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【開発者インタビュー】EDIFICE“初”づくしの挑戦的モデル「EFK-100」開発秘話

2025年6月16日


EDIFICEは、“Speed and Intelligence”をコンセプトにモータースポーツの世界観を表現したブランドです。7月11日発売予定の新モデル「EFK-100」は、金属素材に比べて軽量で、かつ強度が高いフォージドカーボンをEDIFICEで初めて採用しました。また、駆動部にメカニカルムーブメントを取り入れ、機能性とデザイン性を追い求めるスポーツカーの世界観をEDIFICEらしいスタイリングで具現化しています。今回は 「EFK-100」の開発までの道のりを商品企画部の小島直に聞きました。
※『EFK-100 XPB/EFK-100YC』のみフォージドカーボンを使用しています。『EFK-100YD』(3モデル)はフォージドカーボンの質感を電気鋳造で再現した文字板を採用しています。

小島直氏

時計BU商品企画部 第二企画室 小島直

「EFK-100」製品画像

EFK-100

EDIFICE“初”づくしの挑戦的モデル

今回の新製品はどのような商品なのでしょうか。
EDIFICEは、主にクルマ好きの方をターゲットにしたブランドです。これまでもクルマ好きの方のライフスタイルや様々なモータースポーツのシーンに合うような商品を企画してきました。今回は、素材とムーブメントのトータルでブランドの世界観を表現できるモデルを作り上げようと企画しました。
その中で、新たに挑戦したことが3つ。1つ目は、高級車にも使われるフォージドカーボンを文字板とケースに採用したこと、これは後ほど詳しくご説明します。2つ目は、駆動方法にメカニカルムーブメントを採用したこと。やはり、クルマ好きの方は、「操る」ということが好きな方も多いので、ご自身で巻いて動くメカニカルなムーブメントと親和性が高いと考え、初めて採用に至りました。3つ目は、ムーブメントの駆動が見えるようにシースルーバックを採用したことです。
EDIFICEファンの皆様に、「あれっ、今までのEDIFICEとは雰囲気が違うな」と“驚き”を感じてもらえるモデルになったかと思いますし、新たな魅力を感じていただける“挑戦的な一本”だと思っています。

フェイス画像

フォージドカーボンは、航空宇宙分野で開発され、自動車業界でも活用が進む炭素繊維を樹脂で固め高温高圧で成形した複合素材

表面と裏蓋

裏蓋から見えるメカニカルムーブメント

世界にたった1本⁉ フォージドカーボンの魅力とは

なぜ今回フォージドカーボンを採用することになったのでしょうか。
これまでもEDIFICEでは、クルマと親和性が高い素材としてカーボンを使用してきましたが、特に今回は、高級スポーツカーにも使用される強くて軽量な先端素材であるフォージドカーボンを採用することにこだわりました。ケース全体や文字板回りに使用することで、腕に着けたときの満足感と高い装着感を実現しました。

腕に装着した「EFK-100」

腕なじみのよい素材

また、フォージドカーボンは繊維の模様がランダムに浮かび上がるのが特徴です。ダイヤルを見ると一つ一つ模様が異なっており、フォージドカーボンならではの特徴を生かしたデザインになっています。
新しさを出したい、今までのスポーツカーの車体をイメージしたものとは違う方法でやってみたいという強い思いから、スポーティーさを持ちながら機能美を追求した結果、採用に至りました。

文字盤画像

文字板をよく見ると繊維の模様がランダムに浮かぶ

細部へのこだわりはユーザーへの思いから

他にこだわった点はありますか。
素材以外のこだわりとしては、表面処理による高い質感です。バンドの部分には、縦筋が入ったようなヘアラインの仕上げ、斜面の部分は輝くミラー仕上げを施しています。部位ごとに磨き分けることで、マットな質感と光沢のある部分の質感の違いが際立つように仕上がり、上品でバリュー感のあるデザインを実現しました。

ユーザーの方にメッセージをお願いします。
「EFK-100」は、クルマが好きな方に、見た目の美しさと機能性を兼ね備えたカーボン素材と、自分で巻いて使うメカニカルムーブメントを見て感じていただけるモデルになっています。輝きや造形など細部にこだわって作っていますので、着けたときにそういったところを味わっていただけたら嬉しいです。
是非、店頭でお手に取ってみてください。

小島直氏

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