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2025年度第3回「CASIOの森」活動レポート:今年も複数の巣箱に営巣の痕跡がありました

2025年12月23日


2025年11月1日、本年度第3回となる「CASIOの森」の活動を実施しました。   
当社は、 SDGsへの貢献を目指すと共に従業員の社会課題への認知度を高める目的で、2018年に東京都水道局と「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)協定」を締結し、東京都水道局が管理する水道水源林のうち2.46ヘクタールを「CASIOの森」と名付けて、その保全活動を実施しています。

今回のテーマは「巣箱観察&清掃」です。
最近クマ被害が増えていることもあり、この活動についても実施すべきか検討を重ねました。
カシオは「自然との共生」を重要テーマとして位置付けていることから、獣害対策について深く考える機会と捉え、実施を決めました。
実施するにあたり、参加者を活動に慣れたメンバーに限定、クマに対する事前のレクチャー、対策グッズ準備、水道局職員との徹底した連携、など安全対策を十分にとったうえで行いました。

レクチャーの様子

活動前にクマ対策をレクチャー

お馴染みのラジオ体操と集合写真

今回は現場作業を最低限とするため室内にてラジオ体操を実施しました。

ラジオ体操の様子

ラジオ体操

ただし、集合写真はこの活動に参加する記念となるためしっかり撮影。

集合写真

集合写真

巣箱観察&清掃

東京都水道局が管理する約26,000haの水道水源林では、森林で発生する病虫害を防ぐ野鳥の営巣活動を促すため、約4,000個の巣箱が設置されています。この巣箱は一度営巣に使用されると、そのままでは再利用されにくいことが知られており、野鳥が巣箱に持ち込んだ巣材(コケなど)を人の手で毎年取り出しキレイにしています。「CASIOの森」でもこれに倣って現在までに32個の巣箱を設置し、毎年秋に巣箱の内部清掃を行っています。

9名と普段より少ない人数での活動でしたが、その分チームワークよく作業ができたため、想定作業量を上回る32個すべての巣箱観察&清掃を終えることができました。 

巣箱観察の様子

巣箱の中から枯れ葉やコケが!営巣の痕跡か、、、

営巣の痕跡

複数の巣箱に営巣の痕跡あり

尚、その内4つの巣箱は昨年度渋谷区立本町学園の生徒が職場体験で初台を訪れた際にサステナビリティのカリキュラムで製作したものです。しかもこの巣箱、設計も生徒自身が考えたものなんです。
我々が製作している巣箱は東京都水道局のものを参考に設計していますが、生徒たちが考えた巣箱は斬新なものが多く、今後の制作 の参考になるものも多かったです。

巣箱の写真

生徒が製作した巣箱、横に広く開閉するタイプで観察しやすい構造でした!

センサーカメラにシカの姿

前回の活動で設置したセンサーカメラを回収しました。
これまで、補植したミズナラの成長点が食害されたり、上に引っ張られたような状況になっていたのは、これらの野生動物による影響が考えられます。
敷地内に設置されたシカネットの一部でめくれが確認されたため、後日補修作業を実施しました。

補修の様子

補修作業の様子

撮影した動画は巣箱周辺の生態系の一端を間近に見る貴重な記録です。今後もこうしたデータを蓄積し、保全活動の状況把握や対策検討に役立てていきます。

今回参加したメンバーからは「自然の重要性や生物とのかかわり方を改めて学ぶことができた」「普段の仕事では関わりのない人と交流できた」「社会に役立っているという満足感が得られた」などの感想がありました。
また、水道局のご担当者様からは「カシオは毎回ユニークな活動をしている」という感想をいただきました。
これから冬を迎えるため、次回の活動はまた来年度です。今後も水道水源林の保全活動を「カシオらしい」活動で盛り上げていきたいと思います。 

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