自然との共生

持続可能な紙利用

紙の原材料としては現在様々なものがありますが、一般的に広く利用可能な紙製品は木材を原料としており、その木材がどのような森から伐り出されたものかによっては、貴重な野生生物が生息する保護価値の高い森林が破壊されるなど生物多様性に悪影響を及ぼしていたり、あるいは、先住民の権利が侵されたりしているケースがありえます。

カシオでは生物多様性にかかわるサプライチェーンでの間接的な影響に着目し、2015年6月に「紙の調達方針」を定めました。この方針に基づいて、特に「保護価値の高い森林の破壊」や「先住民の権利を考慮しない原料調達への関与」などが疑われる製紙メーカーの紙製品を使わないようにするとともに、社会的に持続可能な紙利用の普及の一助となるべく、信頼できる認証紙等を優先的に利用することとしています。

持続可能な紙利用のためのコンソーシアム

カシオは、「持続可能な紙利⽤のためのコンソーシアム」に2014年6⽉より参加しています。

このコンソーシアムは、紙の利⽤について先進的な取り組みを⾏う企業5社とWWFジャパン、企業の持続可能性の推進をする株式会社レスポンスアビリティが協働して2013年11⽉に設⽴されたもので、各メンバーがそれぞれの⽴場から環境や社会に配慮した紙利⽤を促進することで、持続可能な紙の利⽤を社会全体に拡⼤・浸透させていくことを目指しています。2015年に制定した「カシオグループ紙の調達⽅針」もメンバー企業との情報交換などが基になっています。

CSPUのロゴマークです。
コンソーシアムのメンバーの写真です。
コンソーシアムのメンバー

コンソーシアムの詳細は、以下のWWFジャパンのホームページをご覧ください。

「持続可能な紙利用のためのコンソーシアム」

紙の調達

カシオでは、特に問題のある紙製品を使わないようにするため、野生生物の保護などにかかわる国際NGOが独自の調査に基づいて問題視する製紙メーカーを特定し、これらの製紙メーカーの紙製品を使っていないことを納入業者に定期的に確認しています。確認の結果として、該当する製紙メーカーの製品であることが判明した場合には、別の製紙メーカーの製品に切り替えています。紙製品におけるこうした確認と切替を継続することにより、サプライチェーンに対して間接的な影響力を行使して、生物多様性に対する間接的な負の影響を最小化することに取り組んでいます。

紙の調達方針

認証紙化の推進

カシオでは、2016年度から国内向け製品カタログ用紙のFSC®認証紙使用比率に目標値を設定して、環境マネジメントシステムのもと使用比率を高める取り組みを進めています。

2017年度は目標40%に対して結果は65%となり、2018年度は数値目標は前年度以上と設定しましたが、FSC®認証紙のラインアップが増えたことおよび社内の認証紙化WGの活動による社内宣伝部門への働きかけもあり、65%の目標に対して81.90%となりました。

国内向け製品カタログ等のFSC認証紙比率のグラフです。
FSCのロゴマークです。