Skip to content

お気に入りに商品が追加されました。

TOPICS

【カシオ電卓60年の歩み vol.5】科学技術用の関数計算を身近にした「fx-1」と「fx-10」

2025年1月29日


2025年で当社の電卓初号機「001」の発売から60周年を迎えました。カシオの電卓60年の歴史から、代表的な商品を連載でご紹介します。

はじめに

今回ご紹介するのは、現在も販売されている関数電卓fxシリーズの初号機である、当社初の関数電卓「fx-1」と、その後継機種でポケットサイズの「fx-10」です。どちらもその時の先端技術を搭載し、教育現場や研究分野における計算作業を変革した製品です。

当社初の関数電卓「fx-1」

fx-1製品画像

fx-1

1972年に発売した「fx-1」は、物理学、化学、力学、航空工学、宇宙工学、統計学、計量経済学などの科学技術が進歩する中で、三角関数や対数などの本格的な関数計算を手軽に処理できる計算機の需要が高まっていたことを受けて開発されました。
当時、関数計算をおこなうには、100万円以上もする研究用のミニコンピュータで専用プログラムを組む必要がありました。当社は関数計算を誰でも手軽にできるようにするため、LSI(大規模集積回路)やROM(読み出し専用メモリー)を駆使し、三角関数や対数関数、立方根など16種類の関数計算をワンタッチのキー操作で扱える電卓を開発。ミニコンピュータよりも大幅に入手しやすい325,000円の価格で発売しました。
電卓で関数が計算できるようになったことは当時、大きな驚きをもたらしました。その使い勝手の良さから「fx-1」は技術者・学生を中心に高い評価を受けました。

初のハンディ関数電卓「fx-10」

fx-10製品画像

fx-10

続いてご紹介するのは、1974年に発売された、当社初のポケットサイズの関数電卓「fx-10」です。国産初の関数電卓用LSIチップによる10種類の関数機能と、8桁の真空蛍光管(VFD)表示を搭載し、持ち運びやすさと実用性を両立したモデルとして発売されました。
「fx-1」登場からわずか2年後に発売された本製品は、「fx-1」に比べて重さを約7分の1に、価格は13分の1の24,800円に抑えることに成功しました。

「fx-1」はAC駆動であったため、屋外での研究・実験や建築の現場で関数計算を行うには、計算尺という対数の原理を利用したアナログ式の計算用具が必須でした。「fx-10」は乾電池駆動を実現し、屋外の現場でも使えるようになりました。研究室の中での移動も簡単になり、科学研究に欠かせないパートナーになったのです。学生の方にも買える24,800円の低価格により、数学や工学の教育にも使われるようになりました。
低価格と携帯性で科学技術用関数計算のフィールドを広げ、関数電卓を数学学習ツールとして身近にし、科学を究める歓びを広めたゲームチェンジャー的製品です。

世界の科学技術と教育を支え続けるfxシリーズ

今回ご紹介した「fx-1」と「fx-10」から始まったfxシリーズは、現在も日本のみならず世界中で最先端技術の研究や学生たちの学びを支えています。
特に「fx-10」以降、当社の関数電卓は時代に合わせた機能の追求だけでなく、使い勝手の向上にも注力してきました。世界各国の教育関係者や教師など、最前線で使用しているユーザーの声に耳を傾け続けています。初心者にも使えるUIを採用した最新型のグラフ関数電卓「fx-CG100」についての記事も、ぜひご覧ください。

<関連リンク>
開発者が解説!初心者も使える最新グラフ関数電卓「fx-CG100」の新UI

カシオの「オモシロ電卓」物語 Vol.6:音を奏でる電卓たち
カシオ公式note(1月29日掲載)

Select a location