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渋谷で電卓について語る。渋谷ヒカリエ「d47 MUSEUM」のトークイベント登壇レポート

2025年10月8日


カシオ計算機は、電卓初号機「001」を発売し今年で60周年ということで、WebのスペシャルサイトYouTubeなど、様々な形で電卓の情報を発信しています。
そんな中、情報発信の1つとして、ロングライフデザインを発掘し発信するD&DEPARTMNENTが運営する「d47 MUSEUM」(渋谷ヒカリエ8階)で開催されている展覧会「LONG LIFE DESIGN 4 デザイン物産2025 47都道府県の工夫のデザイン」に協賛しています。会場には2025年1月に発売された電卓の新製品「Comfy」が展示され、9月7日(日)には、展示会の出展者が集まるトークイベントが開催されました。

イベントポスターの画像

コミュニケーションデザイン部の斉藤 広和より、当日のレポートをお伝えします。

電卓についての挑戦を、失敗も葛藤も含めて伝える

トークイベントでは展覧会をさらに深く、様々な視点で紐解とくために、日本各地から18名の出展者が集い、47都道府県のその土地らしい「工夫」や「仕組み」をテーマに、自身の取り組みについて語りました。
他の参加者が、自分たちが暮らす場所にある魅力を再発見し、共感を広げる発表をされていました。その中で、協賛企業として参加した当社は、土地に根付くものではないけれど、人の生活に根付く電卓について、60年間にわたり考え、挑戦を続けてきたことを伝えることにしました。失敗も葛藤も含めて正直に伝えることで、私たちのような企業が、ユーザーに寄り添ったものづくりに向き合ってきたことを理解していただければとの想いを胸に、玉本真一(教育事業部 アドバンス企画部)、新井大地(デザイン開発統轄部 プロダクトデザイン部)が登壇しました。

会場の様子

会場には出展者やd47 MUSEUMのお客様が集合

会場には、出展者やd47 MUSEUMのお客様など、約40人の方々が来場しました。
まず、当社の電卓の60年の歴史を紹介しました。電卓初号機の「001」の写真や、1960年代の当時のカタログのビジュアルなどを投影すると、懐かしそうに見入る参加者もいました。

説明の様子

「001」や当時の電卓のカタログを説明

そして、電卓が多くの家庭に広がるきっかけとなった1972年に発売された「CASIO MINI」の紹介にあたっては、「答え一発、カシオミニ」のキャッチフレーズでお馴染みの当時のテレビCMを流しました。イベント終了後には「CMがすごく興味深かった!」と何人かの方に声を掛けていただきました。

投影されたカシオミニのTVCM

カシオミニのTVCM

新井大地の写真

新井大地(デザイン開発統轄部 プロダクトデザイン部)

カシオミニをはじめ、薄型の電卓「SL-800」、ネックレスにもなる電卓「MQ-10」、クオーツライター電卓「QL-10」、ゲーム電卓「PG-200」などカシオ計算機がこの60年間に作ってきた様々な電卓を当時のカタログ写真などと共に紹介しました。そして最後に、最新のデザイン電卓「Comfy」のデザインについて説明しました。こだわったポイントやデザインする際に苦労した点などを話すと、会場の皆様はとても興味深く話を聞いてくださいました。
トーク終了後の質問コーナーでは、「スマートフォンに計算アプリがある今の時代に、電卓はこれからどのような工夫をして行くのか」といった質問をいただきました。長く使い続けられている物が、時代に合わせてどうアップデートしていくのか、それは電卓に限らず伝統工芸にも通じる普遍的なテーマであり、この日のイベント全体の趣旨にもつながる、問いかけでもありました。

玉本 真一の写真

玉本 真一(教育事業部 アドバンス企画部)

計算をしたいという人の思いはこれからも変わらずあり続けると思います。そしてその思いに応えるためのツールとして電卓がこれからどんな進化をして行くのか、これから先も我々は考え続けていきますと、お伝えしました。
今回の展覧会のテーマである「ロングライフデザイン」をきっかけに、電卓を作り続けてきた60年間の歩みと、これまでとこれからの挑戦について、知っていただけるトークイベントとなりました。
(トーク終了後に早速カシオの電卓を買いました!との嬉しい声掛けもいただきました。)

展示されたComfy

会場にはComfyが展示され、多くの来場者の方に触っていただきました。

また、トークイベント後の懇親会では、電卓に「そこまでのこだわりがあるとは思わなかった。」「初めて聞くようなお話ばかりでとても興味深かった」といったご感想を来場者より多数頂きました。
これらの声を通じて、電卓についてまだ十分にお伝えできていない点が多いことを改めて実感いたしました。今後の電卓の情報発信において、こうした貴重なご意見を参考にさせていただきたいと考えております。

玉本真一と新井大地の写真

左より:玉本真一(教育事業部 アドバンス企画部)、新井大地(デザイン開発統轄部 プロダクトデザイン部)

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