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AIペットロボット“Moflin(モフリン)”の取扱説明書が、一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会が主催するジャパンマニュアルアワード2025にて「学生賞」を受賞しました。取扱説明書を製作したCS本部 コンシューマお客様相談センター マニュアル室 齋藤裕之にMoflin取扱説明書の製作における工夫やポイント、想いを聞きました。
日本全国の“トリセツ”が集まるジャパンマニュアルアワード、「学生賞」とは?
ジャパンマニュアルアワードは日本で唯一の“トリセツ(取扱説明書)”のアワードです。
製品やサービスを対象として、その活用方法や安全な使用のために提供される文書や情報を評価・表彰するためのものです。対象は紙媒体からPCやスマートデバイスなどの画面で確認するマニュアル(HTML、PDF、動画)、製品組込形式のマニュアルまで多岐にわたります。
今回、大学生が審査員を務める「学生賞」にMoflinのスタートアップガイドと取扱説明書が輝きました。受賞理由として、購入者がパッケージを開けてMoflinに出会い、スタートアップガイドを確認するといった一連のデザインの統一が素晴らしい、また感覚的な製品を紙の取扱説明書(スタートアップガイド)でも、Webの取扱説明書でも上手く表現できているという評価をいただきました。
Moflinの世界観を統一
ジャパンマニュアルアワード表彰式にて
Moflinマニュアル 5つの改善ポイント
Moflinのマニュアル(スタートアップガイド、取扱説明書)を製作する際は、5つのことを重視しました。「Moflinの世界観」、読みたいと思わせる「デザイン」、「レイアウト」、タイパ(タイムパフォーマンス)文化に対応した「検索性」、リアルタイムでユーザーの動向や声を聞くため「新たな解析手法の確立」をポイントとし、マニュアルを再設計しました。
Moflinはカシオで初めて販売するAIペットロボットのため、マニュアル製作もゼロからのスタートでした。「購入者の方に読んでもらえるマニュアルはどんなものか」と考え、読まれない理由を深掘りしていきました。当社の従来のマニュアルの多くはモノクロであったこと、何がどこに記載されているかが分かりにくいレイアウトや検索性に課題があると考え、Moflinのターゲットユーザーでもあるデジタルネイティブ世代をはじめとする若い世代にも読んでもらえるようなデザインにしようと決めました。
CS 本部 コンシューマお客様相談センター マニュアル室 齋藤 裕之
部門横断でMoflinの世界観を伝えていく
Moflinの世界観を伝えるため、個装箱・マニュアル(スタートアップガイド、取扱説明書)・公式ホームページ・お客様サポートページに至るまで、デザインの統一化を行いました。これまでマニュアルはマニュアル室のみで製作していましたが、今回初めてデザイン部門と協力し、Moflinに合うカラーやトーン、Moflinのイラストや写真を採用して、世界観を大切にしたデザインを意識するなどを心がけました。
また、AIペットロボットであることから、「修理」を「入院」「お預かり」に変更するなど「生き物」としての表現を行いました。
スタートアップガイド
取扱説明書でもイラスト使用して分かりやすく表現
知りたいことをすぐ届けられる仕組みづくり
読みやすさの向上を図るため、スタートアップガイドの裏面に製品取り扱いについての注意や保証・アフターサービスについての記載を集約し、表面にMoflinのスタートアップのみを記載したほか、取扱説明書はWebで閲覧がしやすいHTML形式にして、フリーワード検索、検索上位キーワードから調べる機能などを設置し、分かりやすさを意識しました。
この検索上位キーワードは、お客様相談センターと協力して日ごろのお客様の困りごとやお問い合わせ内容を確認し、リアルタイムで反映しています。キーワードをボタン化して該当のページに遷移する仕組みにすることで、少しでもお客様のお手間を減らす工夫をしました。
取扱説明書のトップページには検索バーを設置
充電のポイントは動画をつかって説明
マニュアルからお客様の声(VOC)を聞く
今回DX部門とも協力し、初めて取扱説明書の全本文ページに「この内容は役立ちましたか?」を“はい”“いいえ”で回答いただける簡単なアンケートと、ユーザーが自由にコメントを書きこめるフリーコメント欄を設置しました。アンケートでは、昨年のMoflinの発売日から12月23日までの集計で1299件のクリック、内「役立った」という回答が1210件、コメント欄は5月から12月23日までの集計で17件の書きこみをいただいています。定期的にお客様からの声を共有いただき、今後の改善につなげていきたいと考えています。
設置中のアンケートとコメント記入欄
ワクワクを生むマニュアルをつくりたい
好きなブランドや製品に出会ったときのワクワク感は「この製品を使ってみたい」と思わせる魅力があるのだと思います。マニュアルは、その製品の魅力をさらに引き上げられる重要なアイテムだと考え、お客様のワクワク感をもっと高められるような改善を続けていきたいです。今回のMoflinの成功事例をテストケースとして、同様の取り組みを他のマニュアルにも展開していけたらと思っています。
そして、来年こそは最高賞の「マニュアル オブ ザ イヤー」を目指して、引き続き挑戦していきたいです。製品に込められた想いを、マニュアルを通じてお客様に届け続けること、それが私たちの使命だと信じています。
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