レスパイト旅行：長野県筑北村に4家族をお招きしました

今回は4家族16名をお招きしました。
ご家族をサポートする医療スタッフ、筑北村スタッフ、学生／社会人ボランティア総勢60名近くが集い、さまざまなおもてなしを通じて、中身の濃い2泊3日が繰り広げられました。

地の野菜をふんだんに使用した揚げたて天ぷらを添えての流しそうめん、こだわり職人から教わるそば打ち体験、筑北の大地で育った野菜収穫体験、薪割り体験、花火大会、クラリネット演奏会などゲスト家族はもちろん、ボランティアメンバーも楽しみながらのおもてなしがてんこ盛りです。

その中でボランティアメンバー内で大いに盛り上がったのが手作りピザ工房でした。
筑北村にはこれまた自らで手作りしたという本格ピザ窯があり、ゲストの夕食時間に合わせて提供しようとボランティアだけの作業となりましたが、今回のボランティアメンバーの中にパン教室に通って、自宅でもパンを焼いているという本格派がいて、的確な指示出しの下、全員参加でこねた生地が実に本格的なものとなり、誰となく「提供するならちゃんと味見しないとね！」という口実で大試食会となりました。
気候にあわせて酵母の働き加減を見ながら、寝かした生地は驚くほどフワフワ！（この見極めが重要なんですね）薪窯の熱でパリッと焼きあがり、皆が笑顔になりました。

ゲストにも大好評だったようで、多めに焼き上げたピザは一枚も残ることなく楽しんでいただけました。
作り手も笑顔、食する方も笑顔、素敵なおもてなしになりました。

こんな感じでボランティア同士も和気あいあいと楽しんで活動をしています。
カシオが親子はねやすめの活動をサポートするようになって年月が経過する中で、顔なじみも増え、支援者同士のつながりもより太くなっています。活動というより、年に1回親戚一同の集まりでワイワイやっている感じといったところでしょうか（笑）
このボランティア同士が楽しみながら取り組んでいる雰囲気はゲストにも確実に伝わっているようで、ご家族からも集まっている皆さんがとても仲良くしているとコメントをいただきます。
日頃の介護中心の生活からちょっと一休みしていってください、と言われても慣れないことに不安でいっぱいの表情が徐々にほぐれていく変化を垣間見ていると、楽しい雰囲気づくりも大切なんだと思います。

ほんのひとときかもしれませんが、筑北村での楽しい経験が前に進む力となりますように！
そんな思いを込めて、みんなでお見送りです。

来年2025年はカシオとしての取り組みも10年目を迎えることとなります。これまでも、そして、これからも小さな幸せに寄り添っていきたいと考えています。
カシオは「親子はねやすめ」の活動をサポートしていきます。