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小学3年生の小原さん 関数電卓でPythonを動かす「シン・電卓アート」を制作

2024年9月19日


東京都に住む小原さんは、関数電卓を使って絵を描く「電卓アート」をつくっている、電卓が大好きな小学3年生です。

小原さん

1年生の時には記号や数字を使った絵を、2年生の時にはカラーで3Dのアートを。今年の夏休みの自由研究ではプログラミングによる「シン・電卓アート」をつくり、学校に提出しました。

今回の作品ではカシオのグラフ関数電卓fx-CG50の「Python」モードを使っています。この電卓にはプログラム言語「Python」の機能限定版が入っていて、電卓本体で書いたり、あるいはPCで書いたプログラムを入れて、動かすことができます。

関数電卓で動作チェック!

Pythonでつくったゲームの画面

Pythonゲーム/プログラムの解説

小原さんがつくったゲームとプログラムを紹介します。ご本人から動画でデモと解説をしていただきました!

計算ゲーム
関数電卓が、計算の問題を10問出してきます。答えを入れると、正解か誤りかを答えてくれます。すべて答え終えると、正解数を教えてくれます。

答えが入力できないとゲームにならないので、「7÷4」のような答えが整数にならない問題や「3÷0」のような0で割る問題を出題させないようにするのに苦労したそうです。

円周率ゲーム
関数電卓が円周率の数字を1桁ずつ質問してきます。「3.14159...」の「3」「1」「4」...を、順番に入れていきます。1桁答えるごとに、正解か誤りかを教えてくれます。1000桁まで答えることができますが、途中で終わることもできます。終わると、正解できた桁の数を教えてくれます。

小原さんは、円周率を450桁まで覚えています。卒業までに1000桁を覚えることを目指しているので、電卓にチェックさせるために、このプログラムをつくったそうです。電卓なら、いつでもどこでも、何桁まででも付き合ってくれますね!正解の円周率データを設定する時にエラーが出るのに悩まされたものの、データが長すぎることがわかり、改行を入れることで解決したそうです。

生まれた年が分かるプログラム
年齢、生まれた月と日付、今年の誕生日が過ぎたかどうか(1か2)で入力すると生まれた年が西暦と和暦の両方で表示されます。生まれた年の西暦がわかっても和暦がわからないことがあるので、このプログラムがあれば便利だと思ってつくったそうです。令和はもちろん、平成、昭和、大正、明治にも対応しています。

素因数分解プログラム
入れた数を素因数分解してくれます。(例:1672=2×2×2×11×19)素因数分解できない素数の場合は、素数であることを教えてくれます。

素数判定プログラム
入れた数が素数かどうかを判定して答えてくれます。素数が大好きなので、本を使わなくても電卓だけで素数かどうかが調べられるプログラムがあったら便利なので、つくったそうです。

小原さん、動画をありがとうございました。みごとにPythonを使いこなしていますね!

カシオの開発者から、コメントをいただきました

開発本部 事業イノベーションセンター 加藤田 純也さん
プログラムを書くことはもちろん、自分で課題を見つけて、その解決方法を考えているところも素晴らしいと思いました。小原さんがこれからどんなものを作ってくれるのかとても楽しみです!


小原さんが学校に提出したファイルの最後には「ゲームやプログラムを作っていると、たくさんわからないことや困ったことがでてきたので、質問を書きためてCASIOさんにききました。丁寧に教えていただきました。」「CASIO関数電卓おきゃくさまセンターになんども電話しました。教えてくれてありがとうございました」と書かれていました。ていねいなお言葉をいただき、ありがとうございます。

自由研究でプログラミングに挑戦して、数とプログラムへの知識を深めた小原さん。「電卓アート」次の作品にも期待しています!

<関連リンク>
関数電卓で絵を描く!驚異の小2 小原さんの「電卓アート」
小原さんの使っているグラフ関数電卓「fx-CG50」製品サイト

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