自然との共生 | CASIO

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自然との共生

教育啓発

│WILD MIND GO! GO!

地球環境問題としての「生物多様性の劣化」を食い止めるため、世界中で多くの人々が努力を継続していますが、劣化に歯止めがかかっていないのが現状です。

『地球規模生物多様性概況第5版』「GBO5」日本語版

「生物多様性の劣化」にはさまざまな背景がありますが、そのひとつには「わかりにくさ」があります。生物多様性について説明を求められてもすっきり説明するのは簡単ではありません。そして、もうひとつ考えられる背景として、我々の日常生活において「自然が遠い存在になっている」こともあるのではないでしょうか?カシオではこの状況を改善するための取り組みとして、人々が身近な場所で気軽に自然を体験できるメニューを無料で提供するメディアとして、WILD MIND GO! GO! を運営しています。

WILD MIND GO! GO! では、アウトドアのエキスパートをはじめ、アーティスト、デザイナー、科学者など80名以上のスペシャリストが幅広い年齢層を考慮して創意工夫したオリジナルなメニューを提供しています。現在このメニューは200本以上あり誰でも気軽にPCやスマホから無料で閲覧し、公園や雑木林、河原など身近な自然のフィールドで自然体験を行うことができます。また、自分自身の報告を掲載して共有することも可能です。

実際に体験された方々からは、身近な自然でありながら気づいていなかったさまざまな不思議を発見できた、わくわくするような冒険ができた、などの声を頂いています。

2020年10月:きりもみ式火起こし体験

2021年4月:オイルランプ作り

WILD MIND GO! GO! では、自然の新鮮な魅力を味わう体験から、もう一度人と自然をつなぎ、人が本来もつ豊かな「生き物としての力」を取り戻すことも大きな狙いとしています。ものごとを学ぶ上での基礎は知識を習得することですが、情報量が限られた文字や映像からの学びとの比較において、自然のフィールドでの体験は情報量が無限大といえます。それを一言で表現すれば、「自分でやってみなければ分からないことがある」といえるかもしれません。

2021年3月:野鳥の羽根飾り工作

2020年9月:からむしロープ作り

心が動いたり、時には失敗したりすることも含めて、体験には頭で理解することを超えた「何か」があります。体験してわかることや、経験を重ねることで身につくことこそ、心や体に刻まれるかけがえのないものです。そのひとつが自然との共生感です。食べたり、活用したりすることで、対象の自然との間に意味のある関係性が生まれ、無関心な自然が、自分事の自然に変わります。
カシオでは、より多くの人々が身近な自然を体験して理解し、その上さらに自分自身の「生き物としての力」を取り戻すための施策としてWILD MIND GO! GO! の取り組みを継続していきます。

│CASIOの森

2018年8月29日、カシオは東京都水道局と「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)協定」を締結しました。この協定に基づき、東京都が保有する約25,000ヘクタールの水道水源林のうち、2.46ヘクタールを「CASIOの森」と名付けて保全活動を行っています。

「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)」協定書に調印

活動は社員有志を募って休日に実施しており、2018年から2020年までの3年間で合計6回、延べ54名の社員とその家族が現地に足を運びボランティア活動として汗を流しました。

2018年10月地拵え:苗木を植える際に支障とならないように、散乱した木の枝などを整理します

東京都水道局 「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)」

「CASIOの森」における2018年度の活動 

2019年5月 植栽

2019年7月 巣箱製作

2019年11月 巣箱清掃・設置

2020年11月 巣箱清掃・再設置

「CASIOの森」は東京都水道局の水道水源林の管理計画において、2世代の樹木で構成される複層林の森作りの対象エリアであり、協定直前に水道水源林として樹木を更新するための伐採が実施され、カシオとしての活動は現地に苗木を植栽するための事前作業である「地拵え」から始まりました。この「地拵え」を経て、ミズナラとイロハモミジをそれぞれ50本ずつ、合計100本を植栽しました。

2019年5月植栽:ミズナラとイロハモミジを合計100本植栽

「CASIOの森」は水道水源林の性質上、都心部から遠く離れた山深い場所にあり、東京都郊外の羽村市にあるカシオ羽村技術センターから車で2時間の距離にあります。また、標高約1,200mにあることから天候が変わりやすく、現地到着時点で雨天となり屋外作業ができないことがしばしばあります。このため、雨天時の室内プログラムとして多摩産の森林認証材を用いた野鳥の巣箱作りをこれまでに2回実施しており、合計10個の巣箱を「CASIOの森」に設置しています。

2019年7月巣箱作り:雨天プログラムとしての巣箱作り

2020年は新型コロナウイルスのパンデミックにより、「CASIOの森」の活動も影響を受けました。チャーターしたバスに集団で乗車し現地まで移動する普段通りの活動は、感染リスクへの配慮から中止としました。
一方で、東京都による水道水の供給は市民生活の重要ライフラインであり、また、水道水源林の自然そのものはコロナ禍にかかわらず営みを継続しています。また、新型コロナウイルスによるパンデミックは、人獣共通感染症がその起源といわれており、生物多様性における課題でもあるため、withコロナの観点から適応を考えていくことも必要です。
そこで、2020年度に活動について慎重に検討した結果、参加者をこれまでの活動の経験者に限定し、事務局を含め3名で「CASIOの森」に設置してある10個の巣箱の清掃・再設置を11月に実施しました。これにより、「CASIOの森」での野鳥の営巣が継続できるものと思われます。

2020年11月 巣箱清掃:参加者の工夫によるスマホを利用した手作り機材での内部点検

東京都水道局では水道水源林に約4,000個の巣箱を設置しています。これは水道水源林を構成する樹木の害虫被害を抑制するために、害虫を捕食してくれる野鳥の営巣を促進することが狙いです。つまり、人々の飲料水の源である水道水源林では薬剤による害虫防除は適さないため、自然の力を利用して課題を解決しようとするものであり、NbS(ネイチャー・ベースド・ソリューション)といえます。
なお、水道水源林から流れ出る水を貯水する小河内ダムがグレーインフラであるとすれば、その堆砂率を低く維持する機能を有する水道水源林はグリーンインフラといえるものであり、これらの組み合わせはこれからの地球環境保全の取り組みとして、ますます注目されるものと考えられます。このように水道水源林は水道水の確保や生物多様性保全の他にも、気候変動問題のカギとなるCO2の吸収にも役立っており、SDGsに含まれる複数のゴールに関係しています。
「CASIOの森」は社員有志の参加者が自ら汗を流すことでこれらの重要性をより深く理解し、企業として地球環境課題の解決に貢献するうえで、自社本業から何ができるかを考えるきっかけとすべくこれからも活動を継続します。

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