自然との共生

生物多様性にかかわる社会課題への本業貢献

環境保護団体とのコラボレーションによる生物多様性保全

カシオはウオッチにおいて、G-SHOCK/Baby-G/PROTREKなどのブランドを展開しています。

これらのブランドではユーザーによる様々な活動場面を想定し、それに適した機能・性能やデザインを提供しています。想定している活動場面には、豊かな自然環境(陸上、海洋などの幅広い生態系)を基礎としているものが多く、これらの自然環境の保全に寄与することがメーカーとしての責務であると考えます。

生物多様性にかかわる社会課題について、自社の本業を生かして貢献することを目指し、コラボレーションモデルの発売などによる環境保護団体等へのサポートを行っています。

G-SHOCK、BABY-G 「Love The Sea And The Earth」

G-SHOCKとBABY-Gは「Love The Sea And The Earth」というテーマのもと、「アイサーチジャパン」(国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター)、「アクアプラネット」、「アースウォッチ・ジャパン」、「ワイルドライフプロミシング」などの環境保護団体とのコラボレーションモデルを通して活動をサポートしています。

そのうち「アクアプラネット」との協働では2018年に環境省が推進した国際サンゴ礁年のオフィシャルサポーターとして活動しました。

また、1994年のイルカ・クジラモデルから開始したアイサーチ・ジャパンへのサポートは2019年に25周年を迎えました。

“Love The Sea And The Earth”シンボルマークです。
“Love The Sea And The Earth”シンボルマーク
アイサーチジャパン コラボレーション25周年記念モデルのロゴマークです。
アイサーチジャパン コラボレーション25周年記念モデルの商品写真です。
アイサーチジャパン コラボレーション25周年記念モデルの商品写真です。
アイサーチジャパン コラボレーション25周年記念モデルの商品写真です。
アイサーチジャパン コラボレーション25周年記念モデル

アクアプラネット コラボレーションモデルの商品写真です。
アクアプラネット
コラボレーションモデル
ワイルドライフプロミシング ラボレーションモデルの商品写真です。
ワイルドライフプロミシング
ラボレーションモデル
アースウォッチ・ジャパン  コラボモデルの商品写真です。
アースウォッチ・ジャパン
コラボモデル

国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター

サンゴ礁生態系保全の国際協力の枠組みである国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)が、 2018年を3回目の「国際サンゴ礁年」(IYOR: International Year of the Reef)に指定したことを受けて、 日本国内では環境省が中心となり多様な主体と連携し、国際サンゴ礁年2018の活動が展開されました。そのキャッチフレーズは 「つながる、広がる、支えあう」です。

カシオではBABY-Gの「アクアプラネット」とのコラボレーションモデルを通じてサンゴ礁の保全をサポートしているほか、山形カシオの水中トランシーバー「ロゴシーズ」でサンゴ礁の保全活動に貢献しており、キャッチフレーズが意味するところのマルチステークホルダー・パートナーシップでの貢献を念頭に置き、オフィシャルサポーターとして活動しました。

ロゴマークと任命書の画像です。

カシオのサンゴ畑

カシオでは、女優の田中律子氏が理事長を務め珊瑚の保全や再生を行うNPO法人「アクアプラネット」のサポートを2018年に開始しました。同年1月には沖縄県石垣の海にカシオのサンゴ畑を設け、3年後の産卵を目指して200本の苗を植えつけました。

このカシオのサンゴ畑は沖縄県の石垣島の南部、水深は満潮時で約4m程度の浅い海にあります(地図の赤い丸印)。
植え付けられているのは、褐虫藻とよばれる植物プランクトンと共生しているサンゴで、ミドリイシ科ミドリイシ属のスギノキミドリイシなど丈夫な種類の7種類以上のサンゴの苗が植え付けられています。
これらのサンゴの苗は、許可を受けて新規に採取したものや、他のサンゴ畑で養殖されたものを株分けしたものです。

アクアプラネット
コラボレーションモデルの写真です。
アクアプラネット
コラボレーションモデル
カシオのサンゴ畑の写真です。
カシオのサンゴ畑
沖縄県の石垣島の地図です。

ロゴシーズによるサンゴ礁保全活動への貢献

2018年10月14日に鹿児島県の喜界島でWWFジャパンのサンゴ礁保護研究センターが主催する「第一回喜界島リーフチェック」が開催され、 環境省から任命された国際サンゴ礁年オフィシャルサポーターの活動の一環として、山形カシオがロゴシーズの機材提供で協力しました。

リーフチェックとは、世界規模でサンゴ礁の「健全度」を調査するための、世界統一手法によるボラン ティアベースのサンゴ礁モニタリング調査です。 サンゴ礁に生息している魚類その他の生物の種類や海底の状態を記録し、サンゴ礁の健康状態を評価しサンゴ礁の保護などについて啓発を行い、人為的な影響を低減することを目的としています。

