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ハンドメイドクリエイターをサポートしたい！「minne byGMOペパボ」とカシオの担当者でクリエイターの困りごとについて語りました

2025年12月12日

当社は12月4日、ハンドメイドクリエイター向けに、ラベルプリンター「“NAME LAND” KL-LE900」で使用できる「感熱テープ」を販売しました。今回、「さまざまな作品を制作するハンドメイドクリエイターさんたちをサポートしたい！」と共通の想いを持つ、GMOペパポ株式会社が運営するのハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ」担当者と当社のラベルプリンター“NAME-LAND”担当者による座談会を開催しました。

左から：サウンド・新規事業部第四戦略部仕様企画室リーダー黒沼弘孝、同室大坪由香、SUZURI・minne事業部 minneグループマーケットプレイスチーム齊藤友美シニアディレクター

黒沼弘孝：製品とアプリ開発、アプリコンテンツの拡充などを担当

大坪由香：製品・サービスの企画立案を担当

齊藤友美（minne byGMOペパボ）：minneの機能開発、UI/UX設計などを担当

ハンドメイドマーケットminne byGMOペパボとは

国内最大^※1のハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ」はライフスタイルに合わせたこだわりの作品を購入・販売できる国内最大のハンドメイドマーケット。96万件を超える作家・ブランドによる登録作品数は1835万点以上で、アプリダウンロード数は1753万を突破しています^※2。ファッション・バッグ・アクセサリーなどハンドメイド作品から、木工や工芸品など地域性を活かしたクラフト、家具・インテリア・ベビー用品、フードなどギフトにもぴったりなアイテム、時代を超えて愛されるアンティーク・ヴィンテージ、アイデアを広げるデジタルアート・レッスン動画・ものづくりレシピまで、暮らしを豊かにする一品に出会えます。

※1 ハンドメイド作品の販売を主軸とする国内ハンドメイドマーケット運営会社2社のアプリダウンロード数および作家・ブランド数に関するIR資料公表数値及びサイト公表数値を比較。2025年10月9日時点、GMOペパボ調べ。
※2 2025年11月末時点

かゆいところに手が届く？！充実したコンテンツとモノでクリエイターを支援したい

―「minne byGMOペパボ」に登録されているクリエイター数は96万件！ハンドメイドクリエイターをどのようにサポートしていますか？
齊藤さん：「minne byGMOペパボ」では、ハンドメイド作品の販売を始めてみたい初心者から上級者まで、段階的にサポートできる体制をつくっています。代表的なものは、初めて作家活動をスタートされる方や、作品販売のいろはから学びたい方に向けた“作家デビュー支援コンテンツ”です。作品を魅力的に撮影する方法からショップの紹介文の作り方まで、5つのステップでショップづくりが学べる虎の巻をはじめ、作家活動を動画で学べるYouTubeチャンネルのminne LAB（ミンネラボ）、作品販売を始めてからの悩みに応える作品販売のノウハウ集などを公開しています。

齊藤さん

―とても手厚いですね。メーカーとして、カシオではどのようなサポートをおこなっていますか？
大坪：最近ではクリエイターの使用を見据えた、洗濯表示タグやブランドタグに使えるサテン素材の布タグテープ^※を発売しています。業者発注だと大量注文が必要で予算が大きくなってしまう、少量の作品に使いたいといった個人クリエイターの悩みを解決する、洗濯表示タグなどを一枚から作成することができるテープです。また、当社のWEBページや、「LABEL DESIGN MAKER 2」などのアプリ内でテープを使った作品の紹介を通じてラッピングや作品作りに役立つ使い方も発信しています。
※対象モデル：KL-LE900

“作品づくり”以外の課題を細やかに解決したい

―多様な作品をつくるハンドメイドクリエイターですが、どのような課題を抱えていると考えますか？
齊藤さん：よくお声をいただくのは、作品登録やマーケティング活動、注文管理などについてです。特に発送作業は、梱包や送り状の作成などといった作業に手間や時間がかかるというお悩みも多く、やはり“作品づくり”以外の面の課題ですね。

