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SEAMEO-Japan ESD Awardで優勝したフィリピンの学生が来日、カシオの歴史的電卓と対面

2025年10月23日


9月16日(火)に、2024年度のSEAMEO-Japan ESD Awardで優勝したフィリピンのPasay City National Science High Schoolから、学生4名が樫尾俊雄発明記念館に来訪しました。

彼らはSEAMEO(東南アジア教育大臣機構)と文部科学省が主催し、持続可能な開発のための教育に関する取り組みを表彰する「SEAMEO-Japan ESD Award」にて、応募した東南アジアの10カ国、161校の中から最優秀賞を受賞しました。
彼らの「Project Vinculum(プロジェクト・ヴィンキュラム=絆)」と題した取り組みは、地域社会との連携や官民セクターとのパートナーシップにより、STEM(科学・技術・工学・数学)教育の推進と強化を図りながら、現実的な課題の解決とSDGs達成に貢献するものです。

最優秀校には副賞として、日本訪問・ユネスコスクールとの交流・文化体験の機会が提供されます。彼らのプロジェクト内ではカシオの関数電卓を用いたワークショップも含まれていたため、電卓の歴史を辿ることができる樫尾俊雄発明記念館を訪問する運びとなりました。

来訪当日は、初期の計算機や電卓、時計、電子楽器などの歴代製品展示や、開発者インタビューのビデオを通じて、カシオ製品の歩みと開発にかける想いを学びました。

実演の様子

小型純電気式計算機14-Aの実演には驚きの声が

紹介の様子

歴代の電卓製品を紹介

説明の様子

時計の歴史を説明

実演の様子

Casiotoneの実演

来訪された学生の皆さんのコメント

―今日の見学の感想をお聞かせください。
・展示室がとても刺激的で、樫尾俊雄さんの経験から多くを学べました。発明やその他の分野でも、自分の興味や情熱をかき立てる教訓がたくさんあり、人のためにも自分のためにも役立つ考え方を得られました。人生で達成したいことに向かって背中を押してくれる内容でした。
・それぞれの発明には作り手の“心”が込められていて、人々のために技術を用いて貢献しようとする姿勢にとても感動しました。
・発明には無限の可能性があると感じました。「ある発明が生まれても、その隙間にさらに新しい発明の余地が必ずある」という考えが心に残りました。

―カシオの関数電卓はどんなときに役立ちますか。
・学校の微積分や一般化学の授業で毎日使っています。計算が必要な場面では非常に役立ち、隠れた機能がたくさんあることに驚きます。使い続けてさらに探求していく価値があります。
・数学だけでなく、多くの科目で使えます。機能がたくさんあり、まだ使いこなせていない潜在力があると感じているので、学業以外でも活用できる余地が大きいです。
・電卓のような道具は計算を速くしてくれる分、より広い分野に集中する時間や余力を生みます。今回の見学でその「次に取り組むべきこと」を考える助けになりました。
・中学1年から6年間、統計・微積分・化学・物理などの授業で関数電卓を使ってきましたが、基本的な使い方しか知りませんでした。しかし、Casio Education Philippinesが実施したCasio Education Tourで、隠れた機能を知ることができ、活用方法について新しい知識を得ることができました。

―日本の滞在で楽しみにしていることを教えてください。
・日本の文化にどっぷり浸かり、フィリピンとの違いを体験したいです。
・学校にも訪問するので、友達を作って、帰国後も交流を続けたいと思います。
・食べることです!しかし、おいしい食べ物だけでなく、知識も吸収できることを楽しみにしています。

集合写真

4人の学生さんと引率の先生方

Pasay City National Science High Schoolの皆さん、ありがとうございました。今後のご活躍を心より応援しています。
今回の見学を通し、発明の背景や技術の進化、そして発明に込められた“人への想い”に深く感銘を受け、今後の学びや将来への意欲を新たにしていらっしゃいました。
カシオは今後も教育支援や文化交流を通じて、次世代の可能性を育む取り組みを続けてまいります。

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