- 会社の出来事
- 製品に関する出来事
2000年代
2000(平成12)年2月
2000(平成12)年3月
腕時計型MP3プレーヤー「リストオーディオプレーヤー WMP-1V」発売
2000(平成12)年6月
時計販売会社「カシオ時計フランス(株)」を設立
2000(平成12)年6月
腕時計型デジタルカメラ「リストカメラ WQV-1」発売
2000(平成12)年8月
リース事業でダイヤモンドリース(株)と提携
2000(平成12)年8月
メタルウオッチブランド「EDIFICE」発売開始
2001(平成13)年7月
シンガポールの拠点を統合した販売会社「カシオシンガポール」が営業開始
2001(平成13)年8月
「カシオマイクロニクス」が店頭(JASDAQ)市場に株式上場
2001(平成13)年11月
防水・防塵・耐衝撃仕様のデジタルカメラ「G.BROS. GV-10」を発売
2001(平成13)年11月
2002(平成14)年1月
ヨーロッパ統括拠点「カシオヨーロッパ」をドイツに設置
2002(平成14)年4月
au初のカメラ付きGPS携帯電話「A3012CA」をKDDIに納入開始
2002(平成14)年6月
2002(平成14)年9月
フレクストロニクス社とエレクトロニクス機器の製造委託に関して提携
2002(平成14)年11月
G-SHOCKの最高峰シリーズ「The G」発売
2003(平成15)年3月
薄型・ズームデジタルカメラ「EXILIM ZOOM EX-Z3」発売
2003(平成15)年3月
英語以外の言語(独・仏・中)を収録した業界初の電子辞書発売
2003(平成15)年6月
中国で販売会社「カシオ(上海)貿易有限公司」を三菱商事と合弁設立(2003年4月営業開始)
2003(平成15)年6月
「カシオ創造憲章」制定(12月に社外公開)
2003(平成15)年7月
韓国LGテレコムと提携、韓国市場で携帯電話を発売
2003(平成15)年10月
2003(平成15)年11月
八王子技術センター竣工
2003(平成15)年11月
はがきの宛名・文面も印刷できるデジタル写真プリンター「プリン写ル PCP-50」発売
2003(平成15)年12月
ビジネス用プロジェクター「XJ-350」を発売
2004(平成16)年3月
2004(平成16)年4月
日立製作所と合弁で携帯電話の開発会社「カシオ日立モバイルコミュニケーションズ」を設立
2004(平成16)年10月
デジタルコンテンツ制作会社「カシオエンターテイメント」設立
2004(平成16)年11月
フルメタルケースのソーラー電波ウオッチ「OCEANUS」「LILANA」発売
2005(平成17)年1月
(株)ルネサス テクノロジにWLP技術をライセンス供与
2005(平成17)年6月
中国・広東省に「カシオ電子科技(中山)有限公司」を設立(2006年1月稼働)
2005(平成17)年7月
耐水・耐衝撃性能を備えた折りたたみ形状の携帯電話「G'zOne TYPE-R」発売
2005(平成17)年11月
高知県・黒潮カントリークラブでカシオワールドオープンゴルフトーナメント開催
2006(平成18)年2月
薄型形状にワイドQVGA液晶を搭載した携帯電話「W41CA」発売
2006(平成18)年3月
オランダで現地法人「Casio Benelux B.V.」設立(4月営業開始)
2006(平成18)年4月
台湾カシオ販売を台湾カシオに統合(2009年4月に生産部門を深セン・香港に移管)
2006(平成18)年5月
スタイリッシュな1000万画素デジタルカメラ「EX-Z1000」発売
2006(平成18)年6月
ノルウェーに販売会社「Casio Scandinavia AS」設立(7月営業開始)
2006(平成18)年8月
スペインに販売会社「Casio Espana S.L.」設立(9月営業開始)
2006(平成18)年9月
米国に販売会社「Casio Latin America, Inc」設立(11月営業開始)
2006(平成18)年10月
防水・耐衝撃性に優れた携帯電話「G'zOne TYPE-V」を米国ベライゾンワイヤレスに供給
2006(平成18)年11月
中国・広東省に販売会社「カシオ(広州)商貿有限公司」を設立
2006(平成18)年12月
電卓販売台数が世界累計10億台を達成
2007(平成19)年7月
NTTドコモと合弁会社「(株)CXDネクスト」を設立
2007(平成19)年8月
2008(平成20)年2月
メキシコに現地法人「Casio Mexico Marketing, S. de R. L. de C.V.」を設立(4月営業開始)
2008(平成20)年3月
世界最速の連写性能を実現したデジタルカメラ「EX-F1」発売
2008(平成20)年6月
世界初の6局電波受信機能を備えた「G-SHOCK GW-9200」発売
2008(平成20)年6月
カシオマイクロニクスのフィルムデバイス事業を日立電線に事業譲渡
2008(平成20)年7月
高性能・薄型の新世代電波ソーラームーブメント「タフムーブメント」を開発
2008(平成20)年7月
ロシアに現地法人「Limited Liability Company CASIO」を設立(10月営業開始)
2008(平成20)年7月
ブラジルに現地法人「Casio Brasil Comercio De Produtos Eletronicos Ltda.」を設立(2009年1月営業開始)
2008(平成20)年8月
株式交換により「カシオマイクロニクス」を完全子会社化
2008(平成20)年10月
ソフトバンクモバイルへ携帯電話「830CA」を納入開始
2009(平成21)年1月
世界初の動画を合成できるデジタルカメラ「EX-Z400」発売
2009(平成21)年2月
イタリアに販売会社「Casio Italia S.r.l.」設立(4月営業開始)
2009(平成21)年8月
「カシオヒューマンシステムズ(株)」を設立
2009(平成21)年12月
耐衝撃性を備えた世界最薄のデジタルカメラ「EXILIM G EX-G1」を発売
2009(平成21)年12月
耐衝撃腕時計「G-SHOCK」が世界累計出荷5000万個を達成
2000(平成12)年 2月
これまでにない“タフネス”が、幅広い利用シーンを開拓
cdmaOne対応携帯電話「G’zOne C303CA」

