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各国の先生の声を聞く!世界の数学教師が集まる「グローバル ティーチャーズ ミーティング」をカシオ本社で開催

2024年10月22日


カシオ計算機は、関数電卓の提供を通じ、世界各国の教育現場をサポートしています。
関数電卓をただ売るだけではなく、教員向けのトレーニングや教材提供など、より良い教育と学習環境構築に向けた支援を含めた「GAKUHAN」活動を展開しています。

この活動を発展させるため、各国の先生や教育関係者を定期的に招き、教育について話し合う「グローバルティーチャーズミーティング」を定期的に開催しているなか、今年の会議を8月の三日間にて、カシオの本社で開催しました。

「グローバルティーチャーズミーティング」では、関数電卓や電子辞書の製品や、ICT学習アプリ「ClassPad.net」にどんな機能があれば生徒が理解しやすくなるか、どのような授業が生徒の意欲につながるかなど、第一線で活躍する先生からフィードバックを得ることで、教育現場のニーズに適した製品開発へ活かすことを目的としています。今回は、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、オーストラリアなどの各国の教育関係者と営業や開発メンバーらが参加しました。

会議の様子

先生とのディスカッション

各国の先生に、当社の教育事業のステイトメント「Boost Your Curiosity」にもとづき、実際の教育現場で感じていることや会議に参加した感想を伺いました。

―自身の体験において「生徒の好奇心が高まっている」と感じたのはどんな時ですか?
「はっきり覚えているのは、関数の座標変換の授業の時です。生徒に電卓を使って自分でグラフを描いて探究してごらんと促すと、トライアンドエラーを繰り返しながら、楽しそうに正しい答えを求めていました。」

「数学を教えるうえでの課題のひとつに、数学に興味がなく難しいと考える生徒がたくさんいて、彼らの親も同じ考えだということです。大事なのはこの種の偏見があるなかで、教師の情熱によって、生徒にワクワク感を伝染させることですね。」

「数学の学習内容と実際の生活はつながっていることを、説明します。数学は教科書や紙の上だけでやるものではなく、実際の生活とのつながりを教えることが大事です。特に数学が嫌いな生徒には、時間があれば面白い教材を使って興味関心を高めようと努力しています。」

―生徒の好奇心を高めるには、どのような授業が必要だと思いますか?
「現実の世界の中で、私たちが数学なんて存在していないと思うような奇妙な状況を示して生徒の関心を引き出すことです。」

「教師次第です。言い換えれば教師の授業の進め方によります。ツールが何であれ、生徒に的確な設問の設定をし、問いをかけ、タイムリーにフォローすることで好奇心が高められると思います。」

「過去に中学生を担当したときに、生徒と一対一で接し「考える数学教室」を作ろうと苦心しました。通常の授業の準備など時間は限られていますが、このような活動が数学の苦手な生徒たちに自信を与えるので、もっと増やせたらいいなと思っています。」

「小さな私立校なので冬の一カ月間、通常の授業は休止して短期コースを設け、ボウリングから車の修理まで何でもありの授業をしました。とても有意義で、教師にとっても息抜きになりました。毎日、カードゲームを教えて、ゲーム理論や確率の話をしたり・・・生徒は数学の授業だとは思っていなかったようです。」

―今回の会議に参加して感じたことがあれば、教えてください。
「他国の先生たちがどのように教えているのか、生徒がどのように学んでいるかを知ることができて満足です。」

「以前にも増して参加した教員全員が、プレゼンテーションやディスカッションで、自由に活発に発言していたのがよかったです。」

「製品のフィードバックをするだけでなく、将来の製品や解決法を手助けする機会があるのが好きです。生徒の前にいるのは私たちであり、何が必要か(外観、操作性、等)を正確に理解していますから。」

「会議に参加するのは楽しいし、カシオコミュニティーにいる実感があります。グローバルティーチャーズミーティングは世界中の友人たち(もちろんカシオメンバーとも)との再会の場でもあります。」


今後も、当社は各国の教育現場の最新トレンドと先生方の課題をいち早くキャッチし、教育現場に寄り添う製品及びサービス開発を進めてまいります。

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