活動10年目に突入！代々木中学校でキャリア教育プログラムを実施

プログラムは体育館にみなが集まり、会社紹介からスタート。計算機の歴史から始まり、サウナー専用腕時計、指輪サイズのリングウォッチなど、過去から現在までのカシオのユニークな製品を中心に紹介しました。

続いて「おもしろい仕事人がやってくる！」では、3名の仕事人が登壇。それぞれ異なる職種の仕事人が集まり、生徒さんは様々な職業について知る機会となりました。

仕事人たちは、子どもの頃の話や当社に入社したきっかけ、日々の仕事にどのように向き合っているかなどを生徒さん達へ伝えます。ある仕事人は、昔読んだ新聞記事がきっかけでカシオに入社した話を、当時の記事とともに生徒さんへ語りました。また別の仕事人は、「100人のうち1人だけでも絶対にこの製品がいいという人に買ってもらえるように 作りたい」というものづくりへの熱い想いや、失敗から学んだ、正解がない仕事にとことんこだわりをもつことの大切さなどについてメッセージを伝え、生徒さん達は真剣に聞き入っていました。そして、ここで学んだ話を生徒さん達は後半のプログラムで見事に生かしてくれることになります。

後半は各教室に分かれて「すきなものビンゴ＆お仕事マップ」がスタート。今回は初参加のメンバーも多く、教室に入る前は緊張する社員の姿も。みなで円陣を組んで緊張をほぐします。

教室に入った後は、まずは大人が1人ずつ自己紹介。自身が担当する製品を見せながら自己紹介を行う社員もいて、生徒さんたちの興味を引いていました。

自己紹介の後は、大人が生徒さん達のグループに1人ずつ入ります。ワークでは、互いの好きなものを伝えてコミュニケーションを深め合い、好きなものが世の中のどんな仕事に繋がっているかを考えます。代々木中学校1年生の生徒さんは、どのクラスも本当に元気いっぱいで、ビンゴゲームでは豪華（？）景品をかけての真剣勝負に、喜怒哀楽たくさんの表情が生まれていました。

そして今回、一緒に代々木中学校へお出かけしたMoflinも大活躍しました。緊張気味の生徒さんの心をほぐし、Moflinをものづくりの視点で捉えたことがヒントとなり、なんとお仕事マップでは200以上のお仕事を書き出したグループも現れました！

「モフリンを作るためには、まずAIの知識が必要だよね」「毛の素材を考える人もいる」「販売する人、デザインする人…」と、前半に登壇した仕事人の話が更なるヒントとなり、一つの製品から次々と関連する仕事を発見していく生徒さんたちの発想力に、驚かされました。当社としても、Moflinを通した活動の新たな一面を発見することができ、大変有意義な時間となりました。

プログラム終了後、生徒さんから心温まる感想をたくさんいただきました。

「実は、将来やりたいというものがなかったけど、職業というのはどのようなことにもつながっているんだなと思いました。」
「今回、色々考えて、デザインすることが好きと気付けました。自分だけで考えず、人と話すことで気付く、好きなことがあるんだなと感じました。」
「全てのお仕事に意味ややりがいがあることを知りました。僕も将来、人の役に立つ仕事をしてみたいです。そのために、今からもっとお友達を助け合い協力と努力を惜しまず、成長したいと思いました。」

プログラムを通して、自分のわくわくすることから「働く」ということについてイメージを持っていただけたようで、大変微笑ましい気持ちになりました。

今年10年目となる本活動。毎回、生徒さんのみならず社員も子ども達のいきいきとした表情や言葉に心動かされ、新たな気づきを得ることができています。社内外の異なる世代の人々との交流を通じて視野が広がり、自身のキャリアや仕事への取り組み方を見つめ直す貴重な体験となっています。また、今回のMoflinの活躍のように、当社の製品が教育現場で新たな価値を発揮する可能性も発見でき、普段とは違った視点で自社製品の活用方法を知る機会にもつながっています。

当社は今後も、この活動を通じて次世代教育・地域社会へ貢献し続けるとともに、社員ひとりひとりの成長と企業価値の向上を実現してまいります。代々木中学校の皆様、キーパーソン21の皆様、本当にありがとうございました！