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「昭和100年」の師走に振り返る昭和末期のカシオ製品 PC/ケータイ時代への過渡期を象徴するワープロ、FAX、液晶テレビ
2025年12月26日
「昭和100年」も、いよいよ終わりを迎えます。経済成長で活気に満ちていた昭和時代は、多くの発明が生まれ、数多くの製品が世に送り出されてきました。
昭和最後の日は、1989(昭和64)年1月7日です。昭和64年は7日間しかなかったので、昭和最後の1年といえば、1988(昭和63)年になります。この年に当社が発売した製品を通じて、当時の世の中を振り返ってみました。
どこでもテレビを見たい人に「携帯用液晶テレビ」
TV-3100(1988年発売)
当時の映像メディアといえばテレビ。今のYouTubeのように、いつでもどこででも映像を楽しみたいというニーズは当時もありました。当社は小型の携帯用液晶テレビを開発し、車載用、胸ポケットに入る超小型サイズに至るまで、多数のモデルを発売していました。ベッドサイドでの視聴やキャンプや釣りのおともに活躍していたようです。
文書作成の主役だった「ワープロ」
この時代を象徴する製品のひとつが「ワープロ」です。
HW-2000(1988年発売)
作成した文書はフロッピーディスクに保存していました。
本体だけで印刷まで完結できるので、企業から個人まで、幅広く使われていました。
PW-1000(1988年発売)
異色の製品「“ポケットワード” PW-1000」もありました。これは携帯型のワープロです。作った文書をカシオのワープロに移して印刷できるほか、別売りの専用プリンターでも印刷できました。忙しいビジネスマンやライターの方には、移動しながら原稿を書くのに使っていた方もいらっしゃるかもしれません。住所録やスケジュール機能も備えていました。現代でも使い道がありそうな製品です。
当時、オフィスでの文書作成の主役はワープロでした。PCがオフィスに普及した後はPCを使うようになりましたが、プリンタの設定が間違っていたために文字化けが起きたり、無限に印刷が続いたりして、電源を強制オフ!というトラブルも起きていました。文書の作成と印刷に限ればワープロ専用機の方が使いやすかったことから、消耗品がなくなるまで愛用された方も多くいらっしゃったようです。
ビジネスに欠かせない通信手段だった「FAX」
この年にはFAX専用機「FAX302」を発売しています。当社は1977年から、企業向けのFAXを販売していました。
電子メールがなかった頃、FAXはビジネスに欠かせない通信手段でした。社内の文書も内線FAXでやりとりされていました。社外からのチラシのようなセールスFAXも多く、誰も受け取らないまま積もった紙を、若手社員がまとめて捨てたりしていた時代です。FAXは番号を1つ打ち間違えると違う相手に送ってしまうので、間違いFAXも多く届きました。中にはとんでもない重要な文書もあって、送信元の知らない方に「送り間違いです」と書いた紙をFAXで送って教えてあげることもありました。
PC/ケータイ時代への過渡期に花咲いた製品たち
昭和末期はPCがオフィスに入ってきた黎明期で、スマートフォンは影も形もない時代。
オフィスには固定電話のみ。カシオの社内では共用の「オフコン(オフィス・コンピュータ)」や自社製ワープロで文書をつくり、印刷した文書を歩いて持っていくか、社内便や社内FAXで他の部署に送っていました。
PCとケータイが広まる前の過渡期、人々がアナログとデジタルの間を往復しながら、新しい製品を手にしては取り替えていきました。そんなめまぐるしい変化の中で、カシオもたくさんの製品を開発して、送り出していたのでした。
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