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2025年3月15日(土)、東京都昭島市のモリパークアウトドアヴィレッジにて、自然体験メディアサイト「WILD MIND GO! GO!」のイベントを開催しました。今回の自然体験は「オイルを搾ってミツロウキャンドルを作ろう」。講師に農園プランナーで発酵クリエイターの宮原 悠さん、アシスタントに野外活動&自然科学ライターの藤原 祥弘さんをお迎えしてワークショップを行い、多数の家族連れのお客様にご参加いただきました。



春がきたか?と思えば、この日は真冬並みの寒さに加えて雨予報もあり、いざとなったら屋根の下に大移動?という心の準備をしながらのワークショップとなりました。



今回の最初のポイントは「ごまから実際に油を搾る」という工程です。ここで用いる「搾油機」はネットで購入できますが、実物を見るのも触るのも初めてのお客様がほとんど。加えて、ミツロウも初耳というお客様も多く、講師の説明に耳を傾けていました。あいにくの寒い曇りのお天気でしたが、新鮮なごま油の香りが心を和ませてくれます。

実際購入すると少し高価な搾油機です

今回はペレット状のミツロウを用いました

スタッフへのレクチャーの様子
今回は4名の若手社員がスタッフとして参加し、準備も早々に整ったのでさっそくスタッフへのレクチャー開始。もう慣れているスタッフの皆さんも「ミツロウキャンドル」は1年ぶりなので改めて手順を復習。


かなり気温が低い曇り空の下でしたが、事前申し込みで2つの時間帯が満席であり、その他の時間帯も若手スタッフの呼び込みが功を奏して無事満席となりました。オープニングではいつもの書籍紹介から入り、つづいて搾油機の使い方のポイントの説明に移ります。


搾油機のシリンダーに7割程度のごまを入れ、ハンドルを回していくと、側面の穴から油がにじみ出して、下の受け皿に溜まる仕組みになっています。この搾油機があれば新鮮なごま油をお料理に使うこともできますが、得られるごま油はほんの少し。搾油率は20%前後という講師の説明を受け、実際にやってみて改めてごま油が貴重なものであることに驚かれるお客様も。毎回の注意点としては、シリンダーの下に取り付けるオイルの受け皿が脱落しやすく、ごまが散乱しやすいこと。講師の巧みな話術で「気をつけなくちゃ!」という意識が皆さんにいきわたります。


ミツロウ(蜜蝋)とはミツバチが巣をつくるための材料として体内で作った天然由来の成分であり、融点は65℃前後です。この日は気温が低めのためミツロウが固まるのが少し早め。抽出したごま油と融かしたミツロウをシリコン・カップの中でスパチュラを用いて素早くかき混ぜますが、程よいところで切り上げないと、表面がきれいになりにくいというポイントもありました。


ミツロウが固まりかけたところで、割りばしにセットしたキャンドルの芯(タコ糸)を差し込み、完全に固まるまでしばし待機。完全に固まったらシリコン・カップから取り出し、ご希望されるお客様は点火コーナーへご案内。できたキャンドルは透明袋にいれてお持ち帰りいただきました。



通常の市販のキャンドルは石油由来のものが一般的ですが、今回のミツロウキャンドルはごまにしてもミツロウにしても、全て生物が生み出した原料(生物多様性による供給サービス)を利用しており、これを意識すると出来上がったキャンドルは「特別感」がありますね。今回も多くのお客様に「やった!レポ」に投稿いただきました。皆さんの感想の一部を以下に抜粋します。
「オイルを搾ってミツロウキャンドルを作ろう」のワークショップに参加。 未就学児の付き添いのつもりでしたが、大人も子供以上に楽しめました! ごまをしぼるのが特に楽しかったです!
4歳の息子が挑戦しました。初めて見る油を絞る機械に興味津々で、 一生懸命くるくる回して、ごま油がじわーっと出てくると、 自分の仕事にとってもご満悦な様子でした。ごま油の香りを嗅いで 「あぁ、良い匂い」、搾りかすのごまも触って「パサパサだね」 と五感を使って楽しんでました。
胡麻からとれる油の少なさにびっくり。素敵なホワイトデープレゼントになりそう! ごまを圧搾♥やってみたかった♥搾りたてのごまの香りを楽しみながらキャンドル作り。 家に帰ってさっそく灯して楽しさを思い出しています。
ごまから油が搾れるなんて……子供達にまざりながら 大人の自分が1番はしゃいでた気がします。 本当に楽しかったです!!

今回スタッフによる集合写真
今回のスタッフは講師陣を含めて15名!前回の「コーヒー焙煎」の記録をあっさりと塗り替えました。1回絞るごとに搾油機の清掃が必要であったり、ミツロウを溶かしたり水を注いだりなど、シンプルながら工程がいろいろでしたが、若手スタッフの方々もすぐに要領をつかんで手際よく動いていただきました。経験者のスタッフは最初に少しお手本を見せましたが、あとは要所で動くだけで十分なサポート体制となり、お客様も大いにご満足いただけたようです。 このイベントへのスタッフ参加が「我々のパーパスを具現化する現場体験」ということになれば、新たな意義が追加されるかもしれません。
<番外編>
お昼休みの一コマです。みんなで通路の階段部分に座り、談笑しながらそれぞれ持参したお昼ごはんをいただきました。


サステナビリティ
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