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2024年はカシオ計算機の腕時計が誕生してから50周年を迎えます。アニバーサリーイヤーを記念して、1974年発売されたカシオ初の腕時計「カシオトロン」を復刻した「TRN-50」を2月29日に発売。今回の製品に込めた想いや特徴など商品企画部の衣笠さんにお話を聞きました。
<プロフィール>
衣笠裕(きぬがさ ゆたか)
1986年 入社。時計用LSI開発、国内向けアナログモデルの商品企画を経て、以降約30年間に渡り海外向けのCASIOブランドウオッチ(CASIO Collection、CASIO CLASSICなど)商品企画を担当。
カシオトロンとは?
1974年にカシオが発売した初めての腕時計です。
当時、開発者の樫尾俊雄が「時間は1秒1秒の足し算である」という発想から、祖業であった電卓事業で培ったデジタル技術を発展させ、カシオトロンを開発しました。
カシオトロンは世界初のオートカレンダー付きデジタルウオッチとして、発売されました。
それ以前は、小の月(31日が存在しない月)で月をまたぐ際には、自分で時計を操作しなければいけませんでしたが、この日付修正の手間を省くことを可能にしました。(うるう年の2月29日を除く)
デジタル技術によって、ユーザービリティを向上させるという考えは、今でもカシオ時計の開発思想として脈々と受け継がれています。
1974年11月発売の初代カシオトロン「QW02」
なぜ今回カシオトロンを復刻したのですか?
カシオ時計50周年のアニバーサリーイヤーとして、全てのカシオ時計の原点であり、現在も開発思想のベースになっている「時刻の正確さ」を追求したカシオトロンの復刻を目指しました。
開発にあたっては、当時のモデルに携わった先輩方は既に社内にはいないため、まずはオリジナルモデルを知ることから始めました。限られた当時の資料や現存するサンプルを参考にしながら、試行錯誤しましたね。
具体的には、当時の実物を3Dスキャナで計測してサイズを確認したり、3D図面にデザインを反映させたりして、とにかくオリジナルモデルを徹底的に検証しました。
新製品TRN-50について教えてください
当時のデザイン、サイズを再現しながら現代の仕様に進化させました。
サイズはオリジナルモデルとほぼ同様に、ダークブルーカラーのフェイスや、CASIOTRONロゴ、裏蓋のモチーフなど細部に至るまで再現しました。オリジナルモデルに合わせて、細部までミラーとヘアライン仕上げを組み合わせた磨き分けを行うなど、ケース、フェイス部まで、上質な仕上げにこだわりました。
一方で、バックルは爪を傷めないワンプッシュ三つ折り式に変更するなど、ユーザービリティも考慮しております。
機能面では、電波受信機能、モバイルリンク機能など当時から掲げていた「時刻への正確さ」を追求するだけでなく、ソーラー駆動、視認性の高いSTN液晶などの機能も搭載しました。
当時の開発思想を受け継ぎながら、現代仕様に進化したモデルです。
本モデルに対する想い
カシオトロンは全てのカシオ時計の根本にあるモデルです。外装、デザイン、機能などあらゆる部分で進化してきたカシオの腕時計50年の歴史をこのモデルで感じ取っていただけると嬉しいです。
<関連リンク>
カシオ時計事業50周年特設サイト
TRN-50製品サイト
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