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油の貴重さを知る。ゴマから搾油機を使って胡麻油を取り出すワークショップを開催しました

2024年3月15日


2024年2月24日(土)、東京都昭島市の昭島アウトドアヴィレッジにて、自然体験メディアサイト「WILD MIND GO! GO!」のイベントを開催しました。今回の自然体験は「オイルを絞ってミツロウキャンドルを作ろう」。農園コンサルタントで発酵クリエイターの宮原 悠さんを講師にお招きしたこのワークショップに、多数の親子連れのお客様にご参加いただきました。

今回は一部地域で雪予報も出るような雨がちな三連休でしたが、奇跡的に連休2日目の当日は晴天に恵まれ、風も穏やかで屋外でのワークショップには好適なコンディションでした。

今回のキャンドル作りのポイントは、「ゴマから実際に胡麻油を搾る」という工程。ここで用いる「搾油機」はほとんどの方が初体験。小さなお子様もできるように配慮した「地べた」スタイル(テーブルの脚を畳んだものが作業台)にて、暖かい日差しの下で新鮮な胡麻油の香りを楽しみながら作業を進めます。

開始前にスタッフ全員で手順を確認

地面にはヨガマットを敷いて汚れ防止の配慮

搾油機のシリンダーに7割程度のゴマを入れ、ハンドルを回していくと、側面の穴から胡麻油が滲み出して、下の受け皿に溜まる仕組みになっています。搾油率は20%前後とされていますが、ゴマそのものが軽いので、得られる胡麻油は見た目にほんの少し。この搾油機を使えば新鮮な胡麻油をその場で絞ってお料理に使うこともできますが、胡麻油が貴重なものであることがわかりますね。

ハンドルを回すのに苦戦するお子さんもいましたが、親御さんと協力して胡麻油を搾っていました。

講師がガスの火で溶かしたミツロウを用いて、絞った胡麻油と混ぜることでキャンドルの材料となります。

良く混ぜた後、ミツロウが固まる前に、タコ糸で作った芯を割りばしを使って適切な位置にしばらく保持します。

ミツロウ(蜜蝋)とはミツバチが巣をつくるための材料として体内で作った天然由来の成分であり、融点は65℃前後です。今の時期は気温がまだ低めなので、抽出した胡麻油と溶かしたミツロウをシリコン型の中で素早くかき混ぜます。その後は固まるのを促すために水を周囲に注ぎます。

しばらく待ってから、シリコン型を外します。

通常の安価なキャンドルは石油原料の場合がほとんどですが、今回のミツロウキャンドルは植物を含め全て生物が生み出した原料(生物多様性による供給サービス)を利用しており、特別なキャンドルができました。最後は、実際に火をつけて記念写真を撮影しました。

今回も多くのお客様に「やった!レポ」に投稿いただきました。皆さんの感想を読んでみると、意外に少量の胡麻油しか取れないことを知って大切さを理解するなど、初めての経験に大人も子供も喜んで頂けたようで、「今度キャンプにもっていこう!」「次回も必ず参加したい!」という声が聞こえました。

今回のスタッフは講師陣を含めて9名でした。1回絞るごとに搾油機を清掃したり、蜜蝋を溶かしたり水を注いだりなど、シンプルながら工程がいろいろ。多数のお客様のご来場で思いがけないこともありましたが、その場の機転で諸々うまく進めることができ、満席の状態でお客様にお楽しみいただけました。

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