「G’zOne(ジーズワン)」は耐水・耐衝撃性能を備えた携帯電話機です。当時、さまざまなメーカーが携帯電話市場に参入する中、カシオは最後発でした。そこでカシオ独自の強みを生かすべく、開発は「G-SHOCK」同様“タフネス”を徹底的に追求し、使い勝手という基本性能を可能な限り高めるというコンセプトで進められました。その第1号機となった「C303CA」は、雨の中でも使用でき、日常のハードなシーンでも利用できるという価値を通じて若者を中心に好評を博しました。壊れにくいというその“タフネス”ゆえに、「G’zOne」は利用シーンを選びません。結果として、アウトドア好きの方や、バイク便のドライバーや建設現場で働く人々など、日常的に屋外で働く方からも支持をいただき、長く使っていただける商品となりました。
2001(平成13)年 11月
正確な時刻を光の駆動で提供し続ける腕時計
ソーラー電波ウオッチ「WVA-300」

ウェーブセプター「WVA-300」は、時刻情報をのせた標準電波を受信することにより、自動的に時計の誤差を修正するソーラー電波ウオッチです。つまり、ユーザーが自ら時刻合わせをしなくても正しい時刻を知ることができるほか、太陽電池による充電で電池切れを心配することなく駆動することから、(充電池などの劣化を除いては)電池交換の手間がかからないといった利便性を追求した時計です。カシオは、“完全自動腕時計“という開発思想によりカレンダー表示を自動化した「カシオトロン」の発売以来、時計の精度や電池寿命、使いやすさという基本性能の向上にも取り組んできました。それは電波時計においても同様です。1995年に欧州で発売したカシオ初の電波時計「FKT-100L」に始まり、2001年に発売した「WVA-300」、その翌年に「G-SHOCK」のソーラー電波ウオッチとして世に送り出した「The G」、さらには2008年に発売した世界初の6局電波受信機能を備えた「G-SHOCK」など、ユーザーが信頼して使える電波時計を追求してきたのです。
2002(平成14)年 6月
引き算で発想したカードサイズのデジタルカメラ
「EXILIM EX-S1」

