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カシオ計算機は、「VIRTUAL G-SHOCK」プロジェクトの一環として、Move-and-Earn(運動して稼ぐ)のWeb3ライフスタイルアプリ「STEPN GO」とのコラボレーションをします。G-SHOCKのスポーツラインG-SQUADと2023年12月に販売したVIRTUAL G-SHOCK NFTのデザインをモチーフにした4タイプ8種類のNFTスニーカーを800個限定で販売します。今回は、このコラボについて、時計マーケティング部の佐藤一輝に話を聞きました。

時計マーケティング部 佐藤一輝
―VIRTUAL G-SHOCKプロジェクトについて教えてください。
2023年にG-SHOCK40周年の新たな挑戦として、リアルのG-SHOCKブランドをバーチャル空間でも体験できるようにしたい、という思いからVIRTUAL G-SHOCKプロジェクトが始動しました。若い世代を中心に、これまでG-SHOCKと接点のなかった方々との新たなリレーション構築を目的として、未来の耐衝撃構造をテーマとしたVIRTUAL G-SHOCK NFTの販売やVRメタバースでの仮想店舗出店などを展開してきました。アニメや漫画、ゲームなどのエンタメや推し活が盛り上がっている中で、G-SHOCKもバーチャルコンテンツを展開しながら新たなファンを増やしたいと考えています。

―STEPN GOはどのようなアプリなのでしょうか?
STEPN GOは、アプリ上でのNFTスニーカーの購入や貸し借りといったユーザー交流だけでなく、スマートフォンのGPSを使って実際に走ったり歩いた距離に応じて仮想通貨「GMT」を獲得できるライフスタイルアプリです。報酬は換金やレベルアップ、オンラインでのアピールに使用でき、バーチャル空間で完結するのではなく、リアルの活動にもリンクした新しい形のWeb3ゲームです。購入するNFTスニーカーによって、ランニング向け・ウォーキング向けなどタイプが分かれていたり、動いた距離に対する仮想通貨の獲得率が異なっていたり、単純なランニングアプリとは違った奥が深いゲーム設計になっています。
私自身、普段はランニングをしないのですが、STEPNと一緒にお仕事をさせていただく中で、G-SQUADを着けSTEPNのアプリをダウンロードし毎日走りました。STEPNのランニングイベントにも参加しましたが、アプリ上で動いた距離によって報酬を得ながらも、リアルではランニングイベントとしてユーザーが集うというバーチャルとリアルをかけ合わせた新しい形の楽しみ方だと実感しています。
このようにコラボ先のSTEPNと、自社のG-SQUADを徹底的に使い倒すことで、コラボのシナジーがより生まれるような企画を立案することに努めました。


―今回、STEPN GOとコラボレーションした背景や狙いは?
昨年からNFTを活用したVIRTUAL G-SHOCKを進めていた中で、G-SHOCKブランドをアートだけではなく、ゲームやアニメなど、さまざまなデジタルコンテンツに展開できるのではないかと模索していました。半年前にSTEPNのチームとお話をする機会があり、バーチャルとリアルが連動するNFT業界の新たなトレンドをつくりあげた先駆的なアプリに非常に興味を持ちました。STEPNの画期的なゲームシステムは、NFTに触れたことのないランナーのユーザー獲得にも成功しています。その中で、私たちもG-SQUADというスポーツとの親和性が高いシリーズを持っているだけでなく、STEPNの0→1や挑戦の世界観がマッチすると考え、コラボを決めました。

―NFTスニーカーというイレギュラーな商品ですが、腕時計にはないポイントを教えてください。
今回、リアルのG-SHOCKをNFTスニーカーのデザインに落とし込むというハードルがありました。G-SHOCKをあまり知らない方が見ても、G-SHOCKとのコラボだということがわかるようなデザイン考案に一番苦労しました。スニーカーという型が決まっている中で、G-SHOCKらしさを取り入れるためにアイコニックなフォルムやブランドロゴなどをいれながら、全8種類のデザインを行いました。また、単なるスニーカーではなくバーチャル空間のNFTスニーカーという特性も生かし、バーチャル空間で履いた時の見映えや、ランニング時の衝撃吸収性まで想像したデザインに仕上げています。

―今後、VIRTUAL G-SHOCKプロジェクトをどのように発展させていきたいですか?
時計業界や日本の上場企業を見ても、Web3やブロックチェーンの取り組みを本格的に行っている事例はあまりなく、カシオはこの分野で積極的に活動していると感じています。1983年に初代G-SHOCKが登場したときも、時計は壊れやすいものという常識を覆し、新規ジャンルを開拓しました。リアルで腕時計を着けるという当たり前がある中で、バーチャル空間でもG-SHOCKを知ってもらう、体験してもらう、楽しんでもらうという取り組み自体、新しい動きだと考えています。これまで陸海空の過酷なリアルの環境で、G-SHOCKは挑戦者の相棒でした。今後は変化の激しいバーチャルの世界の中でも、挑戦する人の相棒になれるVIRTUAL G-SHOCKにしていきたいです。
<ニュースリリース>
「STEPN GO」と“G-SHOCK”がコラボしたNFTスニーカー
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