは得ることのできない新たな視点や学びに繋がります。
「一反パートナー」を通じて、事業が目指す社会課題の解決に貢献するとともに、こうした従業員の気づきや学びが、障がいのある方への理解促進や社会課題解決に向けた新たな事業や製品・サービスにつながることを期待しています。
また、収穫したお米は社員食堂で提供し、活動を社内周知するとともに、本社近隣にあるこども食堂へも提供しています。
2024年度は、2024年8月に当社従業員とその家族16名が田植えを体験。2024年10月には、当社従業員とその家族26名が参加し稲刈りを行いました。
2017年からの参加者は、従業員とその家族のべ284名にのぼります。
参加者全員で稲刈り
認定NPO法人親子はねやすめ「レスパイト旅行」へ協賛・参加
医療技術の進歩により救われる命が増える一方、医療機器によるケアを日常的に必要とする子どもたちも増加しています。ご家族は24時間体制で介護にあたり、強い緊張感の中で休息の時間を持つことが難しい状況です。また、親が介護に忙しいため、きょうだい児は親に甘えることもできず、我慢を強いられる環境に置かれることが少なくありません。救われた命だけでなく、そのきょうだい児にも寄り添ったケアが必要となっています。
カシオは2017年より、認定NPO法人「親子はねやすめ」の活動を支援しています。「親子はねやすめ」では、「親子レスパイト旅行」「きょうだい児キャンプ」「デイトリップ」などを主催し、旅行や外出が容易ではないご家族が日常生活から離れ、医療をはじめとしたさまざまなボランティアの手を借りながら、リフレッシュできるひと時を提供しています。
人工呼吸器による呼吸管理、たん吸入、導尿カテーテルなど、家族による医療的ケアを必要とする子どもを授かるというのは決して他人事ではありませんが、その実態を知る機会はあまりありません。医療に携わることが多くない私たちに、どのような手助けができるのか、また、周囲にはさまざまな形で手を貸してくれる人たちがいることを知ることは、人を思いやる意味を再確認する機会でもあります。
カシオでは、「使う人にとって最も大切な存在を創り続ける」という理念のもと、新たな気づきを得る機会づくりとして従業員ボランティアを募り、活動を共にしながら支援を続けています。
レスパイト旅行
※詳細については、こちらをご参照下さい。
福祉作業所への商品分解・分別業務委託
カシオビジネスサービスは、「人と環境にやさしい企業」を目指し、製品廃棄におけるリサイクル活動を推進していく中で、2000年より社会福祉法人が運営する福祉作業所に、カシオ製品の分解や分別作業を委託しており、最近では主にカシオエコステーションへ送られた使用済みのテープカートリッジとインクリボンカセットの分解・分別作業を行っていただいています。
障がいのある方が通う福祉作業所では、袋や化粧箱づくり、チラシ折等の軽作業が多く、分解・分別のような作業は集中力や持続力を高めることができ、合せて作業者の方が仕事をすることによる充実感も高く『自立支援(社会教育や道徳、規則の習得)に役立っている』と評価をいただいています。今後もCSR活動の一環として作業される方々の自立支援のお役に立てるよう本活動を継続していきたいと考えています。
テープカートリッジとインクリボンカセットの分解・分別
ピープルズ・ホープ・ジャパンへの支援
カシオは、アジアの途上国の人々の自立に向けて「保険・医療の教育」を中心とした支援活動に取り組む国際協力NGO「ピープルズ・ホープ・ジャパン」の活動趣旨に賛同し、2006年より法人賛助会員として支援しています。
スポーツ・文化
世界少年野球大会への協賛
世界少年野球大会は、日米のホームランキングである王貞治氏とハンク・アーロン氏が提唱し、「正しい野球を全世界に普及・発展させると同時に、世界の少年・少女たちに友情と親善の輪を広げよう」という理念のもと、世界中から少年少女を招き、野球教室や国際交流事業を行っています。
1990年に第1回大会がロサンゼルスで開催されて以来、毎年夏に約15か国・地域の少年少女が参加し、野球教室とともに国際交流試合も実施されています。
カシオ計算機は、この大会の主旨に賛同し、1992年の第3回大会より継続して協賛しています。
第30回世界少年野球大会
※詳細については、こちらをご参照下さい。
トヨタジュニアゴルフ ワールドカップへの支援
トヨタジュニアゴルフワールドカップは、20を超える国と地域のジュニアナショナルチームが母国の誇りをかけて競う国別対抗の世界選手権です。競技面での技術向上に加え、国を超えた選手同士の交流や、各国のキャプテン・コーチによる育成プログラムの発表・情報共有を通じて、次世代選手の育成基盤を強化することを目的としています。カシオ計算機は大会を協賛し、出場する全選手とコーチへ大会タイトル入りのG-SHOCKを記念品として提供するなど、若手育成を支援しています。
本大会出身の選手にはマスターズ優勝者やオリンピックメダリストを含むトッププロが多数おり、カシオは今後もゴルフを含むスポーツ活動を通じ、挑戦を続けるアスリートと次世代ジュニアの成長を支援していきます。
※詳細については、こちらをご参照下さい。
北渋RunRunフェスタへの支援
渋谷区では、「渋谷区全体を15平方キロメートルの運動場と捉える」というコンセプトのもと、2022年より北西部エリア(北渋エリア)にて「人と街が一体となるイベント」として、“1マイル”(約1.6km)をメイン種目とした「北渋マイル/北渋Run Runフェスタ」を開催しています。
カシオ計算機は、渋谷区に本社を置く企業として、年齢や障がいの有無を問わず誰もが参加できる本大会を、地域の祝祭感を醸成し、地域活性化を促進する重要なイベントと位置付け、積極的に支援しています。具体的には、本社敷地内に招待選手用控室や仮設トイレの設置スペースを提供するなど、運営面でも協力しています。
その他
「カシオ科学振興財団」への支援
カシオググループは「カシオ科学振興財団」への支援活動を通じて、科学技術の発展に貢献しています。
カシオ科学振興財団について
カシオ科学振興財団は1982年に、故・樫尾茂とその子息である樫尾四兄弟によって設立されました。我が国が技術先進国として世界に貢献するという使命を果たすには、高度な研究開発がさまざまな分野で進められるべきであるとの理念のもと、特に限られた研究費で困難な研究を続けている若手研究者による萌芽的な段階にある、先駆的かつ独創的研究の助成を主眼として、研究助成活動を展開しています。助成対象分野も電子工学・機械工学の先端デバイス研究から情報通信、AI、IoT、環境エレクトロニクス、健康、スポーツ、ヘルスエンジニアリングなどの自然科学分野から、人材育成・人間行動やICT教育などの人文科学分野まで幅広い分野に対応しています。
42年間の研究助成の累計は22億8,620万円7千円(1,705件)に達しました。
2024年度の助成内容
2024年度は、6分野22分類の基本テーマに加え、特別テーマ(「持続可能な社会の実現に向けた研究」)を設定しました。
103大学257件の応募が寄せられ、厳正な選考審査の結果、合計51件 8,700万円の助成を実施しました。
第42回(令和6年度)研究助成金贈呈式
災害被災者への支援
●台湾東部沖地震に対する支援
2024年4月に発生した台湾東部沖を震源とする地震による被災者の方々の救済と被災地の一刻も早い復興に貢献するため、救援金を寄付しました。
救援金:300万円
寄付先:日本赤十字社
※2025年10月20日更新