大坪：皆さんもそのような悩みがあるのですね！同感です。実は私もクリエイターとしてハンドメイド作品を作っていますが、作品を作ること以外に想像以上の手間がかかったり、複数の宛先へ同時に発送するときに中身の取り違えがないか緊張することがあります。
匿名配送サービスなどを使用する時には発送情報のQRコードなどをスマホで表示する必要があるのですが、特に複数宛先へ発送する際にスマホ画面を見せるのに手間取ると感じていました。

―このような課題を解決するために進めていることはありますか？
齊藤さん：「minne byGMOペパボ」とヤマト運輸さんが連携して提供している「らくらくミンネコパック」という配送サービスがあります。作品を発送する際の宛名書きの手間を省きたい方や匿名配送を希望される方に人気のサービスです。今年8月に、同サービスを利用できるminneアプリに、発送情報が含まれた2次元コードやバーコードを「画像として保存」「他のアプリに共有」できる機能を追加しました。この機能はカシオさんと一緒に開発しました。

minneアプリ使用時のイメージ

KL-LE900を使用したラベル印刷イメージ

黒沼：発送や管理にも大きな労力がかかるという課題に着目し、製品を通じてサポートできないかと考えました。
NAME LANDアプリ（LABEL DESIGN MAKER 2）をアップデートし、画像共有機能を追加しました。発送用の2次元コードなどを“NAME LAND KL-LE900”で印刷した時に、確実に読み取れるかどうか、複数種類のバーコードリーダーで確認し、画像サイズの細かい調整を重ねていきました。自宅で事前に発送用のラベルを印刷できるので、複数宛先へ発送する際に自宅で事前準備をすることができます。

齊藤さん：自宅で準備ができると、コンビニなどの窓口に持ち込んだ時にスムーズですね。焦って作品を取り違えてしまうことも防げそうです。

大坪：カシオでは、このアプリ連携をもっと便利に使っていただける「感熱テープ」の発売も開始しました。配送用ラベルや商品管理用ラベル、バーコードなどの印刷に使うことができ、熱で発色するインク不要の感熱紙を使ったテープのため低コストで使用できます。これまで、ラッピングや作品作りのためのネームランドテープは充実していましたが、作品づくり以外の事務的な作業に使える、なおかつコストが安いテープでハンドメイドクリエイターの活動をサポートしたいと考えました。

創作活動に集中できる環境づくりを目指したい

―今後の抱負を教えてください。
大坪：ネームランドのテープの充実はもちろん、「電子文具」の枠に捉われないクリエイター活動に役立つ商品やサービスの開発を進めていきたいです。なによりクリエイターさん一人ひとりが生き生きと活動できるハンドメイドの世界の活性化を目指しています。

黒沼：ぜひ、よりスムーズに作品づくりに注力するためのバックヤードツールとしてもネームランドを活用いただけたら嬉しいです。

齊藤さん：実は個人的にもものづくりをする人達への憧れがあり、そんな方々の素敵な作品を集めた“雑貨屋さん”をつくってみたいという想いがありました。そして今、その想いと重なる形で、「minne byGMOペパボ」では、「作品を作って売ってみたい」という一歩を踏み出しやすくするお手伝いや、「もっとたくさんの方に作品を届けたい」というハンドメイドクリエイターとしての成長支援に取り組んでいます。今後も、機能提供はもちろん、クリエイター同士が交流できる環境づくりなど、ハンドメイドを愛するすべての皆さんの力になれたらと思います。

―ありがとうございました。
ハンドメイドマーケットに対する、担当者の皆さまの熱い想いが感じられた対談でした。これからも両社から、ハンドメイドクリエイターの皆様の創作活動をさらに豊かにするような、より良い製品とサービスが生み出されることを願っています。

らくらくミンネコパック＋ネームランド「KL-LE900」で発送作業をもっと便利に！
minne 公式note