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耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」より、2024年12月に雑誌「THISTIME magazine by G-SHOCK」が発刊されました。
クリエイターの日常やカルチャーに焦点を当てながら、G-SHOCKのアイデンティティ、腕時計の必要性、時間の大切さをビジュアルやインタビューで紹介する、という新しい試みです。G-SHOCKで雑誌を作ろうとした理由や、誌面の見どころを雑誌の企画・制作を進めた営業本部 時計統轄部 ブランドマーケティング部の山本明也に聞きました。

営業本部 時計統轄部 ブランドマーケティング部 山本明也
―昨年12月に発刊したG-SHOCKの雑誌「THISTIME magazine by G-SHOCK」ですが、G-SHOCKで雑誌を作ろうと思った理由を教えてください。
山本:もともとは、国内のG-SHOCKのプロモーションを担当していたのですが、2年前から海外の担当になり、何か新しいことをやりたいなとしばらく色々な事を考えていました。
各国のユーザー調査や売上のデータ、ブランドイメージなどを見ているなかで気づいたのは、エリアごとに、さまざまな独自施策をやっているんですね。国ごとに特性や消費行動が違うし、影響されるものも違うので当たり前のことではあるのですが、G-SHOCKの見え方が国によってまったく違うことに違和感を覚えました。
例えば、日本ではタフネスというイメージがあっても、他の国ではファッション時計というイメージが強くてタフネスは伝わっていないとか。
ただ、グローバルにブランドイメージが統一されている方がブランドの力は上がると思うので、クリエイティブやコンテンツなどベースとなるものを日本から発信したいと考えたのが始まりです。
デジタル化が進むなかで、あえて雑誌という形態を取ったのは、定期的に発行することでお客さまが雑誌を楽しみにお店に来てくれるような動機づけをつくりたいと思ったからです。
加えて、G-SHOCKは色々な取り組みをしているので、それを雑誌という見える形でアーカイブしておきたいという狙いもあります。
ただ、雑誌だけでは完結していなくて、収録されているすべてのコンテンツはWebやSNSでも活用できるように制作しています。
―「THISTIME magazine by G-SHOCK」はG-SHOCKにとって、どのような役割を担うものですか?
山本: 「THISTIME magazine」は、G-SHOCKのブランド力を上げるうえで、グローバルにクリエイティブを統一する役目を担っています。
これまで、G-SHOCKはファッション、スポーツ、アート、ミュージックといったカルチャーと一緒に成長してきました。そのカルチャー的な側面を誌面を通じて見せていきたいと思っています。
G-SHOCKといえば耐衝撃性、タフネスがブランドのアイデンティティですが、タフネスはスペックの側面だけではなく、マインド的なものもあります。挑戦者をサポートする、というブランドのメッセージを伝える意味合いで、巻頭の特集では時計をわかりやすく見せるのではなく、アスリートや料理人、DJなど様々なジャンルで活躍する人がそれぞれのプロフェッショナルなシーンを想起させる動きの中でG-SHOCKを着用するという見せ方をしています。

―第一号目の雑誌のテーマと特に注目してほしい見どころを教えてください。
山本:第一号のテーマは、東京に焦点を当てながら、G-SHOCK初号機5000シリーズをメインに扱っています
東京を舞台に登場するクリエイターたちには5000シリーズを着用してもらい、何かに夢中になっている人、夢中になっている時間をG-SHOCKは応援している、というメッセージを込めています。
今回は東京で、これから発行されるものは毎号カルチャーが根付いている様々な国を取り上げていく予定なので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。
注目ポイントは、制作サイドとしては全部ですが(笑)、あえて挙げるならデコトラの企画ですね。
耐衝撃性を証明するという趣旨で、日本ならではのデコトラにG-SHOCKを轢かせてみるというデコトラVS G-SHOCKのちょっとおふざけ的な企画なんですが、映画とかも撮影している制作チームに依頼をしていて、かなり本気を入れてシネマチックに撮っています。
トラックにひかれたG-SHOCK ですが、傷一つなく、改めてG-SHOCK のタフさを感じました。
個人的なお気に入りは、巻末のアートワークです。毎号発行を楽しみにしてもらいたい、という思いで、よく雑誌でもある付録とか連載的なイメージのコンテンツを入れたいと考えていたのと、今回の特集でもある、東京(日本)を代表するカルチャーとしてアニメという部分も抑えておきたくて、ヨコサカタツヤさんというイラストレーターに東京の街とG-SHOCK をテーマに自由に作品を作っていただきました。
東京を舞台に、G-SHOCKモチーフのロボットが悪から地球を守るという昔のアニメにありそうなアートワークになったのですが、とてもクオリティが高くぜひ見ていただきたいです。動画も用意していて、今後Web上で公開予定です。

―「THISTIME magazine by G-SHOCK」は、どのように作られているのですか?制作するうえでこだわったポイントは、どこでしょう?
山本:G-SHOCKへの理解があって、同じ思い、同じ目線で会話ができる制作チームと作っています。G-SHOCKのアイデンティティであるタフや、挑戦者をサポートするというメッセージ、ファッション、アートなどと共に歩んできたG-SHOCKのカルチャー的な側面を伝えたいと思っています。
これまでのカタログ的、広告的な見せ方ではなく、誌面に登場するクリエイターの言葉や写真などを通じて、読んだ人がそういったことを感じ取ってくれると嬉しいですね。
G-SHOCKのユーザー層は幅広いので、誌面で取り上げているクリエイターやカルチャーに詳しくない人でも、単純にかっこいいよね、と誰もが思ってくれるように意識して作りました。
―「THISTIME magazine by G-SHOCK」はどういった層の人をターゲットにしていますか?
山本:年齢というよりは、マインドが若い人、カルチャーが好きだったり、新しいもの・情報を得るのが好きな人をターゲットにしています。僕自身も読みたい、と思えるものを作っていますね(笑)
―11月に発行されてから、手に取った方の反響はいかがですか?
山本:手に取っていただいた方からは、かっこいいねと言ってもらえて嬉しいです。
まだ第一号が出たばかりなので、まだ全然満足はしていないです。
クリエイティブの統一という目的では、これからだと思っています。今回発行してみて出てきた反省点も生かして、もっとアップデートしてきたいと思っています。
―今後の発行タイミングと「THISTIME magazine by G-SHOCK」でこれから挑戦したいことを教えてください。
山本:春・夏号と秋・冬号の年2回発行を予定しています。
いつか雑誌のコンテンツを立体的に見せられるポップアップショップとかもやってみたいですね。
まずは短期間でも、THISTIMEmagazineと連動して、ブランドのイメージを最大限に生かした今までにないお店づくりに挑戦してみたいです。
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