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昨年11月5日、当社初となるパーパスとバリューズを策定しました。
策定の経緯やパーパスに込められた想いについて、パーパスプロジェクト事務局の小野洋子さんにお話を聞きました。

コーポレートコミュニケーション本部 コミュニケーションデザイン部
コーポレート企画グループ グループマネージャー 小野洋子さん
「どんなものを作る?」から「どんな社会にしたい?」へ
―なぜパーパスを策定したのでしょうか?
一番の狙いは、組織風土の改革です。
当社にはそもそも、「創造 貢献」という創業当時からの大切にされてきた経営理念があります。
しかし世の中が劇的に変化する現代において、社会課題も多様化・複雑化し、「創造 貢献」の意味合いも変化してきています。「創造 貢献」だけでは、近年、「何を作ったらいいか」が見えにくくなっていた。そこに「商品・サービスをつくったその先にはどんな社会があるのか」を描くパーパスを設定する。どんなものを作ったらいいか?という視点から、どんな社会にしたいか?という未来志向で問い直し、自分たちの役割が明確になる。そんな道しるべを作り、これからも「創造 貢献」を実現し続けるべく、パーパス策定のプロジェクトがスタートしました。

当社のパーパス
「任意の」ボトムアップでつくった納得のパーパス
―どのような手順で策定したのでしょうか?
策定にあたっては、国内外から集まった約1900名分のアンケート回答、ワークショップに参加した約100人の社員の声を集めました。いずれも任意でお願いしたのですが、想定以上の反響があり、とても感動しました。企業の成長においてもっとも避けたいのは「無関心」ですから、皆さんの関心の高さに励まされました。
集まった声からプロジェクトメンバーでキーワードを抽出し、議論を重ね、最後はプロのコピーライターの方に仕上げていただきました。
スタートから完成まで、約1年を要しました。

ワークショップの様子
私は2022年にまったく別の業界から中途入社したのですが、社員の皆さんの声を聴いたとき、「既に共通の想いが根付いている」と感じました。前職であれば出てこないであろう「驚き」というキーワードがあがったことも新鮮で、皆さんの心に「カシオらしさ」「カシオが成すべきことと」が明確に根付いていると強く感じました。今回、それを明文化できたことに大きな意義があると思います。
数字だけでは表せない未来を描く
最初にお話ししたように、パーパスとは未来志向であり、業績や経営計画などの数字とは異なる軸で持つべき価値観です。「売れれば何でもいい」という発想ではなく、パーパスを実現することが目的であり、パーパスを実現すれば結果(数字)も自ずとついてくるのです。
社員一同、パーパスを胸に、お客様と社会に貢献できる未来を描きながら日々の仕事に取り組んでまいります。
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カシオの理念
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