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STEM教育を通じてアフリカ発展に貢献を TICAD9に関数電卓を出展&活用セミナーを開催しました

2025年9月10日


8月20日(水)~22日(金)に横浜市で開催されたTICAD9(第9回アフリカ開発会議)において、テーマ別イベントであるTICAD Business Expo & ConferenceのJapan Fairに、当社はSTEM教育を通じた人材育成によるアフリカの発展に貢献すべく、関数電卓をブース出展し、教育現場での関数電卓活用についてのセミナーも開催しました。

【TICAD9(第9回アフリカ開発会議)とは?】

TICADは、Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略であり、アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催しています。

今回は、33名の首脳級を含むアフリカ49か国が参加。全体会合、テーマ別会合、特別会合が行われました。また、パシフィコ横浜でJETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)により共催されたセミナーやシンポジウム、展示を行うビジネスイベントには約10,000人が来場しました。

ビジネスイベントの展示ホールにブースを出展

当社は、世界で100の国・地域の教育現場に関数電卓を提供し、先生や生徒の皆さまに正しい操作方法や活用法をお伝えし、積極的にサポートする「GAKUHAN」活動を30年以上行ってきました。

欧米ではすでに関数電卓とその操作方法が浸透しており、近年は特に、ASEAN諸国をはじめとした新興国に軸足を置き、活動を続けています。アフリカ内では、既にエジプトとナイジェリアでSTEM教育への関数電卓の有効性を実証するプロジェクトを進めており、8月20日にはエジプトの教育・技術教育省と数学教育の向上に向けた覚書を締結しました。

これまでの活動を活かし、TICAD9では、STEM教育による人材育成を通じアフリカの発展に寄与することをお伝えするべく、ブースの出展とセミナーを開催しました。

ブースエリア全体の画像

ブースエリア全体の様子

ブースでは、カシオの教育事業のステイトメント「Boost Your Curiosity」を壁面に大きく描き、「『学び』の支援を行い、あなたの学びへの『好奇心』を高めます」という想いを伝えました。ブースには関数電卓の実機を展示。fx-991cwをはじめ、当社の特色である各国専用機(ナイジェリア、南アフリカ、スペイン/ポルトガル、日本モデル)に実際に触れていただける場を作りました。関数電卓の購入者が、PC、タブレット、スマートフォンで使うことができるエミュレーターソフトウェアもご紹介しました。

電卓の展示台

電卓実機の展示

説明をするスタッフ

「Boost Your Curiosity」の想いをご説明

また、モニターでは関数電卓を実際に活用されているアフリカの教育関係者の方々のインタビューなどを投影。関数電卓のSTEM教育への有効性や、カシオの貢献活動は製品のみでなく、活用の為の教材の独自開発や研修などの支援を含めたパッケージであることをパネルで展示しました。カシオがメーカーにとどまらず教育現場に寄り添うパートナーであることをお伝えしました。

壁面に設置されたモニター

モニターでインタビューを投影

パネルが並ぶ展示台

STEM教育促進についてパネルで紹介

ブースに足を運んでくださった方のご感想

当日は多くの来場者に足を運んでいただき、下記のような声をいただきました。

「カシオの関数電卓がアフリカの多くの国で販売・使用されていることを知った」
「具体的な活用事例、教材・研修を含む包括的なサポートへの理解が深まった」
「自国でもこうした教育プロジェクトを行いたい」

など、カシオとの協業に期待と関心をお寄せいただきました。

エジプトの教育大臣、日本の文部科学大臣と財務大臣もブースにご来訪

ブースには、エジプト・アラブ共和国教育・技術教育省のムハンマド・アブデル・ラティーフ大臣と、あべ俊子文部科学大臣、加藤勝信財務大臣にもお越しいただきました。カシオの各国への教育活動について説明し、ご意見をいただきました。

三人の写真

左より:教育統轄部 戦略企画部長 熊田太郎、あべ俊子文部科学大臣、エジプト・アラブ共和国教育・技術教育省のムハンマド・アブデル・ラティーフ大臣

説明の様子

加藤勝信財務大臣に教育活動をご説明

STEM教育での関数電卓活用について、セミナーも開催

開催3日目となる8月22日に、ビジネスイベント会場にて、教育統轄部 戦略企画部長の熊田太郎がイベントステージに登壇し、「アフリカにおける教育協業 - STEM教育で活きる関数電卓の力」をテーマにセミナーを行いました。

セミナーでは、関数電卓を活用して生徒の数学理解を深めることで、論理的思考力や問題解決力など将来に役立つスキルの育成につながることを説明し、関連するアフリカの事例も紹介しました。加えて、偽物・模倣品の情報提供と注意喚起を行い、今後の取り組みに対する熱い意気込みを語りました。

登壇メンバーの写真

登壇メンバー(本社、カシオ・ミドルイースト・アンド・アフリカの社員)

セミナーの様子

セミナーの模様

集合写真

企画担当者より

多くの方にブースに足を運んでいただき、ステージイベントも満席で大変有り難かったです。
当社の関数電卓をお使いの方も多く、カシオブランドに親しんでくださっていることを実感しました。また理系教育の重要性と課題認識への共感と、当社への期待のお言葉もいただき、教育事業を通じたアフリカ発展への貢献に対する想いを新たにしました。
引き続き、当社は世界の教育現場に貢献する製品開発と、教材の充実や研修の実施などの支援活動に尽力してまいります。

熊田 太郎の画像

教育統轄部 戦略企画部長 熊田 太郎

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