Skip to content

お気に入りに商品が追加されました。

TOPICS

CASIOウオッチリングコレクション 第2弾が発売されました

2024年4月16日


幅広い層に愛されている「ガチャガチャ」ことカプセルトイ。
4月16日、カシオの時計を指輪型にしたカプセルトイ「CASIOウオッチリングコレクション 2nd Edition」が発売されました。

※時計機能は付いていません。

このウオッチリングを企画された株式会社スタンド・ストーンズ 取締役の沢登 準太さんに、こだわりや開発秘話をうかがいました。

沢登さん

運転中に思いついた指輪型

大手玩具メーカーから仲間と一緒に独立して、カプセルトイの会社を立ち上げました。年間に120商品ほどを作っています。

私自身がカシオの時計を集めているほどファンなので、カシオの時計のカプセルトイを作りたいなと思っていました。ある日、運転中にふと、自分の指にある結婚指輪を見て「時計を指輪型にしたらおもしろいんじゃないか!」と思いついたんです。

指輪と時計が運転中に結びついた

さっそく企画書をつくってカシオに持ち込みましたが、気合いが入りすぎてサンプルまで勝手に作ってしまいました(笑)。

気合いが入りすぎたサンプル。これ、指輪サイズです!

サンプルを見せたらカシオのマーケティング担当の方も乗ってくれて、2023年の7月に第1弾の「CASIOウオッチリングコレクション」を発売しました。

自分の指にはめた写真や、お気に入りのキャラクターにつけた写真をSNSにアップする人がたくさん現れました。SNSは、ユーザーがどんな風に使ってくれているか分かるので、とても参考になりますね。

結果、全国で売れたので、第2弾の商品化もすんなり決まりました。もとより第5弾くらいまでの構想はできていて、ずっとやるつもりでいたんですけどね(笑)。

第2弾は5種類、秘密のモデルも?

今年はちょうどカシオの時計事業50周年でもあるので、記念モデルも入れたりして、カシオの方と一緒にラインアップを決めました。

自分の好きなデータバンク、カシオトロン復刻モデルも入れました。公式モデルは5種類ですが、実は他に1つ、シークレットモデルがあります。数は均等に入っていますので、ぜひ6種類コンプリートしていただきたいです。

こだわりポイントは台座と文字板

第2弾からは、すべての種類に台座を同梱しています。遊んだ後に飾れるし、並べる楽しみもあるので、そろえたくなるはず(笑)。1個400円は据え置きなのでコストは上がるんですが、ファンの方に喜んでもらえると思うので付けました。

台座に置いて飾れます

第一弾から続けてこだわっているのが文字板です。本体は中国製ですが、文字板には日本で印刷した紙を入れています。版ズレや文字潰れがあると本物っぽくなくなってしまうので、本体と同様、何度もリテイクを出しました。印刷した紙の型抜きも日本です。

こだわりの文字板。中には精巧に印刷された紙が

シークレットモデルでは、ある特徴を表現するために、黒い素材の上に黒い点を印刷するという技を使っています。ぜひ確かめてみてください!

デザイン使用料は現物でお支払い

特定の商品やキャラクターをカプセルトイにする時には知的財産権の使用料を払うのが普通ですが、このシリーズはカシオ側からも販促に使いたいと言っていただけたので、現物でお支払いしています(笑)。お役に立ててうれしいです。まさにWIN-WINの関係ですね。第1弾を気に入って、カシオの時計を買った人もいたとか。元の製品をつくったメーカーへの還元にもなるのも、この仕事の楽しいところです。

先日、息子と一緒にマンションのエレベータに乗ったとき、一緒に乗った人が第1弾のリングウオッチをしていたんです。これを見た息子が「パパのつくった指輪してたね!」と喜んでいて、これが一番うれしかったですね。(笑)

ウオッチリングコレクションの続編もやりたいですし、他にも企画は考えています。
これからも、カシオと楽しくコラボを続けていきたいですね!

カプセルトイのウラ話もきかせていただきました!

どうやって流通していく?
私たちメーカーは、問屋さんにカプセルトイを買っていただきます。カプセルトイのマシンは問屋さんの持ち物で、お店は場所を貸しています。北海道から沖縄まで、全国に7万か所くらいあるお店を問屋さんが回って、商品を補充していきます。マシンは前面の紙を差し替えるだけで、違う商品をすぐ売れるようになっています。

海外にもカプセルトイはある?
カプセルトイは、中国、韓国、マレーシア、シンガポールなどのアジア圏やオーストラリアにもあります。CASIOウオッチリングコレクションには海外からの引き合いもあるのですが、今のところは日本限定です。

どうやって商品を考えている?
毎月の企画会議で、メンバーがやりたい企画を出し合います。プレゼンに対する皆の反応はまちまちですが、ウオッチリングコレクションの企画にはみな身を乗り出してきて「これがいい」「いやあのモデルがいい」と議論が白熱しました。やっぱり自分が好きなものじゃないと、こだわりも生まれないし、いいものは生まれないんです。

沢登さん、ありがとうございました!

【おまけ】カシオのルーツも実は「指輪」

カシオ計算機のルーツも、実は「指輪」なんです。
貴重品だったタバコを根元まで吸える「指輪パイプ」の発明が、後のカシオ計算機の設立につながりました。

詳しいエピソードは、こちらをご覧ください。

Select a location