「EXILIM(エクシリム)EX-S1」は、日常の生活シーンの中で常に携帯できる“ウエアラブル・カードカメラ“という新コンセプトに基づいて開発された製品です。時代は、フィルムカメラからデジタルカメラへの本格的な移行期。カシオはデジタルだからできる価値を徹底的に追求し、このカメラを開発しました。最大の特長はカードサイズという優れた携帯性と、起動させてからわずか1秒で撮影できるクイックレスポンス。ズームを搭載せず、ピントもあえて固定。画素数も124万画素に抑えるなど、引き算の発想で機能を絞り込む分、サイズと使い勝手にこだわったのです。デジタルカメラならではの価値を追求する姿勢は、その後の開発にも息づいています。2008年に発売した「EX-F1」は、1秒間に60枚という超高速連写で、肉眼では認識できない一瞬を捉える楽しさを提供。さらに2010年に発売した「EX-ZR10」は高速連写を応用したHDR(High Dynamic Range)機能を搭載し、芸術的な写真を“創る、見せる”というデジタルカメラならではの楽しさを実現しました。これらの商品を起点に、カシオは高速画像処理エンジンを核にしたカメラの開発に注⼒し、“サクサク撮れる”や“撮った後も楽しい”カメラを実現していくのです。
2003(平成15)年 10月
スタイリッシュで手頃な“本格派”電子ピアノ
「Privia PX-100」

「Privia(プリヴィア)PX-100」は、場所を選ばないコンパクトサイズでありながら、グランドピアノの弾き心地と音色を追求した電子ピアノです。「Privia」は“Private Piano”からの造語。若い女性をターゲットにしたスタイリッシュなデザインで、“自分の部屋に置ける電子ピアノ”というコンセプトから名付けました。カシオは、1991年に本格的な電子ピアノ「AP-7/AP-5」を発売し、「CELVIANO(セルヴィアーノ)」シリーズとして展開していました。しかし2003年当時、「CELVIANO」をはじめとする本格的な電子ピアノは10万円以上が常識でした。「PX-100」はスリムなボディに、低音部は重く高音部は軽い鍵盤タッチ、コンサートグランドピアノの音を丁寧にサンプリングした表現力豊かな音色など、電子ピアノそのものの質を高めながら価格も重量も従来の約半分を実現し、幅広く使われるようになります。2015年には、よりレベルの高いピアノ演奏を望むユーザーに向けて、C.BECHSTEIN(C.ベヒシュタイン)社と音源を共同開発した「CELVIANO Grand Hybrid GP-500BP/GP-300BK」を発売。ピアノを習い始める子どもから、ピアノ演奏を楽しみたい大人、本格的に音楽に取り組みたい方のニーズに応える電子ピアノを揃えることで、カシオは音楽を楽しむユーザーの幅を広げています。
2004(平成16)年 3月
高校生から学んでつくった、衝撃に強いタフな電子辞書
「EX-word XD-L4600」

「XD-L4600」は、高校生を主な対象に開発された電子辞書です。その特長は、衝撃に強い頑丈なボディ。開発の背景にあったのは、「高校生が安心して扱える電子辞書をつくりたい」という思いでした。電子辞書「EX-word(エクスワード)」シリーズの歴史は、1996年の「XD-500」に端を発しますが、高校生からの支持を得られるようになったのは、古語辞典収録モデルを出した2001年頃。ところがその後、高校生が使っている電子辞書が破損するケースが相次いで発生してしまうのです。原因は、高校生による電子辞書の扱い方が想定以上に過酷だったことでした。高校生にもっと寄り添った“衝撃に強く、落としても壊れにくい”電子辞書を──。その思いから開発したのが、堅牢設計タフコット(TAFCOT)を採用した「XD-L4600」でした。また、カシオはその翌年の2005年、ネイティブスピーカーの正確な発音を、肉声に最適化した独自のTRUE VOICE技術を用いて大量に収録した「XD-LP4600」を開発するなど、電子辞書のさらなる進化に乗り出します。頑丈さはそのままに、より“学び”に役立つ製品を届けることを目指していくのです。
2007(平成19)年 8月
クラウド時代を先取りした発想で、売上管理業務を合理化
ネットレジ「TE-2500/TK-2500」

「TE-2500/TK-2500」は、電子レジスター本体にVPN(Virtual Private Network)機能を内蔵し、インターネットに直接接続できるネットレジです。直接インターネットに接続できるため、複数の店舗にレジを導入した場合にも、オーナーは各店舗の最新の売上情報をネットワーク上から即座に把握できるようになりました。大規模チェーンストアなどに導入された当時のPOSシステムとは異なり、集計用コンピューターやデータ通信専用回線の導入が不要で、複数店舗の売上管理業務を合理化できることで、POSシステムをオーバースペックに感じる中・小規模の小売店や飲食店から高い支持を得ました。店舗の効率化を支援するという考え方は、1976年にカシオ初の電子レジスター「Σ-50ER」を発売した当時から変わりません。「TE-2500/TK-2500」は、クラウドという言葉が浸透する以前に、クラウド的発想で情報を獲得する機能を搭載し、売上管理業務の合理化を実現したのです。