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デジタルスタンプラリーアプリ「MEGURUWA」の導入についてまちあい徳山様にインタビュー | CASIO

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デジタルスタンプラリーアプリ「MEGURUWA」の導入についてまちあい徳山様にインタビュー

2023年12月25日


カシオ計算機では、小規模企業向けのレジスターや販売管理をメインとした業務システム「楽一」を提供するなど、企業の経営支援を長年行ってきました。2020年からは、スマートフォンやアプリを活用した行動分析・デジタルスタンプラリーといったソフトウエアのサービスを提供し、地域事業者や商店街などのDX化と活性化に貢献しています。

今回、デジタルスタンプラリーのアプリ「MEGURUWA」が、2023年12月1日から28日まで開催している山口県周南市の「周南冬のツリーまつり デジタルスタンプラリー」に採用されたことをうけ、イベント主催者の株式会社まちあい徳山の代表取締役社長 河村啓太郎様にインタビューいたしました。

「周南冬のツリーまつり デジタルスタンプラリー」について

まちあい徳山 河村啓太郎 社長

まちあい徳山のオフィス

Q.周南市はどのような市ですか?
山口県周南市は、瀬戸内海に面した人口約15万人の工業都市です。特徴としては、化学工業企業が多く立地し、素材メーカーやそれに付随する協力企業や建設会社など、サプライチェーンが形成されているため、非常に稼ぐ力が強いまちだと思います。周南市では、第二次世界大戦後に非常先進的な都市開発が行われ、東西を繋ぐ路線と、海と山を南北に繋ぐ路線の陸路だけでなく、海路を繋ぐ港も存在する交通の要所のエリアとなっています。新幹線ものぞみが停まり交通の便が良いだけでなく、ここ数年で駅周辺の開発も進み2018年には駅ビルの改良工事が行われ、来年にも駅前に大きな複合商業施設が竣工予定です。

徳山駅

徳山駅には図書館も隣接している

Q.まちあい徳山様の主な活動内容をお教えください。
当社は徳山駅周辺エリアの活性化を目的に2010年に設立されました。同エリアにて今回のような地域のイベントの企画・運営から創業者支援、事業開発、プロモーション活動など、街づくりに関わる幅広い業務を担っています。地域の様々な活動を支援していく中で事業の領域が徐々に広がっていき、2020年以降は特にDX化に関する業務が増加しています。エリア内にとどまった活動だけでなく、他地域の企業から提案いただくリソースやサービスを地元の方と繋げるような取り組みもしています。

Q.昨今、DX化に注目が集まっていますが、貴社ではどのようにお考えでしょうか?
やはり中小零細企業でのDX化はまだまだ進んでいないというのが実態です。今回のデジタルスタンプラリーのように、少しお金をかけてDXを取り入れるだけで10分でできる作業を数時間かけて行っているケースも珍しくありません。ここまで進まない要因としては、DX化の方法を知らない、知ろうとしていない、という2つが大きな要因だと思います。技術革新の実態をきちんと把握し、分かりやすい方法、事例を地域の方々にお伝えすることが我々の使命でもあると感じています。高齢の方だけに限らず、若年層でもまだ理解が不十分だと考えていますので、今後も啓蒙活動に注力していきたいです。

Q.カシオ計算機とビジネスが始まったきっかけは何だったのでしょうか?
宇部市のまちづくりを担う株式会社にぎわい宇部様からご紹介いただいたのがきっかけでした。カシオさんのサービス内容を考えると、山口県東部の交通の要所である徳山駅に多数の商店街が隣接するこのエリアの方が適しているということでビジネスがスタートしました。

Q.今回の「周南冬のツリーまつり デジタルスタンプラリー」について、「MEGURUWA」を導入された経緯と決め手は何でしたか?
これまで当社では1万人以上が参加する大規模なイベントを運営してきましたが、イベント当日に集客はできても、当日の盛り上がりだけに留まり、何のためにイベントを開催するのかという目的部分が不明確になってしまっていました。周南市やイベントのファンになってもらい、繰り返し周南市に足を運んでもらうことが目的ではあったのですが、地域事業者や当社と来場者との接点が弱く、イベントを開催すること自体が目的になってしまうこともありました。今回のようにデジタルスタンプラリーのアプリを導入し、イベントに参加してもらった方々と密接に繋がることで、来場者のデータの収集や継続して繋がり続けることが可能になります。この部分が一番の決め手だと考えています。

