【担当者へインタビュー】電卓60周年記念！ムーミンとコラボしたデザイン電卓「Comfy」

―今回、ムーミンとのコラボレーションを実現することになったきっかけは何でしょうか？
甲斐： 起点としてはやはりカシオ電卓60周年という節目がありました。実は偶然にもムーミンも80周年を迎えた年だったんです。ちょうどラベルプリンターでもムーミンとコラボをしていたので、「今年、電卓でもコラボをしたい」という話から始まりました。電卓はこれまでキャラクターとコラボレーションをあまりしてこなかったので、新たな挑戦として取り組むことになりました。

―なぜコラボ商品のベースにデザイン電卓「Comfy」シリーズを選ばれたのでしょうか？
甲斐：「Comfy」シリーズは環境に配慮した要素が多く含まれています。タフソーラー機能、再生材の使用、グリーン購入法対応など、環境に根差した製品なんです。ムーミンも「自然との共生」や「環境へのやさしさ」を大切にしており、「Comfy」の理念との親和性が非常に高かったため、コラボする電卓に選びました。

―3つのモデルについて教えてください。
甲斐：今回は、人気キャラクターの「ムーミン」、「リトルミイ」、「ニョロニョロ」を選びました。

我妻：ムーミンは、小説の挿絵から始まって、コミックス、絵本まで、様々なイラストがあります。その中から感覚的に可愛いと感じられるイラストや柄を選びました。
ムーミンモデルの『JT-200T-MM-BU』（グレイッシュブルー）は、「ムーミンの丸い後ろ姿」をキーモチーフにしています。原作のコミックスには、おしりから物語が始まる印象的なカットがあって、その“ぽってりした丸み”を、円形のモチーフで表現しました。
『JT-200T-MM-PK』（グレイッシュピンク）は、「リトルミイ」が花を摘んでいる様子を表現しています。
『JT-200T-MM-WE』（オフホワイト）の「ニョロニョロ」は、群れて立っている姿のイメージが強いと思うのですが、あえてボートに乗って水辺で遊んでいるシーンの原画を選びました。全体の色数も抑えめで、よく見るとニョロニョロがいる、というさりげなさを大事にしています。

―リトルミイモデルは、キーまで柄が入った挑戦的なデザインですね。
我妻：そうなんです。社内でも「ここまで電卓のキーに柄を入れたのは久しぶりだよね」と言われたくらい、思い切ったデザインです。どこまで柄を出して、どこで抑えるかのバランスには本当に悩みました。花の位置や大きさ、色の比率を何度も調整しながら、「柄物としての可愛さ」と「電卓としての見やすさ」のギリギリのラインに挑戦しました。最後は感覚を大切に、電卓として可愛いものを目指しました。また、キーフォントの色はホワイトにして、数字がきちんと読めるようにコントラストを確保しています。

―ベースカラーの選択にはどのようなこだわりがありましたか？
我妻：グレイッシュブルー、グレイッシュピンク、オフホワイトというベースの樹脂色は、もともとの「Comfy」の色をベースにしています。電卓という機能性を保ちながら、ムーミンの世界観を損なわないよう、慎重に色合いを選定しました。

―どんな層の方に、どういう風に使ってほしいですか？
甲斐：ムーミンファンの方々にはもちろん、 幅広い層の方々に日常シーンでぜひ使ってもらいたいです。家計簿の計算でおうちに置いてもらったり、会社で使ってもらったり、日常生活に寄り添う存在になってほしいと思っています。

我妻：デスクに置いているだけでも気分が上がるような、インテリアにも馴染む、そんな存在になってほしいです。「電卓らしくない電卓」として、計算という日常的な作業が少しでも楽しく、心豊かな時間になればと思っています。

―最後に、この新しい電卓を手に取る方へのメッセージをお願いします。
甲斐：ムーミンショップやCASIOのオンラインストアなどで、インテリア雑貨を見るような気持ちで眺めてもらえたら嬉しいです。「電卓を買おう」と探しに来た人だけでなく、「ムーミンのグッズを見ていたら、たまたま出会った一台」という出会い方も素敵だなと思っています。

我妻：3つのデザインは、きっと選ぶ人がそれぞれ分かれるはずです。毎日使う机の上に、どの物語を置きたいか。自分の感性に一番近いモデルを選んでもらえたら嬉しいです。

＜ニュースリリース＞
人気キャラクター「ムーミン」とのコラボレーションモデル

＜関連リンク＞
MOOMIN by Comfyスペシャルサイト