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カシオ計算機は、電子キーボード “Casiotone(カシオトーン)”の新製品として、コンパクトサイズでありながら、76鍵盤の音域によってさまざまな曲の演奏が楽しめるミニマルデザインの『CT-S1-76』を6月27日に発売します。
現行機種「CT-S1」の商品企画を担当した商品戦略部の佐藤さん、今回の新製品『CT-S1-76』の商品企画を担当した商品戦略部の渡辺さんにお話を聞きました。

左から 佐藤さん、渡辺さん
<プロフィール>
佐藤 洋(さとう ひろし)
2009年入社。商品戦略部を経て、現在はCasiotone商品企画を担当。
渡辺 博(わたなべ ひろし)
1988年入社。入社から現在まで主に電子キーボードの商品企画を担当。
現行機種「CT-S1」の開発経緯について教えてください。
佐藤:「 CT-S1」は原点回帰をテーマの一つにしています。その原点とは、1980年に発売されたカシオの楽器初号機「カシオトーン201」にあります。当時のプレスリリースには、「美しい音色の追求」「さまざまな楽器音が楽しめる」「無限に広がる美しい音色の世界」といった表現が記されています。この「さまざまな音色を楽しめる」というCasiotoneの原点に、最新技術を融合させ、新しいCasiotoneのスタンダードを創り出すことに挑戦しました。従来のキーボードはギフトや教育的な用途が中心でしたが、本来、コンパクトで気軽に楽しめるキーボードは、教育だけでなく個人の楽しみとしてももっと広めていけると考え、鍵盤楽器を弾きたいと思うすべての方が自然と選びたくなるようなキーボードを目指しました。
「CT-S1」と新製品の『CT-S1-76』のデザインのポイントを教えてください。
佐藤さん:自分の部屋に置きたいと思って頂けることを第一に考えました。場所を取らないコンパクトさに加え、ファブリック素材を採用し生活空間に調和するデザインを目指しました。ボタンの数を最小限に抑えたシンプルな構成ですが、フェルトのカラーや各パーツの形状、Casiotoneロゴの彫刻の堀の深さ、LEDの発色、ノブの重みなど、心地よく使っていただくためにデザイン、UIの細部に至るまでこだわりぬかれていて、まさにクラシックなデザインと言える仕上がりとなったと思います。


両機種における音のこだわりは?
渡辺:鍵盤楽器はピアノだけではなく、エレクトリックピアノ、オルガン、シンセサイザーなど音楽の歴史を彩ってきた名機がたくさんあります。「CT-S1」と『CT-S1-76』では、40年以上、鍵盤楽器を開発し続けているカシオの音源技術によって、リアルな音色を蘇らせています。ロックやポップス、R&B等の数々の名曲で使われてきた「あの音」にも巡り合えるかもしれません。
原点回帰のきっかけにもなった「カシオトーン201」の音も入っています。CZ、VZ、VL-1といったカシオの歴代の名機の音色もCASIO CLASSIC TONESとしてお楽しみいただけます。


CT-S1-76WE

CT-S1-76BK
今回の新製品『CT-S1-76』の開発にあたっては、どのような点にこだわりましたか?
渡辺:今回の『CT-S1-76』は、鍵盤数を61から76に増やしたことで音域が広がり、より多くの曲の演奏が楽しめる電子キーボードです。
お客さまからも、61鍵盤だと弾きたい曲が鍵盤数が足りずに弾けないなどの声がありましたが、今回76鍵盤になったことで、クラシックの名曲などより多くの曲を弾けるようになりました。
今まで他社製品を含めて76鍵盤のキーボードは、ボタンの数が多くケースサイズも大きいものが主流でした。今回、シンプルでコンパクトなデザインが好評の「CT-S1」を76鍵盤にすることで、デザイン性の高さも合わさり、より多くの方に選んでいただけると思います。
また、今回の機種は音響が強化され、よりパワフルなサウンドを実現しています。質量も76鍵盤の電子キーボードでは軽量な5.3kgと、持ち運びも可能です。Bluetooth®※1接続またはUSBケーブル※2で接続することで、専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」上で音色変更などを簡単に設定することもできます。
ぜひ多くの方に本モデルを通して音楽のある生活を楽しんでいただきたいです。
※1 デバイスとのBluetooth®接続にはワイヤレスMIDI & AUDIOアダプター「WU-BT10」(別販売)が必要です。
※2 デバイスとのUSBケーブル接続には、市販のデータ通信に対応したケーブルが必要です。


<ニュースリリース>
コンパクトサイズと迫力ある音を両立した76鍵盤の電子キーボード
<製品サイト>
CT-S1-76
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