他社のアプリとの比較も行いましたが、スタンプラリーの設計などを任せると追加料金がかかり高額になってしまい、「MEGURUWA」のリーズナブルな価格にも魅力を感じました。また、今年の7月に開催された「夏まつりデジタルスタンプラリー」に続く2回目の採用でしたので、イベントごとの比較もしたいと考えています。また、大企業ならではの安心感もありますし、カシオさんはレジスターのインボイス制度対応の件でもお世話になっていたので、今回もスムーズに進んでいきましたね。

周南冬のツリーまつり
デジタルスタンプラリー

アプリ「MEGURUWA」

Q.紙からデジタルに変更して良かった点は何でしたか?
今回のイベントでは、スタンプラリーの参加や景品への応募のための中継点として、まちあい徳山の公式ラインを設定しています。ファンを作るために、当社と多くの人を繋げる接点としてSNSが必要になると考えていますが、「MEGURUWA」が自社SNSへの効果的な導線になっています。公式ラインも始めた当初は登録者数が100名程度でしたが、今回のスタンプラリーの案内後には約900名まで増加しています。

また、開催期間が長く設定できるという点も非常に助かっています。紙のスタンプラリーですと、どうしても受付として対応できる人を配置しないといけないため、1~2日間といった短期間でしか開催できませんでした。デジタル化することで長期間イベントを開催することができ、イベントの開催エリアに複数回足を運んでくれるメリットがあります。

もちろん紙では煩雑になる集計作業も非常に楽になっています。小規模のスタンプラリーであれば紙でも実施できるのですが、1000~2000人規模となると集計やチェック作業も少人数で行うのは難しく、スケールの大きいなイベントが開催できるという点も評価しています。

まちあい徳山の公式ライン

景品の応募もネットから申し込み

Q.デジタルスタンプラリーを導入するにあたり不安はありましたか?
スマートフォンの操作に慣れていない年配の方が参加できないのでは、という不安がありました。実際に数件だけ当社に問い合わせをいただいたが、その他のメリットの部分と比較してもデジタル化した方がよいと判断し、アプリの導入を決めました

Q.「MEGURUWA」の使用感について、主催者としての感想をお聞かせください。
第一によくできたアプリだなというのが率直な感想です。カシオさんにはスタンプラリー自体のコンテンツ作りもフルでサポートしていただいて、UIも分かりやすく使いやすいと感じています。今回のスタンプラリーでは採用しなかったのですが、アニメーション付のスタンプなど楽しめる要素もあるので、今後も使っていく中で追加してみたいです。

マップ機能

スポットの選択画面

Q.今後、カシオに期待することは何ですか?
カシオさんと仕事をしていく中で、カシオ社員の皆さんのアットホームで温かい雰囲気や親切な対応にいつも感謝しています。当社の要望にも親身になって相談に乗ってくれて、丁寧にプロジェクトを進めてくれると感じています。地方創生は他社の力を借りることができても、主となるのは地域の人で、自ら行う必要があります。今後もカシオさんには伴奏型として、主となる地域事業者・地域住民をサポートしていただきたいです。

Q.最後に周南市でアピールしたいことがございましたらお教えください。
周南市は区域が広く、海あり山あり工業地帯ありと多種多様な顔を持っています。工業都市としては発展していて、徳山駅の都市開発のおかげで実際の人口よりも大きく感じられる駅になっているのではと考えています。そんな周南市の数字的なことだけでなく、都市の中身をしっかりとPRしていきたいと考えています。徳山駅は新幹線を使えば広島まで20分、福岡にも45分でいける便利なエリアのため、通勤で通っている人も多いです。そういった方々も増えていくと良いなと考えています。

臨海部に広がるコンビナート

商店街の一つ銀南街

<カシオ担当者のコメント>
夏まつりに続き冬まつりでも「MEGURUWA」を採用いただきありがとうございます。これまで当社はハードウエアを提供することで小規模店舗や地域商店街などをサポートしてきましたが、お客さまから「地域商店街や周辺エリアに人を呼び込む集客に繋がる活動がしたい」「DX化への対応を手伝ってほしい」といったお声が多いことを受け、近年ではハード・ソフト・サービスを包括したソリューションの提供に力を入れております。今回のアプリ「MEGURUWA」もその一つです。スタンプラリーのデジタル化による集客だけでなく、人流分析や属性分析など、デジタルならではのメリットが地域事業者の助けになると考えています。今後もお客さまひとり一人のニーズにあわせて最適なソリューションを提供することで、地域活性化に貢献していきたいです。

カシオ計算機 システムBU SS戦略部
リカーリング推進室 浅沼訓宏さん

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