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2024年度第3回「CASIOの森」活動レポート:5年ぶりの雨天プログラム「巣箱作り」

2024年12月19日


2024年11月2日、本年度最後にあたる第3回「CASIOの森」活動を開催しました。
この日は全国的な降雨で残念ながら現地も雨。このため屋内にて巣箱製作、ロープワークを実施しました。

巣箱製作

東京都水道局が管理する約25,000haの水道水源林には、森林で発生する病虫害を防ぐ野鳥の営巣活動を促すため、約4,000個の巣箱が設置されています。巣箱は一度営巣に使用されると、そのままではあまり再利用されないことで知られていることから、野鳥が巣箱に持ち込んだ巣材(コケなど)を人の手で毎年取り出しキレイにしています。「CASIOの森」でもこれに倣って現在までに16個の巣箱を設置し、毎年秋に巣箱の内部清掃を行っています。今回もその予定でしたが、雨天により屋外での作業ができなかったため、屋内にて新たな巣箱の製作に切り替えました。製作に先立ち、水道水源林における巣箱設置の意義について東京都水道局のご担当者様に説明していただきました。

続いて巣箱製作開始です。室内での巣箱製作は2019年以来5年ぶり。設計は東京都水道局で設置している巣箱に若干の改良を加えた当社オリジナルです。材料は東京都森林組合に依頼し、地元の多摩産材(スギ)を必要なパーツに加工したものです。これを二人組にてパーツを手で支えつつ、ドライバーを用いて木ねじで固定。さらには、床部分(蝶番による開閉式の蓋)の取り付け、蓋を固定する部品の真鍮線での製作をしました。ドライバーでのねじ締め作業は、冬が近づき涼しくなった室内で薄っすら汗をかく人もいました。

巣箱の図面と各パーツ

皆で協力して製作

完成した巣箱

当日は雨のため、完成した巣箱の設置作業はできませんでしたが、後日無事設置しました。

CASIOの森に新たに設置した巣箱

ロープワーク

午後は当社社員によるロープワーク講習を実施しました。メニューとして複数準備しましたが、そのうち間伐作業で使う「もやい結び」を行いました。
このロープワークは、当社が運営する自然体験を集めたメディア「WILD MIND GO! GO!」の「夏野菜の植え付けで覚えよう!基本のロープワーク4選」でも紹介しています。

最初は「もやい結び」に苦戦している人もいましたが、習得できた人が周りをサポートするなど自然と皆さんが協力し合う関係となり「おお~!」「できた!!」という声が室内に響くほど盛り上がりました。

社員講師の実演による説明

丸太の切り株を木に見立てて実践

今回参加したメンバーからは「美しい水源の森があることのありがたさとそこに住む野鳥を守ることの意味を改めて感じた」「自分の活動が形として残ることはうれしい、今後の活動も楽しみになった」などの感想がありました。CASIOの森の活動を始めて7年目。コロナ渦で活動ができない期間もありましたが、設置巣箱の拡大、参加者の増加など目に見える形で着実に活動に広がりが出ていると感じています。今後も、安全な水の供給に貢献できるよう、水道水源林の保全活動をしてまいります。

雨の合間を縫って撮影した集合写真

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