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カシオ計算機は、G-SHOCKとBABY-Gで「Love The Sea And The Earth」というテーマのもと、さまざまな環境団体とのコラボレーションを通じ、自然環境への保全に貢献をしています。
今回は、国際環境NPO「Earthwatch(アースウォッチ)」とのコラボレーションモデルを11月に発売するにあたり、アースウォッチ・ジャパン事務局の方に、団体の活動内容をはじめ、当社との取り組みについて、また今後の展望を伺いました。

左から:アースウォッチ・ジャパン 伊藤理事、川久保ディレクター
研究者と市民をつなぎ、両輪で動ける仕組みを
―団体の活動内容について教えてください。
アースウォッチは、絶滅の危機にある生態系、海洋・生物の多様性、気候変動などの環境保全、研究を支援している国際環境団体です。野外での研究者の科学的な調査や教育と市民をつなぎ、参加した市民が自然環境や生物の変化に対する認識や理解を深め、持続可能な環境のため行動することにつながるよう取り組んでいます。
私たちが解決したい課題が二つあります。
一つ目は、研究者はモニタリング調査をフィールドでしていますが、人手や資金が足りないという課題があります。
一方で、市民は環境問題に貢献したいと思っても、何から手をつければよいのか分からない、ということがあります。
その研究者と市民の課題をつなぎあわせることで、良い方向に持っていこう、というのがアースウォッチの考えです。
市民は、フィールドで調査の手伝いをすることで、環境問題への貢献ができるだけでなく、地球環境で何が起こっているのかを、第一線で研究に取り組む先生から直接学ぶことができます。
研究者にとっては、市民が手伝ってくれることで、人的資源を補えるというメリットがあり、両輪が動ける仕組みを作っています。
もともとは1971年にボストンで創設され、現在は日本、オーストラリア、イギリス、インドに拠点があり、その拠点ごとで活動を行っています。
―どんな方が活動に参加されているんですか?
さまざまな方が参加してくれていますね。
会社の取り組みとして参加してみて、そこから興味を持つ人もいますし、もともと環境問題への関心が高く参加してくれる人もいます。
参加するにあたって、まったく専門的な知識は必要ありません。
研究者の先生方が細かく指導してくれますし、何年もやっているプログラムだとリピーターの方が助けてくれたりするので、良いチームができあがっています。
研究者の方々も一般の人とコミュニケーションを取るのが好きな方ばかりなので、距離が近くどんな質問にもたくさん答えてくれます。また座学とは異なり、実際に活動を手伝いながら湧いてきた疑問を、すぐに聞けるというのもより深い学びにつながる良い点だと思います。
先生方も、市民の方が活動を手伝ってくれることに、とても感謝してくれていますね。
日々の生活で気軽に参加できるプログラムも
―活動を始めてからの成果を教えてください。
プログラムの数も増えているなか、参加者も増加傾向にあり、これまでの活動で、約5,000の市民の方に参加いただいています。
最近では、日本固有のタンポポ調査ブログラムやセミの初鳴き調査など全国調査も実施していて、個々で調査した結果を研究者に知らせるという、フィールドに行かなくても、日々の生活のなかで参加できるプログラムもあります。
あまりハードルを感じないで気軽に参加してもらえるといいかなと思います。
―これまでのG-SHOCKとのコラボレーションによる効果などはありますか?
コラボレーションモデルを通じて、アースウォッチの活動内容や生物多様性へ興味を持ってもらえるきっかけになってくれていると思います。
過去には、コラボレーションモデルを購入された方から「デザインが気に入って購入したんですが、アースウォッチという団体があるのを知って・・」というお電話があり、会員になってくださったということがありました。
まずは、コラボレーションモデルがきっかけになって、そこから環境問題に想いをはせる、ということになれば嬉しいです。
コラボレーションモデルは、研究者や講演者の方にお礼として渡すこともあるのですが、フィールドで使うのにすごく便利だと喜んでくれますね。

―今回発売する「Earthwatch(アースウォッチ)」とのコラボレーションモデル「GW-9501KJ」は、シマフクロウをイメージしたデザインですが、気に入っている点などあれば教えてください。
ゴールドIPのメタルベゼルが、シマフクロウの目をイメージしているということですが、目の感じが高級感もあってかっこいいですね。
目を引くデザインなので、腕に着けていたら「あれ?」って気になると思います。
ぜひコラボレーションモデルを着けて、フィールドに出てみてください。

GW-9501KJ
ストーリーを一緒に発信していきたい
―今後の展望について教えていただけますか。
活動に参加するハードルを下げたり、自分の身の回りから環境問題に興味を持ってもらうためにも、全国調査など気軽に参加できるプログラムをもっと作っていきたいですね。
また、G-SHOCKとのコラボレーションモデルでは、毎回絶滅危惧種をデザインモチーフに採用されていますが、なぜその生き物が絶滅危惧種になってしまったのか、もっとモデルの背景にあるストーリーを発信するなどして、生物多様性の保全意識の向上に一緒に取り組んでいければいいかなと思います。
<関連リンク>
カシオの環境保護団体とのコラボレーションについて
<製品サイト>
GW-9501KJ
サステナビリティ
新しい価値を生み出し続ける企業を目指します。

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