水中トランシーバー「ロゴシーズ」のロゴマークです。
水中トランシーバー
「ロゴシーズ」
水中トランシーバー「ロゴシーズ」の写真です。

ロゴシーズWebサイト

リーフチェックポイントは、塊状サンゴ特にハマサンゴ が多く見られ、サンゴ被度は平均で51.25%です。 中でも荒木ハマサンゴと名付けられているものは、10年程前に東京大学がコアを抜き出し調べた結果432年生息していることがわかっており、今回の調査でも生息が確認され、440年超えの日本一のハマサンゴとのことです。

リーフチェックの写真をご提供いただいたヨネモリダイビングサービスさんからは「ロゴシーズ、最初は話づらく聞き取りにくいですが、使用しているうちに慣れて聞き取りやすく話しやすくなりました。特に今回のように、リーフチェックや講習、作業する際には本当に役立ち尚且つ船ともコンタクトが取れるという素晴らしい商品だと思います。」というコメントをいただきました。

サンゴ礁保護活動の支援の写真です。
サンゴ礁保護活動の支援の写真です。
サンゴ礁保護活動の支援の写真です。
サンゴ礁保護活動の支援の写真です。

2019年3月には国際サンゴ礁年の最終報告会が東京で実施されました。ここでは、オフィシャル・サポーターとして活動した多くの企業や団体に加え、高校生や大学生の若者グループも1年間のサンゴ礁の保全活動の内容を報告し、環境大臣からの感謝状を受領しました。国際サンゴ礁年としての活動は2018年の1年限りで終了となりましたが、サンゴ礁保護活動の支援は今後も継続します。

国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター最終報告会での発表と感謝状の受領のロゴマークです。
国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター最終報告会での発表と感謝状の受領の写真です。
2019年3月 国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター最終報告会での発表と感謝状の受領

オフィシャルサポーターの各企業や団体の代表者の写真です。
オフィシャルサポーターの各企業や団体の代表者
環境大臣からの感謝状の写真です。
環境大臣からの感謝状

PROTREK×日本自然保護協会(NACS-J)

カシオでは、2018年より当社のアウドドア・ウォッチブランドであるPRO TREKにより、⽇本⾃然保護協会(NACS-J)へのサポートを開始しました。
その第1弾として、日本自然保護協会が群⾺県みなかみ町「⾚⾕の森」と宮城県南三陸町を舞台に保全活動を展開しているイヌワシ(環境省レッドリスト2019・絶滅危惧ⅠB類)をモチーフにしたコラボレーションモデルを2018年にリリースしました。また、これに続く第2弾として、絶滅危惧種に指定されているオオルリシジミ(環境省レッドリスト2019・絶滅危惧ⅠA類)をモチーフにしたコラボレーションモデルをリリースしました。

PROTREK×日本自然保護協会コラボレーションモデルの写真です。
PROTREK×日本自然保護協会コラボレーションモデルの写真です。

NACS-J 調査活動参加

イヌワシに関する日本自然保護協会(NACS-J)とのコラボレーションモデル発売による支援開始をきっかけとして、実際の保護活動への社員参加も開始しました。2018年5月にNACS-Jが長野県で企画したオオルリシジミの調査保護活動では、食草であるクララの株のシュート(蕾の付いている茎)の数と、それぞれのシュートに何個の卵が産み付けられているかを記録しました。作業としては単純で地味なものですが、この調査によって得られたデータは、どのくらいの距離でクララを植樹すれば良いかなどの科学的な根拠となります。この調査活動に参加したことで今後のオオルリシジミの保護のために社員にどのような協力が可能かについて感触をつかむことができました。

また、2019年3月にNACS-Jが都内で開催した「オオルリシジミ・サミット」にも協力しました。このサミットでは、日本国内に残された2箇所の生息地である長野県と熊本県より、それぞれの地元で保護活動をされている方々が初めて交流したしたほか、阿蘇における畜産業としてのアカウシの放牧を盛んにすることでオオルシシジミの生息環境が守られることなどが説明されました。このイベントに参加することで、一見関係なさそうに思える食材としてのアカウシの消費が、オオルシシジミの保護に貢献できることを学ぶことができました。

食草のクララに産み付けられているオオルリシジミの卵をカウントの写真です。
食草のクララに産み付けられているオオルリシジミの卵をカウント
オオルリシジミの卵の写真です。
オオルリシジミの卵
オオルリシジミの写真です。
オオルリシジミ
オオルリシジミサミットの様子の写真です。
オオルリシジミサミットの様子