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【開発者インタビュー】日本の伝統色「縹色」と木組着想の文字板モデルのこだわり

2026年1月8日


耐衝撃ウオッチ “G-SHOCK”の最上位シリーズ“MR-G(エムアールジー)”から、日本古来の伝統色「縹色(はなだいろ)」をダイアルに採用した新モデル「MRG-B2100D」が登場します。美しい色彩表現を実現した本モデルについて、商品企画担当者に聞きました。

佐藤貴康の写真

時計事業部 商品企画部 第二企画室 佐藤貴康

―今回の新モデルを開発した背景は何でしょうか。
八角形ベゼルとシンプルなフェイスが特徴の「2100」シリーズは、文字板がよく見えるデザインなので、色が入るととても魅力的になります。そこで三針フェイスを活かした美しい色彩の文字板を追加したいと考え、「縹色」のモデルを作りました。

MRG-B2100シリーズの画像

歴代のMRG-B2100シリーズ

―「木組」から着想を得た文字板を実現するのに大変だったことはありますか。
このモデルを作るまでに、白や他の色でも何度もサンプルを作り直しました。どうしたら美しい質感が出るのか試行錯誤を積み重ねました。
今回は「木組」から着想を得たモデルです。下に平らな文字板があり、その上に穴の開いた文字板が重なる構造です。隙間から日差しが差し込むイメージで、ソーラーセルに光が届きながら、美しさと立体感も両立させることが大変でした。
※金物を使わず木材を組み合わせる日本伝統の建築工法、木工技法のひとつ。

格子部分のイメージ画像

格子部分の受光の様子を表したイメージ

―文字板を構成する三つのパーツそれぞれに工夫があるのですね。
上の木組み模様の部分、下の文字板、そして見切りの部分の三つのパーツがあり、それぞれに異なる着色を施しました。全体を見たときに美しいバランスになるように新しく色を開発し、何度もサンプルを作って調整しました。
実は一つの文字板の中でも、場所によって着色を変えています。光が必要な隙間部分は薄く着色して光を通しやすくし、見た目を重視する部分は濃く着色して透けにくくしています。このように部分ごとに変えることで、全体の質感を高めています。

インダイアル部分の画像

よく見ると、木組み部分とインダイアル部分、見切り部分で色が異なります

―「縹色」を選んだ理由を教えてください。
そもそも「縹色」とは、日本古来の藍染めによる伝統色の一つです。青の着色顔料を作る手法は限られていて、日本では平安時代から藍染めが使われてきました。藍色だけでも48色ほどあり、その中の一つが「縹色」なんです。

縹色の濃度イメージ画像

縹色は染め方や色の濃度により、さらに4種類に分けて呼ばれます

具体的には、“MR-G”を製造している山形カシオがある、山形県の国宝・五重塔をイメージしました。山中にあるその五重塔が、夜明けから朝にかけて霧がかかった中で悠然とそびえ立つ情景。その美しい瞬間を「縹色」で表現しました。光が入った時に立体パーツの効果で濃淡が出てくるため、光の当たり方や腕の傾き具合で色の違いを楽しむことができます。

―他にも工夫があるそうですね。
12時位置の目盛り(インデックス)は「SHOCK RESIST」マークをイメージした大きなデザインです。2つのパーツを組み合わせた造形で、「木組」コンセプトを表現しています。

「SHOCK RESIST」マークと12時位置の目盛り(インデックス)の画像

また、四隅のサスペンションアームは、従来のモデルではグレーのIP処理でヘアライン調にして強さが感じられるようにデザインをまとめたのですが、今回はシルバー系の色にミラー処理を施しています。「縹色」のダイアルカラーと相まって、時計全体を爽やかな印象にまとめました。

最後に、ユーザーの皆さんへメッセージをお願いします
日本古来の伝統色と現代の技術が融合した、特別なモデルに仕上がりました。格子状立体文字板と、光によって変化する縹色の美しさを、ぜひ実際に楽しんでいただければと思います。

<ニュースリリース>
日本古来の伝統色「縹色」を施した“MR-G”

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