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教育現場に役立つことを少しずつ カシオ教育研究所WEBサイト公開中!

2024年7月9日


カシオ計算機では、日々変わりゆく教育現場への支援を強化するため「カシオ教育研究所」を設立しました。
当社が進める教育事業への思いと、「カシオ教育研究所」とは何か、WEBサイト開設について、EdTech開発部長の上嶋 宏とカシオ教育研究所 所長の伊藤 康弘に話を聞きました。

「カシオ教育研究所」とは?

当社の教育事業において、関数電卓・電子辞書に加えてICT学習アプリ “ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)”を展開し、より教育関係者に関わる活動が増えたことを受け、教育現場の支援を強化するために2023年5月に再設立した組織です。併せて、“教育のカシオ”というイメージの浸透を目指し、海外での活動を含めたGAKUHAN活動をグローバルに発信しています。
この活動は、これからの「学びの現場」を活性化するために、学びに関わる人の間をつなぎ、ツールとサービスを用いて「学び」の支援を進めるものです。
「カシオ教育研究所」の再設立にあたり、社内外へGAKUHAN活動をはじめとする取り組みを発信するためWEBサイトを開設しました。

「学び」の支援を強化したい

上嶋:「カシオ教育研究所」との大きなつながりの中に、当社の教育事業のステイトメントである「Boost Your Curiosity」があります。これは、当社が教育事業で目指すものは何かを表す共通言語として2022年に策定しました。

【Boost Your Curiosity】

「学び」の支援を行い、あなたの学びへの「好奇心」を高めます。
学びの原点は好奇心であり、好奇心によって興味が生まれます。
これらは人生を豊かにする大切な要素であると、私たちは信じています。

我々は商品を作って売るだけではなく、教育を支援していくことを大きなステイトメントとして掲げていて、その活動の一つが「カシオ教育研究所」です。
「Boost Your Curiosity」の思想のもとに、数学・語学の枠を越えた教育活動、教育の研究、産学協同プロジェクト、教材づくりなど、商品の枠を超えた発想・行動を生み出していきたいと考えています。

小話になりますが、「カシオ教育研究所」の海外向けの表現は、「Casio Institute for Educational Development」としています。教育そのものを提供する側ではなく、教育を支援する側として、“未来に向けて新しい教育を作る”という想いも含めてそのような表現にしました。「Boost Your Curiosity」をベースに、未来に対して活発な活動を進めていきたいです。

EdTech開発部長 上嶋 宏

「カシオ教育研究所」の活動とは?

伊藤:国内外で、主に下記の活動をおこなっています。8月には、ICT学習アプリ “ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)”を活用し、「探究的な学び」の効果的な授業方法を確立するために、東京学芸大学の「高校探究プロジェクト」と共創し「高校探究プロジェクト」ワークショップを実施する予定です。(詳細はコチラ
※「国語や数学などの各教科における探究的な学び」及び『「総合的な探究の時間」の教科で行う学習』

<主な活動内容>

  • 学会、学術イベントの協賛、支援
  • 教材開発と提供
  • 教育カリキュラムと連動したツールとサービスの支援
  • 学力向上を実現するパイロットプロジェクト参画
  • 各種のより良い教育と学習環境構築に向けた支援
  • 教員向けのトレーニング

すべての教育関係者の皆様に活用して欲しい

伊藤:「カシオ教育研究所」のWEBサイトは、国内外の教育関係者、教育省から地方の教育委員会、校長、教頭、教師の方々はもちろん、オープンなサイトなので、学生の方々からその親御さままで、ぜひ様々な人に活用して欲しいです。
特に、次の教育を創る思いをもった先生方にアプローチできるような、そういったサイトでありたいと思っています。最終的に学ぶ人である学生の方々が、よりベネフィットを受けられるためにも、教育現場を支える先生方への支援をしていきたいです。

また国内では、海外での当社の関数電卓の認知度やそれを支えるGAKUHAN活動の認知が少ないので、それらの理解促進のためにも、情報発信をしていきたいと思っています。

(左から)上嶋、伊藤

伝えたいことを視覚化するために

伊藤:サイトのコンテンツは、教育関係者向けに作成したコンセプトブック「Hello!Casio education」がベースになっています。このコンセプトブックは、当社の教育事業について伝える社内用のツールだったため、WEBサイト用に各コンテンツへの導線などを整える必要があり、コンセプトブックの内容のつながりをWEBで視覚化していくことが難しくもありました。
また、世界中で実施しているGAKUHAN活動について、分かりやすく最新情報を伝えるために、事例や実績などの整理をおこないました。デザイン部門などの協力を得ながらWEBサイトを閲覧するすべての方が見やすく、効果的に使えるよう随時アップデートを続けています。

本サイトの効果的な歩き方はコチラ!

トップページ(海外版はHomeページ)に7つのエッセンスがあり、それぞれの項目から自由にアクセスできるようになっています。ぜひ、興味のある項目の「もっと見る」をクリックいただき、「カシオ教育研究所」の取り組みについて、理解を深めていただけると嬉しいです。

初めてWEBサイトへお越しになる方は、まずは活動内容をぜひご覧ください。
教育に携わる皆様との関係を「学びの現場」と定義し、学習を支援する教育ツールを紹介する「学ぶ人」、教える人を支援する事例やプロジェクトについて紹介する「学びを教える人」、国や地域ごとに異なる教育ニーズに応え、よりよいツール・サービスを提供する事例を紹介する「学びを開発する人」の3つの軸で活動内容を伝えています。
 

ブランドコンセプトブック抜粋

「カシオ教育研究所」のこれからの活動と今後について

伊藤:今後は、よりアカデミックな領域での活動領域を拡大していきたいと考えていて、大きく下記の4つの活動を推進していく予定です。

①教育のICT化など最新の教育現場の動向や状況の調査・検証
②国内外の学会(海外:数学関連)の積極的支援
③新たな産学共同プロジェクトの開始
④研究論文の発表

上嶋:ほかにも、各国に情報が点在していたGAKUHAN活動を“教育に貢献する”というテーマで一つにまとめて発信していくことも「カシオ教育研究所」の今後の課題だと感じています。営業活動にとどまらず、みんなで世界の教育を作っていきたいという思いで進めているGAKUHAN活動について、WEBサイトを通じて情報発信をおこなうことで、今まで私たちと接点がなかった企業や研究機関などともつながるきっかけができればと考えています。

伊藤:「カシオ教育研究所」のWEBサイトを通じ、教育に関わるすべての方々へのヒントや気づきにつなげ、貢献できるよう、効果的な情報発信を続けていきます。

<関連サイト>
国内向け「カシオ教育研究所」
海外向け「カシオ教育研究所」

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