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カシオはじまり物語 ~4人の「樫尾さん」が7年がかりで生んだ計算機「14-A」~ | CASIO

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カシオはじまり物語 ~4人の「樫尾さん」が7年がかりで生んだ計算機「14-A」~

2024年6月3日


6月1日は、カシオ計算機の創立記念日です。
今から67年前の1957年(昭和32年)のこの日に会社が設立されました。

会社を設立したのは、樫尾四兄弟(忠雄、俊雄、和雄、幸雄)です。
実は社名の「カシオ」は「樫尾さん」の苗字なのです。
珍しい苗字のため、実は社員にも「入社して初めて知った」という人が少なくありません。

1957年当時は、電卓などという便利なものはなく、会社ではそろばんか、歯車を使った手回し式計算機を使っていました。

エジソンにあこがれて発明家を志し、「電気回路で動く計算機をつくろう」と思い立った俊雄が兄弟と一緒に開発に取り組みました。

長男の忠雄が営んでいた「樫尾製作所」という町工場で、「指輪パイプ」という発明で稼いだお金を使いながら、昼は機械の部品加工などの下請け仕事をこなし、夜は四人で計算機の開発に取り組んでいました。

幾多のトラブルを乗り越え、7年間もの苦闘の末、「14-A」という世界で初めての小型純電気式計算機の開発に成功し、これを製造するためのカシオ計算機株式会社を設立しました。

14-A 
机のように見えますが、これ全体が計算機です。

14-Aと樫尾四兄弟
(左から俊雄、和雄、忠雄、幸雄)

「14-A」は140kgもありましたが、電気回路で動く計算機としてはとても小さく、会社にも置けるサイズのため、会社や官公庁や研究機関などに数多く売れました。「14-A」の「14」は、14桁の計算ができるという意味です。東京・世田谷区の「樫尾俊雄発明記念館」に動作する実機があります。興味を持たれた方は、ぜひご覧ください。

<関連リンク>
カシオの歴史
樫尾四兄弟

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